見出し画像

パグの推し本②『自分のせいだと思わない』

こんにちは、いぬのパグです!
前回から期間を空けずに、書くことができて嬉しいです。


はじめに

今日も今日とて「推し本」の紹介。
※マイクロコピーの続きは一旦お休み!

タイトルからして「自己啓発本か・・・」と身構えた方、大丈夫ですよ。

身構える

さらっとさらっと!さらっとだから!!!

自己啓発本も「占い」みたいなもので、
「いいな〜」と思ったものだけ取り入れて、
あとは「なるほど、こういう考えの人もいるんだな。多様性、多様性。」程よく付き合えばいいので、コンテンツとしては面白いと思います。

私も「ああしろ!こうしろ!」「この通りにしたら上手くいく!」みたいなのはどうにも苦手なので。いろんな考えに触れることはもちろん疲れもしますが、その分視野がパァっと開けるみたいで楽しいですよね。

とはいえ、どうして今回こちらの本を紹介しようと思ったのか。


なめくじになった話

お恥ずかしいのですが、
「梅雨入り」したくらいから少しメンタルがぐったりしていて、塩をかけられてじわじわと小さくなっていく「なめくじ」のような状態でした。自
分の心のキャパシティを見誤っていたのか、日々の天気も相まって少しメンタルお疲れモードに突入していましたね。気づいたら塩に塗れ、自分から抜けていった水分の上で、ただうじうじしていました。

うじうじ例1)ヨガをしていても煩悩だらけ

煩悩だらけの私

うじうじ例2)推しの誕生日をお祝いしようと意気込んだものの「この行為を推しが望むのか・・・」と我に返り、ケーキも買わず・食べず1日を終える

少し脱線しますが、
日々生きているとなぜか気持ちが急いて、ふと気づくと「受け取りやすいコンテンツばかり体験している」ということはないですか?
ぽけ〜っとアニメを流し観したり、内容が入ってこないInstagramのストーリーをスライドするに徹したり。

メンタルなめくじの時に簡単消費型コンテンツ(私が勝手に名付けた)を体験しても、さして回復しないということが分かりました。というより、もっとうじうじしてしまう。(個人差が存分にございます。)

「メンタル弱ってきてるかも?」と思った時こそ
コンテンツをいろいろと能動的に体験しなきゃ!!!

そこで
映画館に足を運んでモヤモヤ考える系の映画を観たり
いつもは買わない食材を揃えて手の込んだ料理を作ってみたりと、
簡単消費型コンテンツとは逆の体験をしてみました。

映画
料理

またその一つとして、
じっくりと本を読んでみようと思いました。
本棚の、半年ほど前に(メンタルなめくじになった時に)買って、積読していたこの本と目が合い、手に取りました。


推し本の概要

著者紹介
小池一夫 こいけ・かずお @koikekazuo
1936年、秋田県生まれ。漫画原作者、作家、脚本家、作詞家。代表的な漫画原作作品に『子連れ狼』『御用牙』などがある。1977年より後進育成のため「小池一夫劇画村塾」を開設。同塾門下生には高橋留美子、原哲夫、板垣恵介、さくまあきら、堀井雄二らがいる。2010年3月からTwitter(@koikekazuo)を始める。2019年8月、フォロワー数は90万人を超える。著書に『ふりまわされない。』『だめなら逃げてみる』(以上、ポプラ社)、『人生の結論』(朝日新書)などがある。2019年4月17日に逝去、享年82。

『自分のせいだと思わない。:小池一夫の人間関係に執着しない233の言葉』小池一夫

小池一夫さんという方は存じていなかったので著者で選んだというわけではなく、また執心して買ったというわけでもないのですが、
メンタルが落ち込んでいる時って、結構な確率で視野狭窄になっていることが多いですよね。

だから単純に「誰かの視野の広い言葉に触れてみたいな〜」と思い、「まあ、体験!体験!」という気軽さで購入した記憶があります。

※補足をしておくと、私は「自責精神」が強めなことは自他共に認めているので、その真逆である『自分のせいだと思わない。』というタイトルが、なんだか引っ掛かり、「どんなもんじゃい」と少しの反発心もあったかもしれません。

読み進めていくと、普段の生活の考え方・立ち回りだけでなく、仕事において、ひいてはWebディレクターとしての考え方・立ち回り・メンタルの部分で「参考になるな」と思うところが多くありました。

私はまだまだ未熟なところばかりで成長中です。その途中で、すっかりしょぼしょぼになってしまい、立ち直れないようでは意味がありません。もちろん時には疲れ、落ち込み、反省しますが、しっかり立ち直って「やったるぞ!」と回復することで筋肉はついていきます。

筋肉ー!

そういえば
上司がよく声をかけてくださる言葉として

「負荷をかけて、休んで。」の繰り返しで、筋肉(知識・経験)は自分のものになる。

というものがあります。
この言葉にはいつも救われてばかりです。ちゃんと「休む」ことも必要なんだ、って思えるから。

ですが、その「休んで」の時って、ついつい(無意識下でも)頑張ろうとしてしまうことって多くないですか?
なぜか「休む」=「悪」と思い込んでしまうの、すごく分かります。

だからこそそんな時に、ふと誰かが掛けてくれる(・もしくは敷いて準備してくれている)柔らかいお布団みたいに、このnoteで書いたことが共有できたらいいなと思いました。しっかり休むときは休もう!メリハリ大事!

