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記憶の旅

記憶は全て残っている

私たちは過去の記憶を全部思い出せないけれど、
消えたわけではなく、
無意識(潜在意識)のなかに
全て残っていると言われています。

無意識とはなにか

意識には、私たちが認識している部分と、
認識していない部分があり、
認識できる部分を「顕在意識」
認識できない部分を「無意識(潜在意識)」
といいます。

顕在意識:思考、理性、知性、判断力
     >言葉にして考える。目的意識を持つ。

無意識:感情、感覚、直感、本能的欲求
    >感覚として感じる。体で感じる。
     不快を避ける。生命維持。

氷山の図を見たことがあるかもしれません。
顕在意識は意識全体の5〜10%、
無意識(潜在意識)は全体の95〜90%
と言われています。

よく見かける氷山モデル

無意識に抑圧しているもの

私たちは、生きる中で、
自分の顕在意識から排除したい感情や感覚、欲求を
無意識の中に押し込めています。
この無意識のなかに抑圧しているものを
シャドーといいます。

養老孟司先生の例。
4歳の頃、お父さんが亡くなる時に、
看取りの場で「さようならをいいなさい」
と言われたのに
言えないでいるうちに亡くなってしまった。
そのあと、挨拶ができない子どもになった。
母親に言われても治らなかった。

自分でも原因がわからなかったが、
40代になってから、親類の死をきっかけに、
大切なお父さんに挨拶ができなかたことが
無意識の中に抑圧されて残っていて
他の人にも挨拶ができない原因に
なっていたことに気づいたそうです。

「気付いた時に『私の中の父は死んだ』と思い、涙が出た」
と書かれています。
本当の意味でお父さんの死を受け入れることができたのですね。

シャドーを解放する

養老先生の例では、
無意識に押し込めていたものを意識しなおして、
もう一度感情を感じる(涙する)ことで、
シャドーにしていた感情の解放が起きたのです。
そのあとは挨拶することや雑談することが全く苦ではなくなり
普通にできるようになったそうです。

シャドーを解放することで行動が変わる

このように、無意識にあるシャドーは、
知らずのうちに
私たちの行動に影響を与えています。
もう終わったこと、
どうにもならない過去のことが
今の自分に影響を与えていて
行動できない原因になっていたり、
未来の選択肢を狭めたりしているとしたら…。
そのシャドーを早く解放してあげたら
人生が展開していきますよね。

ではどうやって?

潜在意識にある抑圧されたものは、
一番最初に見た通り、
感情や感覚の領域ですので、
頭で「これが原因なんだ」と分かっただけでは
解放は起きません。

先ほどの養老先生の例で言うと、
誰かから「お父さんの死の場面が原因です」
と教えてもらって
頭で納得したところで、その思い込みから
解き放たれることはないのです。
感情を感じることが大切な要素で、
「思い出して泣けた」ということが
大事なポイントです。

頭で考える意識状態から、ハートで感じる意識状態へ

普段の仕事や生活の中では、
思考や理性を働かせることが多いですよね。
でも無意識に抑圧してるものを感じてくためには、
感情や感覚が優位な状態になる必要があります。
それが変性意識状態です。

日常でも、寝起きでぼんやりしているときや、
酔っ払っている時などに
この意識状態になっていたりします。

この変性意識状態を意図的に
作り出すことができるのが
瞑想や催眠です。

催眠というと、操られてしまうような
怖い感じがあるかもしれませんが、
誘導瞑想と同じ状態と思ってください。

瞑想は自分でリラックスして集中した
意識状態に入っていくものですよね。

催眠はその意識状態に入れるよう、
セラピストが誘導していくものです。
自分で催眠状態(変性意識状態)
になる意思がなければ、なれません。

記憶の旅

記憶の旅セラピーでは、
この変性意識状態を利用して、
子どもの頃や前世の記憶を
自分で思い出していき、
その時の感情や感覚を感じ直すことで、
シャドーを統合し、
無意識にかけている制限を解いていきます。

無意識の感覚が変わると、
態度や行動も自然と変わっていきますので、
家族との絆が深まり、
安心感を深く感じられるようになったとか
気付いたら必要な人たちとのご縁ができていたとか
新しい学びを始めて自分の世界が広がっていく
などの変化が起きていくのです。

ご興味のある方は、
一度体験セッションを受けてみてください。
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