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コールセンターで感じた嫌な予感

コールセンターで働いていた時に思ったこと。
暇な時が少なかった記憶があるが、センター内のオペレーターはいつも人手が足りない状況だった。
オペレーターの取りまとめや指導を行っていたSV(スーパーバイザー)と呼ばれる人たちもいたが、オペレーターがお客様からお聞きした内容を担当部署に連携する役割も行っていたが、まあいつもあちこち移動していて忙しそうだった。

当時の私は派遣社員としてコールセンターのオペレーターとして働いていたが、私が所属していた部署には派遣社員のオペレーターが20~30人ぐらいおられただろうか。
多い時には40人ぐらいおられたと思うが、時間が経つたびに1人、2人...と辞めていった。
コールセンターを去っていった派遣社員の方には、自分から次の転職先を
決めて辞めていった人もいた。
一方、理由はわからないが、契約満了前に派遣会社から雇い止めをくらったとのことで、渋々去って行かれた方もいた。

私がコールセンターを去ることになった3ヶ月ぐらい前には、オペレーターが20人もいなかった気がする。
休みの人がいれば、15人ぐらいで電話に対応していた時もある。
こうオペレーターの人数が少ない時に限って、お客様からの架電数が増えてオペレーター1人ひとりへの負担が大きくなってくる。

そうなると、センター内ではいつも人手不足で大変だという声が上がってくるし、負担が増えた分は給料を上げてくれなんて声もあがっていた。

人手不足のはずにも関わらず、毎回毎回何人かの派遣社員を一方的に解雇する会社の意図がよくわからなかった。
私を含め、センター内に残った派遣社員を眺めていても、正規職員含めて派遣社員みな飛びぬけて仕事ができるかと言われればそういう訳でもなかったように思う。
中には、迅速かつ丁寧に仕事をされる方もいらっしゃったが、この方は別の部署に異動する話が挙がっていたように思う。

おそらくこの時点で何かを私は察知したのだろうか。
この職場にずっといても未来がないということを。

それから在職中に転職活動を行った。
在職中の活動は時間の捻出が難しいと思っていたが、未来のことを思い浮かべながら、いま頑張らないと後悔すると思って転職活動に励み、何とか転職先を決めた、派遣会社に契約満了で退職する旨を申し出た。

コールセンターの同僚から後に会う機会があり、センター内のその後の様子を聞いたが、私が所属していた部署が廃止されることになったとのことだ。

まさか部署自体がなくなるは予想していなかったが、未来がないのではないかと嫌な予感がしていたことが奇しくも当たってしまったのだろうか。

自分の直感はあまり信じていないが、嫌な予感がする時には信じてみてもいいかもしれない。

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