見出し画像

おすすめできないトラウマ映画10本

どうも。映画好きのデザイナー坪田です。

『ミッドサマー』がヤバい?
そんなものより『地下水道』を観ろ??
いやいや……もっとヤバい映画があります

今回はみんな大好きな映画のコンテンツです。トラウマレベルの映画10選の第一弾です。他にもトラウマ確定の映画DVDを何本か購入しているので、すぐに第二弾をすることになりそうです。

01、ムカデ人間2

監督:トム・シックス
主演:ローレンス・R・ハーヴィー

あらすじ:
知的障害を持つ小柄な青年マーティンは、ロンドンの地下駐車場で夜間警備員として働きながら、母親とペットであるムカデ1匹と暮らしていた。マーティンは映画『ムカデ人間』のDVDを繰り返し鑑賞している内に自分もムカデ人間を作ってみたいという欲望にかき立てられる。その結果、マーティンは夜の地下駐車場を訪れた人々を拳銃やバールで気絶させ、拉致して倉庫に監禁。更に映画の出演者の1人で、劇中でムカデ人間の真ん中を担当していた女優のアシュリン・イェニーをタランティーノの映画のオーディションと偽り倉庫へ連れ込もうとする。

つぼコメント:
ムカデ人間は1〜3までありますが、2が最大のトラウマ映画です。1と3では医者が人と人をつなげてムカデ人間を作るのですが、2では素人が麻酔もなくそれをしようとするので見てて痛さとツラさが来ます。観る観ないの選択ができるなら観ないほうが良いです。この映画を観られたら99.9%の映画は観られます。

02、冷たい熱帯魚

監督:園子温
主演:吹越満

あらすじ:
死別した前妻の娘と現在の妻。その折り合いの悪い二人に挟まれながらも、主人公の社本信行は小さな熱帯魚店を営んでいた。波風の立たないよう静かに暮らす小市民的気質の社本。だが、家族の確執に向き合わない彼の態度は、ついに娘の万引きという非行を招く。スーパーでの万引き発覚で窮地に陥る社本だったが、そんな彼を救ったのはスーパー店長と懇意にしていた村田だった。村田の懇願により店長は万引きを許す。さらに大型熱帯魚店を経営する村田は、娘をバイトとして雇い入れる。その親切さと人の良さそうな男に誘われて、社本と村田夫婦との交流が始まる。

つぼコメント:
日本のトラウマメーカーこと園子温監督の映画です。あらすじだけ読んでると何がヤバいのかは分からないですが、埼玉愛犬家連続殺人事件をベースにしている物語で、人をバラバラにするシーンがモロに出てきます。グロ耐性の無い方はトラウマ必死。グロ耐性があっても正直ツラい……。「猛毒エンターテイメント」と呼ばれるのも納得の日本で最大のトラウマ映画です。でんでんの演技も素晴らしく、だからこそ凄くしんどい。これは観ない方が良い。

03、愛なき森で叫べ

監督:園子温
主演:椎名桔平

あらすじ:
上京してきたばかりのシンは、知り合った仲間たちと自主映画を作ることになり、メンバーの妙子を通して、友人の美津子を狙う詐欺師・村田丈の存在を知る。村田は見た目は明るく魅力的だが、巧みな話術と大胆な行動で他者の心を操る冷酷な人物。映画は村田をモデルに彼の罪を暴こうとするが、シン達は逆に村田のペースに乗せられ、予想もつかない惨劇が始まってしまう。

つぼコメント:
再び園子温監督です。なんなのこの人。こちらは北九州監禁殺人事件が元になっている映画で、『冷たい熱帯魚』と同じくバラバラシーンが登場します。更には実際の事件にもあった、お互いに拷問をさせられる洗脳シーンはメンタルもやられるのでもう2度と観たくないです。正直観ないでほしい。

04、デビルズ・ダブル

監督:リー・タマホリ
主演:ドミニク・クーパー

あらすじ:
「生まれてきた時に殺せば良かった」。イラクの独裁者サダム・フセインにそう言わしめた、彼の長男ウダイ。不幸にも彼とウリ二つの顔を持つラティフは、突然ウダイの屋敷に連れてこられ、彼の影武者になるよう強要される。拒めば家族の命が危ない。仕方なく従い、整形し、癖を覚え、ウダイになりきろうとするラティフだが、ウダイと行動を共にする中で、彼の狂気に満ちた日常を目の当たりにする。

つぼコメント:
実際に影武者であったと主張するラティフ・ヤヒアによる自伝本を原作とする映画で、一応「実話」とされています。ウダイ・フセインの自分の欲に忠実で傍若無人、人を人とも思わない行動の数々は映画と分かっていてもツラい。冷たい熱帯魚のようなグロシーンはありませんが目を背けたくなる内容です。

05、パーフェクト・トラップ

監督:マーカス・ダンスタン
主演:ジョシュ・スチュワート

あらすじ
友人の誘いで、合言葉を知る者しか入ることのできないダンスパーティーに参加したエレナ。しかしそこは殺人トラップが仕掛けられた恐怖の館だった。エレナは切り刻まれて惨殺される人々の間を逃げ惑い、箱の中に閉じ込められてしまう。エレナが犯人「コレクター」に捕まったことを知った彼女の父は娘を助けるために捜査チームを組織する。唯一「コレクター」の手から生き延びたアーキンも参加し、罠の館に向かうが。

つぼコメント
カルト的人気を誇る『ワナオトコ』の続編です。現在『ワナオトコ』はプレミアがついてしまっており、なかなか観られないので今回こちらを。『ソウ』シリーズ(4〜7)の脚本家ということで冒頭からスプラッターシーンが満載です。慣れていない人は早々に観るのをやめてしまうほどのヤバさです。ジョシュ・スチュアート演じるアーキンの冷静さがカッコいいです。

