読書は多ければ多いほど良いか悪いか?
良い酒を利けるようになるには、まずは山ほどいろんなお酒を呑まないといけません。
つまらない酒を飲んだ経験を持っていてこそ、真に素晴らしいお酒がわかると言うもの。
つまりですね。
乱読して、くだらない人生の無駄のような悪書から、人生の書と呼ぶべき人類の遺産たる本まで、まずは満遍なく読むべきです。
そして自分にとって素晴らしいかけがえのない本を見抜く眼力を育てるのです。
まずは手当たり次第に、そしてそれから厳選された読書へ。良書を見抜く審美眼を育てるのです。
そうなると、もう無駄な読書はしなくなる。
そこから先の最良の読書人生はお酒と同じ。
酒も音楽も読書も皆同じ。
たとえあなたの人生の全てを費やしたとしても、世界中の全てのワインを飲むことなど物理的に不可能。
最良のワインを知れるようになったならば、美味しいワインだけ飲みましょう。
人類の叡智たる人生の書を数多く書き残してくれた、文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの言葉こそ素晴らしい!
いろんなくだらない本を読んでみて、それから良書を読むようになると、ゲーテの言葉、刺さりますよ。
いきなりフランスのロマネコンティに匹敵するようなニュージーランドのオタゴピノを飲んでもダメです。
いきなり「ヴィルヘルムマイスター」や「西東詩集」や「ファウスト」読んでも分かりません。
あの深い味わいは凡百のワインを山ほど飲んでこそわかると言うもの。
そうでなきゃ猫に小判です🐱。
ストロングゼロから始めましょう(笑)。
😋酒飲み万歳、いやもとい、ゲーテ様万歳‼️
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