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CEOの直感が導くスタートアップ成功への一歩

事業を進めるうえで、直感というワードを出すとネガティブに捉えられるケースが多いと思います。特に前々職の大企業にいた頃は、根拠無しに意思決定することは許されず、常にロジックを積み上げることを要求されていました。

一方で、スタートアップでは戦い方が変わると考えています。
根拠の積み上げの延長線上に必ずしも明確な解があるわけではない、積み上がりきるのを待つ猶予も無かったりします。

特に資金に余裕がないときの決断は、時間もなければ先行きも不透明で、全てにおいて非常にシビアなものです。
当時は、周りから成功する蓋然性を示せるか、事業ピボットでうまくいく根拠はなんだ、こっちの道を選んで失敗したらどうするのか、など色々と言われました。
その答えがわかっていたら、こんな苦労はしていないんだよ…!と心の中で叫びながら、誰も正解を持っていない中で、最後は自分の直感を信じて意思決定をしていました。

私の中で信じられる直感とは、最後に登場します。
いろんなデータを頭に叩き込んで、書き出して、何度も考え、限られた時間であらゆる努力を尽くしたと納得したうえで、最後、自分の中に湧き上がり信じられるものが「直感」と考えています。

CEOの相談に乗る中で、これは直感なんですが…と言いにくそうにされる方がいるのですが、直感自体は全く否定するものではないと思っています。
それって根拠ないですよね、という指摘から入るのはナンセンスで、なぜ、その直感に行き着いたのかといったプロセスの厚みを見るようにしています。

初期フェーズのスタートアップは、信念と覚悟と直感の連続です。
特に、ロジカルに考える習慣が染みついている人や、大企業など環境が違うところから飛び込んだ人は、直感を人に言うことを恥じたり否定的に捉えがちです。(過去の私もそうでした。)
でも、スタートアップでは、案外前進するための大切な思考かもしれません!

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