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2022年1月10日(月) スポーツは何を伝えてくれるのか?

2022年1月10日(月)
スポーツは何を伝えてくれるのか?
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昨日はラグビー大学選手権・決勝の帝京大学vs明治大学で国立競技場を訪れ帝京大学・キャプテンの細木選手の涙に感動し、夜は後楽園ホールのキックボクシング・日下滉大選手の応援に行ってきました。
日下選手の結果自体は敗戦でしたが、それは結果でしかない。人の心が動かされるのはやはり人の頑張りを目の前でみることです。そして尚更その選手のストーリーを知っているとより感情が移入する。そんな中で、日下選手の試合は本当に言葉では表せられないような感情の中で応援をさせて頂きました。


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★ キックボクシングを観戦して
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結論、日下選手の試合を観て、スポーツは何を学ばせてくれるのか。それは命そのものなんだと。
キックボクシングを会場で見るのは初めてでした。オープニング直後の試合から最後まで観戦しましたが、リング上は拳や足を使って、敵対する相手を倒せる。一般の人は違法ですが、それが許される。だからこそ肉体・精神を極限まで鍛え上げないと、自分自身の命に関わってくる。またリングでの戦いの中で、当たりどころが悪ければ、命の危険さえあります。1ラウンド3分と言葉にするのは簡単ですが、その3分にどれだけの覚悟と、気持ちを持って、死ぬかもしれないという恐怖を超えて戦っているのか。それは一般の人が軽々しく語れるものでも無く、そのリングの上にいるものしかわからない。だからこそ、観戦している側からすれば、結果でなく、そこに何があるのか、何を学んで自分の人生に活かせるのか、リング上のその命の覚悟のお返しとして学ばなくてはいけないんだと思います。
例えば自分が家で仕事をしていても死の覚悟とは隣り合わせではない。そこなんだと思います。隣り合わせではないからこそ、意識の中にないからこそ、普段から意識する場がないからこそ、それをより強く意識しながら生きていかなきゃいけないんだと。
昨日の日下選手を始め、リングに立ってファイトする人は日常からそれがあります。自分自身の命を守る為に、命を削りながらトレーニングをする。もちろんこれはキックボクシングだけでなく、スポーツは次のプレーで命がなくなるかもしれない。そんな世界なんだと深く勉強させてもらいました。野球では強烈な打球が頭に当たるかもしれない、サッカーでは残念ながらピッチの上で命を落としてしまう選手もいる。それは結局、人間の身体の限界を超えた負荷をかけ、日々、心身共に削っているからであるとも思っています。
だからこそ、特別なものであり、その先には感動があり、心が動かされる。
ありきたりな言葉になってしまうますが、こんなことを学ばせてくれた日下選手には本当に感謝しております。ありがとうございました。
ちなみに私自身が日下選手に出会ったのは日下選手が働いている飲食店です。日下選手の出会いが、応援になり、キックボクシングを観に行くという行動に繋がりました。そして行くことができて本当に良かった。


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★ スポーツという手段を通じて
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昨日観戦したラグビーの話にもなりますが、ラグビーの言葉でONE FOR ALL, ALL FOR ONE. という言葉があります。1人はみんなの為に、みんなは1人のためにという意味ですが、これはラグビーだけでなく、地球上に住む人類全てに通じる言葉なのではと思っています。
何度も言いますが、スポーツを通じて人は学ぶことができるということです。もちろん勝った負けたという部分だけで好きなチームや選手を応援することは良いことです。しかし、スポーツだからと線引きをするのではなく、それ以上にスポーツを通じて学んだことを自分の中でどう活かせるのか?という部分であり、それをスポーツは学ばせてくれる手段だと思っています。そしてそれをきちんと実行できるのか。

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