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見透かされている 男尊女卑 考えること 日々のノート7

久々のnoteです。サボりすぎ。継続は力なりなので、再開します。

男尊女卑が垣間見える時

先日、女性の上司と話をしてスッキリした話題と学びを書きます。

男性にだけやたらと厳しく指導する男性上司は男尊女卑の思想がある
ということ。

話は5.6年前。
私は会社内で複数の社員を前に一人だけ叱責される日々が続きました。

かなり感情的に朝から夜までやられていたので、精神も病みました。
「死んだ方がいい」という考えすら何度も思い浮かんだので、今思えばよく会社を辞めなかったと思いますが、酷いストレスを感じると正常な判断もできなくなるという良い例でした。

「お前ひとりを怒ることで周りのみんなに分からせる!」
というポリシーでやってたそうですが、たまったものではありません。

同じミスをしても、怒られるのは男性の私のみ、女性が同じことをしても絶対に怒らない。絶対にです。
(簡単に絶対とか言う人は怪しいですが、これは絶対でした)

しかも相当感情的にキレられていました。
(キレる上司は論外です。周りにいたら逃げましょう。)

なので、こちらには違和感しか残りませんでした。


先日、最近最も一緒に働いている別の上司(女性)が、
それは根本的に「男尊女卑」の思想があるからそういう指導になるんだよ、と言いました。

本当は女性に言いたい気持ちを抑えて、男性を使って感情を爆発させる。
同じことを女性に言ったら辞められてしまう、と考えているので、そもそも女性を馬鹿にしている部分もあるとのこと。

自分の違和感をはっきり代弁してくれたようで、どこか安心しました。

その上司自身も、多くの男性からそういった振る舞いを見ていて気分が悪いので、本人にも何度も注意もしたそうですが、直らない(治らない)。

それどころか、「俺は常にフラットだ」と豪語する始末。

その問題の方が新卒で働いた会社がそういう社風だそうで、当時はパワハラ、モラハラ当たり前。

その時に内面化されたものは抜けることが無いそうです。

本当のフラットの意味とは

一方、前にいた会社も「フラット」な社風をポリシーにしていました。

指導する場合は男女関係なく必ず個別にします。
人前でつるし上げて見せつけるようなことはしなかったと思います。

していた人は時々いましたが、クビになっていました。

明らかに自浄作用のある会社でした。

男女関係なく言うべきことは言う。言われたら聞く。
そして、相手が上司であろうと反論もする。

マネージャーとプレーヤーという役割の違いはあれど、男と女のような安易なラベリングによる区別はせず、コミュニケーションの方法はあくまで個別にそれぞれ異なりました。

これからのマネジメント

教育業界では「個別最適型学習」、有形無形の商品サービスの世界でも「パーソナライズ」がキーワードとして大事にされています。

そうでなければ売れない、つまり、良いと思ってもらえない。
何よりも本質的に良くない。

一人一人を多様な人格をもつ人間扱いせず、
1人に対して感情で一喝すれば全員分かるだろう、という怠惰で高慢なマネジメント手法では、良い組織は作れません。

子どもの学習方法や、有形無形の商品サービスが個別最適なら、会社の中での指導方法も当然個別最適である必要があります。

これに関しては、コーチングも関わってきます。

男性にだけ怒りで指導し、全体に知らしめるという、罰と恐怖によるマネジメントでは、人間にとって大事な内発性も生まれません。

まともな会社はこんなこと当たり前なのですが、まだまだ古い体質が日本のあちらこちらに残っていると思います。

内面化されたものは簡単には改善されません。

安易なラベリングと指導力不足を誤魔化す人には要注意です。


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