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腎臓病の食事はステージに合わせて

腎臓病になった場合の食事について
腎臓内科教授 東先生の記事を参考にしています

腎臓病のご飯てどんなだろ…
私は学生の頃にこの本を読んで衝撃を受けました
聖の青春 (講談社文庫) https://amzn.asia/d/i5dMfAL

映画にもなりましたし
私の大好きな漫画 3月のライオン 
に出てくる
二階堂君のモデルにもなった棋士さんです

ネフローゼ(重い腎臓病)になりながらも
将棋を最後まで指してた方のお話し

この方は透析治療が将棋の試合などでできないため
かなりきつい食事制限をしていたそうです

味のない絵の具のようなおかず
大好きな肉も食べれない…こんな感じで書かれてた気がします


腎臓病の食事はステージの進行をなるべく遅らせるために
減塩、適正なエネルギー量、バランスを心かける事が大切です
腎臓病のステージが上がったら、検査結果に応じて
塩分だけでなく、タンパク質、カリウム、リンの制限が必要になる事もあります


タンパク質

タンパク質は燃焼する過程で老廃物が発生しますが
腎機能が衰えると
この老廃物が溜まってしまいます

なのでステージが上がるとタンパク質を制限する事になるのですが
高齢者の場合は食が細く
そもそもタンパク質が足りていない人も多いので注意が必要です
筋力が衰えないように最低限のタンパク質は取りましょう

カリウム

慢性腎臓病が進むとカリウムをきちんと排出できなくなります
取り過ぎは高カリウム血症になり
命に関わることもあります

カリウムはどんな食品にも入っているので
まずはカリウムの多い食品を控えましょう

生野菜、ドライフルーツ、果物、イモ類など
管理栄養士さんにきちんときいてくださいね

リン

カリウムと同じくうまく排出できなくなり
血液中にたまると心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります
リンも色んな食品に入ってますが
特に意識してほしいのが加工食品の添加物で使われるリン

加工食品のリンは吸収率が高く塩分も高いものが多いので
意識して減らしましょう
ハム、ソーセージ、カップラーメン、ジュース、スナック菓子など

適量であればリンが過剰になることはないです
そしてリンは減らしても色んな食品に入っているので
不足もしません


腎臓病のステージが上がると制限されること
もある
タンパク質、カリウム、リンですが
身体にとっては必要な栄養素でもあります

自己判断で制限をするのはやめましょう

自分はいいと思っててやってた事が
実際は治療のあしを引っ張っていた…
という人を結構見てきてます💧

減塩だからと言って食事を減らし
栄養不足になっている人も過去にいました

大変な事にならないように
きちんと専門の方に相談しましょう

たとえば
特定保健指導は病気になる前に栄養指導ができます
一人でうまく行かない方は
こういったものを利用してください

アプリ管理よりきちんと連絡が来るので
(無視できないので)
続かない人は特に有効だと思います


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