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人生に定年なんてない

移住前の話ですが、都内でレコード会社にいた頃の先輩とバッタリ会って、「最近どうしてるの?」って聞かれたので、「今やりたいことがあって、準備してます!」って答えたら、「えっ!?今からやるの??」って言われてビックリしたことがあるんですよ。

その先輩はもうとっくに定年を迎えていて、僕自身も60歳を過ぎていたと思いますが、その年齢から新しいこと始めるのか?という疑問だったと思うのですが、会社=自分だった人の発想だな〜って思ったんですよね。
いわゆる会社人間ってやつですよ。

何かを始めるのにもう遅いなんてことはないし、いつからでもスタートしていいはずなんですけど、大学出て就職し、定年まで同じ会社にいた人はそういう考え方になるのでしょうね。
定年になったらもう仕事は終わりなんだと。

もちろんそれはその先輩の価値観であって、同じ会社の別の先輩は定年後にプロカメラマンとして独立したし、同僚の一人は「今までと全く違うことやりたい」と言って、京都の古民家を購入したと思ったら、自分でリノベしてギャラリーを始めた人もいます。

熟年離婚の理由として多いのが、旦那さんが定年になって一日中家にいることのストレスらしいですが、会社人間にとって仕事がなくなるのは、ある意味自分を否定されて気持ちになるようで、ずっと勤め上げてきたのに、歳だからもういらないって言われた気になるんでしょうね。

僕の父親も定年になって精神的なバランスを崩しましたし、そこからアルコール依存症へとなだれ込んでいきましたからね。
好きなことやりたいことをやって欲しいと思っていましたが、長い間そこに蓋をしてきたために、それが何なのかわからなくなったんでしょう。
酒が入ると「俺には何も楽しみがない」とくだを巻いてましたからね。

新しい地球では自分中心の世界で生きていくことになるので、今ある立場や環境に対しても誰にも文句は言えません。
全ては自分が創造した世界なのですから、もしそれに不満があるなら自ら進んで変えていけばいいのですから。

何度も言ってますけど国や会社が自分を護ってくれるわけではないし、自分が主役であると同時に、全てにおいて責任者も自分なのですから、どちらに向かっていけばいいのか、これからどうすればいいのかをしっかり見極め、自分にとって最適な環境を手に入れてください。


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