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MLK Day 歴史からとるべき行動を学ぶ(His story, Her Story=History

今週末アメリカは三連休。月曜日はマーティン・ルーサー・キングジュニア(キング牧師:MLK)の記念日で学校はお休みです。この日はキング牧師のお誕生日です。

キング牧師については公民権運動で人種差別撤廃を推進していた人で、「I have a dream」というスピーチはあまりに有名ですね。そのスピーチは1963年のワシントンでの行進の時に行われたもので、今年はその60周年にあたります。

日本語で簡単にMLKに関する情報が知りたければこのページによくまとめられているのでリンクを張らせていただきます。
https://mikissh.com/diary/martin-luther-king-jr-day/

すべての人は人種にかかわらず平等というその思想はクエーカー教育にもマッチするところであるので、毎年学校でちょっとした集まりがあります。今日も朝MLKミニコンサートがあったので行ってきました。

有志の子供たちによる合唱や、子供が作ったMLKに関するビデオ上映など、かわいいプログラム上映していました。出ている子供たちはアフリカ系アメリカ人の子がやはり多いのですが、インド系、アジア系、また白人もまじり、様々な子供が出ていました。わが子はといえば、一観客として、出ているクラスメートに拍手や声援を送っていました。

子供たちが歌ってたのはこの曲です。

「昔は黒人の子は白人の子と一緒の学校に行けなかったんだよ」とか「バスは後ろの方に分かれて座らされたんだよ」とか、いろいろな人種の子がいるクラスの中で学ぶことはインパクトがあります。いまは同じ学校に通うことはできるけど、いろいろなところでまだ人種差別は残っている。その問題に子供たちが将来どう対応するか、自分で考える力を養うには、歴史を通じて学ぶことはとても有効だと思います。もちろん、クエーカー教育で重要なクラスルームでの話し合いも、ほかの人の視点から学ぶという点でとても役立ちそうですよね。

考えてみたら、私が子供のころ学校で歴史を学んだときは、時系列でいろいろな歴史的な事件を暗記することが主な勉強方法でした。個人的には、昔の人のストーリーを聞くのはとても興味深くて、世界史や日本史は好きな授業でしたが、歴史から学んで、それを将来の自分の自己決定に生かしていくという視点はかけていたように思います。つくづく凡人です。

でも歴史を学ぶというのは、過去に起こしてきた間違いを繰り返さないというのがポイントです。日本はいろいろと歴史がある国ですが、歴史から学んで過去の過ちは繰り返さないことが重要だと思いました。

"Those who cannot learn from history are doomed to repeat it."
George Santayana

今の子供の世代が大人になった時に、少しでも誇れるような未来を残したい。そのために私たち大人にもやれることがあるように思います。

月曜日は休日なので、学校ではMLKに関するイベントやボランティアの情報が配布され、家族はなにかしらのイベントに参加することが奨励されています。我が家もごみ拾いボランティアに参加予定です。


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