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【制限の中で最大限の配慮を】

先日ディナーのお客様のお一人が、ご病気の為に糖分、炭水化物制限のあるお客様でした。ご予約時におっしゃいました。

『勿体ないので、私はパンもパスタもデザートもコースから外して下さい、代わりの料理もご面倒かけるのでいりませんので宜しくお願い致します。』

との事。

せっかくご来店戴くのだから、楽しんでもらいたくて、出来る範囲の特別メニューをご準備させて戴きました。

パスタは、アスパラガスと湯葉をタリオリーニ状にしてトマトパスタとして。

デザートは、カマンベールチーズをアーモンドスライスで衣にしてフライにしてクルミと盛り付け。

ジャガイモ料理も蓮根フリットに。

食べれないつもりでいたお客様、
予想しない安全なお料理が出てきて、感動して泣かれておりました。

『ここまで配慮して戴いたレストランはありません、本当に本当にありがとうございます♪幸せ過ぎます。』

有り難いお言葉でした。
少しでも喜んで戴きたい一心でさせて戴いた特別メニュー。

手間や労力は2倍、でも全然平気です。

お客様の喜びが何倍にもなるのであれば。

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