お気に入りの7つの言葉を紹介します!


覚えておきたい言葉


言葉の紹介


私の感想
という流れで紹介していきます!


(1)無理をしていい時
僕は、「無理をしていいのは夢中になっている時だけ」と決めています。そして、時間を忘れるほど夢中になって気がついたら時間が経っていたという時、その人は、その間、年をとらないという話を聞いて、なるほどなあと思ったことがあります。夢中になっている時は、生き生きしていて、年をとるどころか若返る気がします。今日も、何か夢中になれるといいな。

小池一夫

(1)パグ評
「緩やかな無理」を積み重ねることで、メンタルやフィジカルはじわじわと侵食されて、気づいたら座り込んでしまっていて「え、ちょっと立ち上がるのしんどくない?」となることが私はよくあります。なめくじ状態ですね。

だから、進み続けることを苦に感じないように、楽に構えていられたらいいなあと思います。そして「無理をしない」と決めるより「〇〇では無理していい」ということを決めることのほうが、行動しやすいし思考しやすい。ダイエット中のチートデイみたいなものですね。


(2)人は不完全同士
自分の言動でさえ、自分自身がコントロールできなくてもどかしい。あんなこと言わなければよかった、こんなことしなければよかった。そして、それは他人も同じ。そりゃあ、そんな不完全同士なんだから、色々あって当たり前。他人に完全を求めないこと、自分自身が不完全なのだから。

小池一夫

(2)パグ評
付き合いが長くなるほど、やりとりが多くなるほど、他人のことをコントロール出来る気になる時がふとありますね。自分の不完全さを棚に上げず「一緒に成長する」という気持ちを忘れないこと、大事!


(3)頼りすぎない 頑張りすぎない
「人に頼む度合い」って、すごく難しい。なんでも人に頼もうとするのは己の弱さだし、なんでも自分でやろうとするのも、一見強い人に見えるけれど、人を信頼できない己の弱さ。ちょうど良い「人への頼み方」がわかると、人生がグッと楽になります。

小池一夫

(3)パグ評
ちょうど良い「人への頼み方」って何だよ…と思いつつも、その「ちょうど良いバランスを見つけていくこと」を蔑ろにしてはいけないということ。「人に頼る」のも「自分で何でもする」のも、どちらかに偏りすぎるとあまりに楽なので。いっときの「楽」に甘んじてはダメだなあ、と思い知らされますね。


(4)引き受けたことに愚痴を言わない
はっきり言えば面倒くさい、人の頼みごとや仕事の愚痴をいつ言うのか?引き受ける前、その最中、終わったあと?これは100%引き受ける前です。「嫌なものは嫌だ」と断れる可能性だってある。一旦引き受けてどうせやらなくてはいけないのであれば、笑顔でやる。終わったあとは、人に親切にできた満足感。

小池一夫

(4)パグ評
引き受けて、やってみてから「何だこれ、想像していた何倍も複雑で面倒じゃん!」ということがないこともないです。
でも「引き受けたという責任」と「任せてもらえた喜び」で意気込み、やり切る。大事なのはその時、「自分で全部やり切ろう」と躍起になりすぎないこと。(3)同様「困ったら誰かに頼って一緒に考えればいい」ということも忘れないようにしたいです。


(5)アドバイスを見分ける
誰かからのアドバイスが、「こういう選択肢もあるよ」という、行き詰まった思考を広げてくれるものだったら、聞く価値がある。「ああしろ、こうしろ」と言う思考を限定するものだったら、「都合のいい人間」になってほしいだけだから、聞く価値はない。アドバイスが見分けないとね。

小池一夫

(5)パグ評
自分が誰かにアドバイスする時も気をつけたいことですね。(2)の「他人はコントロールできない」ということにも繋がる気がします。


(6)楽天的に攻めよう
うまくいったら「自信」、うまくいかなかったら「経験」。そのくらい楽天的に攻めていけばいい。

小池一夫

(6)パグ評
「攻め時」は見極めてしっかりと攻めなきゃですね。


(7)質問を洗練させる
相手の答えがほしい時は、相手が答えやすいような質問に洗練させる必要がある。自分が思いついたままのむき出しの質問には、相手は答えにくい。これができていない人はけっこう多い。返事がほしいのなら、まずは自分の質問を見直すのだ。

小池一夫

(7)パグ評
上司から少し前に

漠然とした答えを求めると、答える方も思考をしなければならないので、「選択肢を絞って提示」してあげると相手が答えやすい。

ということを教えていただいたのですが、洗練・見直すという一つが「選択肢を絞って提示」なのだなと納得しました。もっともっといろんな洗練・見直すの「型」を見つけていきたいです。


整理しながら思ったのですが、
上司に日々かけていただく言葉に、根本的な考え方が通ずる部分がたくさんあり、それがまた深く腑に落ちた感じがしました。

惹かれる・納得感が高いものは、やはり共通しているんですかね。
こういった言葉を頭の片隅に置き、また忘れて、その度にふと思い出して、いつしか自然と自分の行動・考えになっていったらいいですね。


さいごに

今回はここまでです!
さらっと、と言いつつ長くなってしまいました。反省。

それではまたお会いしましょう〜!

P.S.
なめくじは一度水分を失っても生き返るらしいです。きゅうりみたい。


おすすめの記事はこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?