【図書館戦争】最高のキュンを体感しませんか?
さぁさぁさぁ。
キュンを体感したくてお集まりいただいた皆様。
いきなりですが、皆さんのキュンエピソードはどんなものがありますか?
私は、ほとんどが映画やドラマ、漫画といった偽造キュンによってトキメキを感じることがほとんど。「見ているまたは読んでいる第三者をキュンさせてやる!」といった制作側の思惑にまんまと引っかかるヤツです。
もしやキュンとは当事者同士で起きるものではあるものの、双方の気持ちをよーく理解している第三者、つまり私が1番シンプルかつ純粋かつキラキラパワーマックスのキュンを得られるのでは?
映画もドラマも漫画も、「離れていかないで」「本当は好きなんだ」なんていう奥に秘めた心の内も大公開してくれますから、見ている私はこれまでの過程やこれからの2人の未来を想像し、これからが相まってキュンに覚醒するのかもしれません。
ありがとう。映画。ドラマ。漫画。
ん?小説は?と思われ方。
そう、小説は''文字を読む''文学。文字を読み取って頭の中で映像化するのは難しいことではありませんが、作者が意図するメッセージを同じ意味合いで受け取れるかによって、文章の捉え方が変わってきます。
たとえば、「彼女が目を逸らした」という文章では、映像であれば双方の表情から目を逸らした理由が分かるでしょう。
しかし、本であれば難しいところ。もちろん、心理描写を事細かく書いてある本もありますが、作者のスタイルによっては多くを語らない...という場合もあります。
そのため、ひとまず読んだところでは理解が及ばず、20ページ後で先ほどの行動の意図が読み取れる!なんてこともありますよね。
ただ、今回紹介する有川浩さんの「図書館戦争シリーズ」はドキュン!を味わえる究極の恋愛小説です。
※ネタバレあり。注意。
表現の自由を守る図書隊になることを夢見て育った笹原郁。彼女は、真っ直ぐな性格ゆえに無理をしすぎてしまう性格だが、誰よりも本を愛する気持ちを持っており、女性では史上初かつ唯一の特殊部隊隊員になります。
高校生の時に出会った図書隊(王子様)に憧れ、その人を超えてみせる!いつかお礼を言いたい!そんな思いで日々の訓練に励みます。
笹原郁の直属の上司である堂上篤(教官)は、責任感が強すぎるゆえに笹原を厳しく指導してしまう。
笹原の「堂上教官は私の王子様とは全然違う」の一言から物語は急展開を迎えます。
憧れの王子様を待っているはずなのに、泣き虫笹原のそばにいるのはいつも堂上教官。
ハッキリとものを言わない堂上教官と自分の気持ちにモヤモヤし始める笹原を見守る同期たちの視線が、さらにキュンを加速させます。
図書館戦争は、ド恋愛小説とも反恋愛小説とも言える側面を持ちます。
エンタメ要素を楽しみたい人は、キュンを必然的に避けながら読むことも可能です!
キュンを堪能したい方は、たまーにしか出てこないキュンをしっかり噛み締めて読んでみてくださいね。
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