06、ドクターズ・ハイ

監督:マーク・ショーラーマン
主演:マイロ・ヴィンティミリア

あらすじ
ハーバード大学医学部を首席で卒業したテディ医師は、全米で最も権威のある病理学の研修医プログラムに参加する。そこで、ある研修医のグループはテディを自分たちのグループに招き入れ、時間外に死体安置所で誰が完璧な殺人を犯すことができるかという秘密のゲームに興じるようになっていく。やがてグループのリーダーであるジェイクは、テディが自分の恋人であるジュリエットと浮気をしていることに気づく。

つぼコメント
医学生や病院のホラーはいくつもありますが、特にこれがヤバいと思います。ストーリーとしてのヤバさはありますが、なんと言ってもエンディング前の画がすごい。一度観ると忘れられないシーンがあり、そのグロさにトラウマになる人もいるのでは……?と感じました。

07、ソウ(3〜)

監督:ダーレン・リン・バウズマン
主演:ショウニー・スミス

あらすじ
廃校で男の惨殺死体が発見された。これまでのジグソウの犠牲者とは異なる点に着目し、困惑する女刑事ケリー。その夜、彼女は何者かに拉致される。

つぼコメント
大人気シリーズ『ソウ』の第三弾以降です。1〜2は観られる人も多いのですが、3からはスプラッター要素が強く、残虐性が格段にアップしています。特にこの『ソウ3』が一番ツラいと答える方も多いようです。観るのはツラいですが、それぞれの映画の最後には誰も想像できない展開がある上に、シリーズを最後(7作目『ソウ ザ・ファイナル』)まで観終わった時にシリーズ全体のどんでん返しが行われます。観る勇気がある方は観てほしい……でもオススメはできないトラウマ映画です。

08、ハウス・ジャック・ビルド

監督:ラース・フォン・トリアー
主演:マット・ディロン

あらすじ:
ジャックは強迫性障害を持ち、建築技師を自称している。彼の夢は「建築家」になることだが、なかなか理想の家を建てることができない。 殺人に夢中になったジャックは行為を彼なりの論理で正当化しつつ、自らの「芸術」に行き詰まりを覚える。

つぼコメント:
ポスターがカッコよくて「これは名作に違いない!」と思って、観て、トラウマ、という映画です。シリアルキラーという時点でヤバそうですが、犯行の手口がかなりリアル……観ているとどんどん、ドキュメンタリーを観ているようなヤバさを感じてきます。

09、凶悪

監督:白石和彌
主演:山田孝之

あらすじ:
スクープ雑誌「明潮24」に、東京拘置所に収監中の死刑囚・須藤から手紙が届く。記者の藤井は上司から須藤に面会して話を聞いて来るように命じられる。藤井が須藤から聞かされたのは、警察も知らない須藤の余罪、3件の殺人事件とその首謀者である「先生」と呼ばれる男・木村の存在だった。木村を追いつめたいので記事にして欲しいという須藤の告白に、当初は半信半疑だった藤井も、取材を進めるうちに須藤の告発に信憑性があることを知ると、取り憑かれたように取材に没頭して行く。

つぼコメント:
1999年に実際に起きた凶悪殺人事件「上申書殺人事件」を基にした犯罪ドキュメント小説が原作で、これが現実なのかと目を疑いたくなる内容です。トラウマポイントはなんと言ってもピエール瀧とリリー・フランキーの演技。特にピエール瀧には人ってこんな表情できるんだというほどの恐怖を感じます。グロ映画よりも夢に見そう。

10、ダンサー・イン・ザ・ダーク

監督:ラース・フォン・トリアー
主演:ビョーク

あらすじ:
アメリカのある町。チェコからの移民セルマは、息子ジーンと2人暮らし。貧しい2人はアパートに入ることもできず、隣人のビルからトレーラーハウスを借りて生活している。セルマは先天性の病気で徐々に視力が失われつつあり、医者からは今年中には失明すると告知されている。ジーンもまた、彼女からの遺伝により13歳で手術をしなければいずれ失明してしまうため、セルマは昼はプレス工場で働き、夜は内職をして手術費用を貯めていた。セルマの楽しみはミュージカルの舞台で歌い、踊ることであったが、それも視力の悪化で徐々に難しくなりつつあった。

つぼコメント:
出ました『ハウス・ジャック・ビルド』のラース・フォン・トリアー監督作品。2000年の第53回カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルム・ドールを受賞。ビョークは主演女優賞を獲得しています。主題歌『I've seen it all』はゴールデングローブ賞およびアカデミー賞の歌曲部門にノミネートされるなど高く評価されました。これだけ評価されていますが、観た人からは「2度と観たくない」というコメントをよく聴きます。私はグロ映画よりもメンタルが削られて、名作ですがもう観られません。

いかがでしたか。これでトラウマを感じたいと思った映画はありましたか。何を観るか困った時はぜひぜひ参考にしてみてください。次回はどんな映画にしようかな……。

・おすすめサスペンス映画10本
・おすすめホラー映画10本
・映画をもっと楽しむための知識

映画への思いを元に自由にポスターをデザインするオルタナティブポスターも作成しています。
ではでは!

SPOT DESIGN 坪田将知

●web:https://spotdesign.jp/
●blog:https://spotdesign.jp/blog/
●twitter:spot_tsubota
●Instagram:spotdesign_tsubota/

この記事が参加している募集

映画館の思い出

最後まで読んでいただきありがとうございます。コメントもすべて読ませていただいています……!