ダイエットは執念しか勝つ方法がないという事を

諸君らに示そう。
我が人生において5回くらい痩せた時期があるという。

たしか20代の初め頃はやたら太っていたと記憶している。まぁ10代後半で70キロを超えて戻ることはなく90キロ近くなっていた筈だ。一念発起して毎日体育館のプールに通い、野菜ジュースで腹を満たしていたら65キロまで痩せた。しかしながら酒を飲むという悪さを覚え、痩せる事を放棄させてしまう。転機は飲み会で強か酔って足を挫いた事。出かける事すら億劫になり、自暴自棄に太る。まあ痩せようとか思っても執念深さが足りず意思が弱いなら食欲にあっさり負けるのだ。

次の痩せ期は30代の初め、ただただ仕事が忙しく痩せた。何の意味もなく痩せた。何の努力もなければ太るのもまた容易かった。

三度目は、ゴルフに誘われた事がきっかけである。肥満体は何しろ股づれする。ロクでもないことだ。 努力したがゴルフが上達しないウチに、誘って来たヤツが転職してしまった。Yahooのレコーディングダイエットしていたが、システムが廃止になってしまう。他人がきっかけだったりただ乗りのシステムなら環境破壊に勝てず辞めてしまう。何とも情けない。

四度目は、位置情報ゲームにハマって歩き回っていた。毎朝早起きしていたら10キロは痩せたらしい。 ただゲームはしつこいヤツが勝つ。ワシはそんな嫌がらせが日々繰り返されるゲームには幻滅し飽きてしまう。くだらない。痩せる事はそもそも関係なかったし関心が低くて、すぐに戻った。

五度目。今はもうすっかり体重をコントロールすることに目的化した生活に変わっている。理由は健診の結果引導を渡されたばかりでなく、実際に生活に支障をきたすくらい肥満による弊害に悩まされていたから。血圧は高く頭痛が常態化、歩けば未だしも走ると昏倒する始末。やるべきは、かつて試し成功したレコーディングダイエットに、徹底した運動記録による減量の二本柱。課金するサービスは強い。元を取らないといけない。意思は明らかに強くなければ始められず、また辞める勇気すらなくなる。かつて半年以上続いた試しのない身体コントロールが一年半を超えて続いている。これには4回のダイエットには比べられない程多額の投資がなされたのもある。サブスクリプションに、ロードバイクの購入から自転車用品取り揃え、さらには小遣い制の使用目的が痩せるに必要な食材購入にも充てられて、いつしか昼の自炊はパスタとミートソース、カレーライスのような炭水化物から一変。朝もプロテインから始めてパンは食べないと決めたりと、減量執念生活は確固たる習慣になりつつある。

過去四回と今回で何が一番変わったかという点は、食のコントロールもさりながら、まず体重計に乗る事、記録を取る事が一番大事だと考えてスマホに全てが送られて記録が残るようにした事。Apple製品のチカラにも肖っているけれど、基本的には記録をサボらない事が肝心。何故なら、食事も運動も結果的に体重を変化させるが、食事の摂取カロリー量と運動による消費カロリーも体重にきちんと反映されてからの計画的な摂取、活動量の追加や制限なんかも出来る。体重がわからないと食べ過ぎたり、頑張りすぎたり、あらゆる過剰によって減量計画が破綻を迎える。執念深く体重を測る事がアルファでオメガ。これに気がつくまで長かった。


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