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【M&A】TOB、MBO、LBO、企業買収の違い【経済】

  • M&Aは会社の合併、買収、吸収、ときには敵対的な吸収合併がニュースになったりします。

  • TOBMBOなど横文字の細かい違いがあるのですが、もとの英単語を覚えてカンタンな理解をするだけでそれぞれの違いが分かります。大事なのは3つ、一応5つ書きます。

1.(TOB:Take Over Bit)
 
一番よく聞く手法です。株式市場で購入します。
 買われる側の企業が同意している友好的TOBと同意のない敵対的TOBがあります。敵対的TOBは不意打ちに行われることもあります。
 
 基本市場が開いている内しかできないのですが、ホリエモンがニッポン放送の株を大量取得したときにはトストネットという時間外取り引きでした。

2.(MBO:Managing Buy Out)
 
企業の経営幹部がそのまま自社株すべてを買い取ることです。

 日本ではビックリでしょうがアメリカなどでは良くあることで、既存の株式会社の場合以外に、会社が儲かりすぎてあちらではストックオプションを創業幹部にバラ撒いてるので、経営幹部の含み資産で自分たちで作った会社を買い戻す場合もあります。

当然非上場化されます。

3.(LBO:Leveraged Buy Out)
 
これはちょっとトリッキーな手法でリスクも高いです。
 買収する企業の資産も自分の資金の一部と考えて融資を受けて買収する方法です。

 レバレッジ(てこ)をかけているので会社の利益のほかに借金の返済期限があります。

ーここからそんなに重要じゃないですー

4.(EBO : Employee Buy Out)
 
Employee、従業員が企業を買い取る場合です、上場企業では非常にまれです。
 日本ではユニゾホールディング(上場廃止)が2020年に初めて行いました。

 普通は中小企業の後継ぎがいないときに専務にゆずるといったケースが多いです。

5.(MBI : Management Buy-In)
 
MBOと似ていますが、経営陣が内部からではなく外部の経営陣が入ってくるというのが大きく違います。
 MBOは成功のイメージがありますが、MBIは失敗のイメージがありますね。

 最初の3つはM&Aやファイナンスにご興味のあるかたは覚えておいてくださいね。

読んでいただきたい記事とマガジンを貼ります、よろしければどうぞ。


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