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評価制度のモヤモヤについて

どうも、ナザレです。
今回は、評価制度に関するモヤモヤした思いについて書いていきます。

皆さんの会社には、人事評価制度というものはありますか?
おそらく大なり小なり、社員を評価するために人事評価制度が存在すると思います。
この人事評価制度ですが、かなりクセモノでモヤモヤした思いを抱いている方も多いと考えられます。

モヤモヤその1。
評価は給与やボーナスに関わるということです。
特にボーナスに関しては、直結していると言っても過言ではないと感じています。
評価が悪いとボーナスが下がるという会社は多いはずです。
調子のいい時もあれば、悪い時もありますが、その時々の評価で自分の収入が増減するという不安定感に心を揺さぶられることもあるでしょう。

モヤモヤその2。
誰が評価するのかということです。
直属の上司とその上の上司や人事部等が評価するというスタイルが多いかと思われます。
360度評価といったような、上司だけでなく同僚も関わってくる場合もあります。
小規模企業だと経営者だけが評価するケース、経営者とその組織にいる管理職全員で社員全員の評価を行うケースもあります。
この評価者に対して、「なぜあなたがそれを言うのか」「私に注意してくるけど、課長もそれ出来てないじゃないですか」等、いろいろとモヤモヤした思いが湧き出てきます。
自分のことを棚に上げてでも指導しないといけないこともあるでしょうが、それにしたってもっと言い方があるでしょう!と思ったりします。

モヤモヤその3。
評価制度の項目自体が気になることも大いにあります。
「え、それを評価しちゃうの?」みたいな項目がある場合もあります。
逆に「え、それは評価されないの?」といったこともあります。
転職の面接で、評価項目はどのようなものがあり、そのウェイトがどの程度なのか等を詳細に質問する方はあまりいないでしょう。
企業としても、不合格にするかもしれない人に、機密情報である評価の情報をべらべらと喋ることはしないでしょう。
つまり、その企業に入ってみないとわからないのが評価制度というものなのです。
正直なところ、入ってみて「あれ?」と思うこともしばしばあります。

以上、3つのモヤモヤポイントを紹介しました。
皆さんはどう思われたでしょうか。
確かにそう思う!と感じた方もいるのではないでしょうか。

しかし、文句を言っても何も変わらないというのも事実なのです。
なぜなら、評価制度は会社の好きなように設定できるからです。
法律で何か基準があるわけではありません。
どんな評価制度をデザインしようとも、文句を言われる筋合いはないのです。
「嫌なら辞めれば?」とか、そんな冷たいことも言われるかもしれません。

ネガティブなことばかり書いてきましたが、評価制度の存在意義としては、社員に対して、「こういう部分を会社は重視しているんだ!」ということを示す指標であるとも言えます。
社員の成長の方向性を提示して、それに沿って頑張ってくれれば評価が上がる、そういう仕組みなのです。

なので、その評価制度に対して納得ができる方に関しては、評価が上がるように頑張ってみることをオススメします。
評価者に納得し、評価項目に納得できるなら悩みはありませんよね。

でも、納得できない方はどうすれば良いのでしょうか。
特に評価項目に納得できない場合は、かなり致命的と言えるでしょう。
評価者は人事異動などで変わるケースもありますが、評価項目が変わることはほぼないと考えられます。
また、小規模企業だと人事異動もないので、かなりきついと思います。

評価項目がおかしいと声を上げることも可能ですが、それを言ったら逆に評価が下がるでしょう。絶対言わない方がいい。

評価項目と自分のキャリア計画が合致しない場合、すぐに転職を考える方がいいと思います。
結局、その会社で評価が上がっても、その先に自分の望んだ成長はないということだからです。

「その評価項目を上げることに意味はあるのか」「その先にあるものは何なのか」
この2点に明確な答えが出せるようであれば、その会社にいてもいいかもしれません。
でも、答えが出なかったら、別の会社へ行く選択をしてもいいと思います。

仕事生活の中で悩みは尽きないものですが、その悩みを少なくするために動くことは大事です。
これはわがままではありません。
転職する人に対して、我慢ができない人、わがままな人だと決めつける方もいますが、そういうのは言わせておけばいい。
無視するに限る。
自分が働きやすい、生きやすい場所へ行くという行為は、人として当たり前のことです。
胸を張って、その選択をしていただきたいと思います。

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