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きれいな文字は習慣化されている

✔ 少しでもきれいな字を書けるようになりたい
✔ 字を書くことにコンプレックスがある
✔ せめて名前だけでもきれいに書きたい

このnoteで紹介することを実践すれば、きっとあなたの悩みの解決につながります。

これまで8年にかけて1,000人以上にレッスンしてきた僕が、独自の理論と手法を交えて解決策を書いています。

このnoteを書いている人
福山嘉人(ふくやまよしと)/書道スタジオStart
「いつでも手ぶらで行ける書道教室」をコンセプトに、書道スタジオStart(長崎市)を2013年に開業。

本記事では、きれいな文字を書く上でキーワードである「習慣化」について紹介しています。
これを読んだあなたは「もっと実用的なきれいな字の書き方を教えてほしい」と思うかもしれません。
でも、とっても重要なことで、避けては通れないことです。急がば回れの気持ちで、是非読んでみてください。


さて、みなさんは、机まわりはきれいに整理されていますか?

机まわりがきれいな人をみると、仕事ができる人、しっかりしている人、信頼できる人など、良い印象を受けますね。
そういう人たちの多くはその時ばかりではなく、普段からそういう状態を保っています。

では、机まわりをきれいに保てる人と保てない人は何が違うのでしょうか?

それは「習慣化」されているかどうか、です。
ペンやノートなどを使ったらこまめに元の場所に戻したり、いらないものやゴミをこまめに捨てたり、そういう「よい習慣」を無意識のなかで行っています。

「わかっているけど、はじめの2、3日しか続かない」という人も少なくないことでしょう。習慣化するということは想像以上に難しいです。

同じように、きれいな文字も無意識の中で「よい習慣」を行っています。そして、同じように習慣化することは簡単ではありません。

そこで、きれいな文字を書くためのキーワードである「習慣化」についてまとめてみました。

(1)習慣とは

字が汚いという人の中には、「私は急いで書くクセがあって、、、」「私は斜めに書くクセがあって、、、」と自分でその理由をわかっている人もいます。
その「クセ」というのが「習慣」です。

そして、その習慣は、これまで何十年もかけて作り上げられたものです。
たとえば、姿勢が悪い人はわかっていてもなかなか直りませんよね。地元で使っていた方言や訛りはなかなか抜けませんよね。
どんな習慣でも、長い時間かけて形成されたものが、簡単に変化することはありません。

習慣とは「よい習慣」も「わるい習慣」も、日々の積み重ねです。
きれいな文字を書くためには「よい習慣」が習慣化されるまで、意識しながら繰り返し行うことが大切です。
もちろん時間もかかりますし、継続するためには努力や工夫が必要です。

(2)まず身につけるべき2つの「よい習慣」

きれいな文字を書くために、正しい字形を学ぶことは大切です。
しかし、それ以前に大切だと考えるのが次の2つです。

きれいな文字を書くために、まず身につけるべき2つの「よい習慣」
✔ ゆっくり丁寧に書くこと
✔ バランスよく書くこと

学校教育の中では、時間以内に回答しないといけないテスト、早く終わらせて遊びたい宿題など、この「よい習慣」とは裏腹に、正しい字形は半ば無視して、急いで書くことが少なくありません。

習字教室に通うことは、正しい字形を学ぶことはもちろん、この「わるい習慣」をリセットしたり、「よい習慣」へ軌道修正したりするためといってもいいと思います。

幼少期または学生時代に長く習字教室に通っていた人が、きれいな文字を書くことができるのは、「よい習慣」を身につけているためです。

(3)習慣化のコツ

習慣化のコツは、簡単なこと・重要性が高いことからはじめることです。そして、習慣化の小さな成功体験を積み重ねていくことです。

では、2つの「よい習慣」のうち、どちらからはじめるとよいかというと、「ゆっくり丁寧に書くこと」です。これは技術を必要とせず、だれでも今すぐにできます。

「バランスよく書くこと」は、訓練が必要なので後回しでも大丈夫です。また、意外とはじめからバランスよく書けている人も少なくありません。
明らかにバランスが悪いと感じるときは、以下の3つのうち、特に気になる1つだけを意識しながら、ゆっくり丁寧に書いてみてください。

バランスよく書くための3つの注意点
✔ 文字の大きさを整える
✔ 文字と文字の間隔を整える
✔ 文字と文字の中心を揃える

(4)日常に取り入れる

まずは、
✔ 名前
からはじめてください。とにかく名前を書くときは、ゆっくり丁寧に書く。とりあえず自分の名前だけでもオッケーです。日々の生活の中で一番短く、一番書く機会が多いものを選ぶのもおすすめです。

つぎに、
✔ 公的な申請書類
✔ 上司や目上の方へのメモ
自然と気持ちが入ると思います。ゆっくり丁寧に書くと時間もかかります。急いで書きたい気持ちもわかります。でも、その字を見た人のあなたに対する印象を左右するものです。この人は信用できる、この人に任せたい、と思われるかもしれません。

最終的には
✔ ノート
✔ 付箋メモ
など、自分のために書くものまでできるようになれば完璧です。

優先順位をつけて、できそうなものから少しずつでいいので、「ゆっくり丁寧に書く」ことを日常の手書き文字の中で取り入れてみてください。

(5)さいごに

繰り返しになりますが、習慣とは日々の積み重ねです。
日頃から雑に書いていると、それが習慣となり、きれいな文字とは疎遠となってしまいます。
忙しい日常の中で時間をかけて書いている余裕はないかもしれません。それでも、できることから少しずつ「よい習慣」を取り入れていくことで、理想とする手書き文字に近づけるはずです。

【まとめ】
きれいな文字を書くためのキーワードは「習慣化」
習慣化のコツは、簡単なこと・重要性が高いことからはじめること。できることから取り入れて、「よい習慣」を身につけていきましょう。

このマガジンではきれいな字を書くために必要な
✔ 基礎知識や考え方
✔ これまでの経験に基づく独自の理論や具体的な手法
を公開しています。

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