見出し画像

スタバの今と昔

実はスタバのバリスタ、バリスタ24年目です。
私のスタバ経歴とスタバの今と昔をお話しします

最初に働くきっかけ
2000年、当時日本のお客様のツアーガイドの仕事をしていましたが、時代の流れで仕事がほとんどなくなりました。新しい仕事探しのためにスタバでコーヒを飲みながらクラシファイドを見てる時に、
「スタバに応募してみる?カナダ人環境?コーヒー大好きだし、家から歩いて通える(徒歩3分)地元のコミュニティーだし、無料英会話をしてもらってお金も貰える!」とピーンときました。
すぐに店の人に募集してるか聞くと、カウンターの下からスタバのレジュメを1枚くれました。
「これに記入して持ってきてね。今募集してるよ」と言われました。
レジュメとは履歴書でカナダにはフォーマットはないのですが、当時スタバには「スタバのレジメ」がありました。さらに当時は飛び込みOK、今は飛び込みはなし、必ずオンラインから応募します。

翌日レジュメを持っていきすぐに面接、合格、トレーニングととんとん拍子。
当時は同時期に雇れた別の店の人たちと一緒にバンクーバーのスタバの本社に集まり、1週間ほどのトレーニングがありました。
今は各店でオンライント実施トレーニングが2週間ほどあります。

なんとかトレーニングを終えて、はっきり言って全く分かってない状態でバリスタとして実際に店デビュー!全てが新鮮、英語もよくわからず、オーダーミスもあったけど、元々覚えがいい方だったので仕事で苦労した記憶はほとんどないです。毎日いろんな人に会えるのは楽しかったです。
当時のエスプレッソマシーンは豆がマシーンの横にあり、オーダーごとに豆をひき、ラテを作る、いわゆるイタリア式のエスプレッソマシーンでした。この作業は的日をツイストするので、多くのベテランバリスタは腱鞘炎になり仕事を辞めていくことが多かったです。なので当時はドリンクを作る人は30分ごとに交代するシステムがありました。
今は、豆はエスプレッソマシーンに付属されて、エスプレッソは指1本ボタンを押して作れるようにまりました。


バンクーバーダウンタウン、デービー通りにあるスタバ。現在もあります


私の初めての店はバンクーバーのデービー通りの店、ゲイタウンのど真ん中にありました。全身タトゥーのお客さんとか、どうみても不倫だよねーのカップルが店でキスしてたり、店のトイレで全身を洗ってマネージャーから追い出される浮浪者とか、お隣が大人の店で怪しい人が来たり、ドラッグクイーンたちがやってくるというゲイタウンあるあるの店でした。毎日ありえない出来事がたくさん起きました。
お店の人たちも、ゲイやレズの人たち、顔中にピアスがあるから、仕事前にピアスを外して顔中穴だらけの人や、コーヒーが好きじゃないのにスタバで働く人やら、とにかく店で働いてる人も、お客さんも個性いっぱいでした。
今は顔ピアス、タトゥーは自由、服装もかなり自由です。緩やかになったものだと改めて思います。

当時、一番びっくりした事件は、カップルで別々の店のスタバで働いてる人がいました。ある日、ボーイフレンドが店に来てコーヒーを作ってる彼女にこそこそと話しかけています。彼女はにっこり笑って彼に返事をしました。彼女の休憩時間になり、コーヒー片手に彼女は店の外へ行きました。すると、、、
時間が過ぎても彼女は戻って来ませんでした。
みんなが???と思ってるとスタッフルームからマネージャーが出てきて
「あいつらメキシコに行きやがった!!」と叫んだのです。 
ボーイフレンドの店へ連絡したら彼はマネージャーと喧嘩して辞めていました。。。彼らは翌日から急遽メキシコへバケーションをとることにして、二人とも仕事途中でスタバを辞めたのです!ありえない出来事でした。
さらに、2ヶ月後にその彼女はちゃっかりと店の常連客さんのところで仕事をゲットして働き始めて、時々ちゃっかりとうちの店にコーヒーを買いに来たのです!ありえない。。。ですよね😅


2017年のいースタシーズンの時の可愛いカップ。ロゴの部分が空白で絵を描いて遊んでいた


その後、私のライフも変わっていき、ダウンタウンからノースバンクーバー、現在のナナイモへと引っ越して行きました。スタバはトランスファー、移転ができます。
今の店は8軒目、30人近くのマネージャーさん、300人以上のパートナーたちと出会ってきたことになります。スタバでの出会いは数え切れないほどで、本当にたくさんの思い出と出会いがいっぱいです。

時代が変わればスタバも変わって行きました。当時のスタバはウオークインのみ、今はドライブスルーの店がメインです。また携帯からのオーダーも主流で、ウオークインでオーダーする人は半分もいないと思います。

コーヒーの種類も変わりました。当時は30種以上のコーヒーがあり、豆を買うお客様に「コーヒーパスポート」を差し上げてスタンプが集まると無料でコーヒー豆をもらうことができました。
値段も変わりました! 当時はトールのラテが3ドルでした。今は4.5ドル
コーヒー豆1パウンド13ドル、今は20ドル。ジリジリと値上げし続けています。
フラプチーのの種類は5種類ほどでし手が、今は20種類以上あります。


10年くらい前のコーヒーマグネット。昔はいろんな種類のコーヒーがありました

私は多分、カナダでも数少ない長老バリスタだと思います(笑)
こんなに長く働くことなんて考えてもいなかったので、正直びっくりしていますが、パートであり、別に自分の世界や仕事が保てたからこそできたと思っっています。またスタバでいろんな人との出会い、対応能力、たくさんの大切な想い出ができました。 あと数年、頑張ってみようかと思っています

スタバのこと、
留学のこと、ワーホリのこと 
カナダのこと ご相談があったらいつでもご連絡お待ちしています

読んでいただいてありがとうございました😃






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?