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涙ぽたぽた引っ越しの夜。【すずのひとり暮らし➂】

こんにちは。

前回の記事で書いたように無事に引っ越しを終え、自立を支援する施設へ引っ越してきました。

何を持っていくのかギリギリまで悩み、詰めては出してを繰り返して引っ越し当日まで荷造りをしていました。

大きな紙袋10個と段ボール2つ分の荷物。
「量が多いかな」と思ったのですが、迎えに来てくださったスタッフさんに『荷物これだけ⁈』と驚かれました。

どうやらかなり少ない方らしい…。

部屋に荷物を運びこみ、カーテンのつけ方を教えていただいて、施設内を案内していただき、契約書にサインしまくって1日目は終了。

夜にぽたぽたと涙がこぼれてきました。

泣いていることに自分でも焦り、なぜか久しぶりにとてつもなくODをしたくなりました。

つらい、つらい、つらい
しんどい、しんどい、しんどい

あぁ、不安なんだろうな。とてつもなく大きな、自分では扱えきれない不安を抱えているのだろうな。

それでもって、その不安の正体が一体何なのか分からないから怖くて仕方ないんだろうな。

SNSに気持ちを吐露すると、何年も仲良くしてくれている子がメッセージをくれました。

あの時とは違う。
大人に脅えて何もできない私たちではない。

そう、あの時とは違う。
もう、無力では決してない。

不安と絶望の中で生き延びてきて、不器用ながらも周りの人の力も借りられるようになった。

どれだけ傷つけてくる相手でも、縋らないと生きられなかったあの時とは違う。脅かされたら「やめてください」と言えるようになった。

とりあえず、頓服を1錠。
丸くなって呼吸をととのえる。

大丈夫、大丈夫、大丈夫。
乗り越えられる、乗り越えられる、乗り越えられる。

涙もやんで、気持ちがフラットになったところで、お風呂に入ってすぐにお布団へ。

『不安だよね。いや、普通の人でも不安になるけど。新しい環境の変化。不安だよね。』

引っ越し前の診察で主治医にそう言われたことをふと、思い出しました。

特性をちゃんと知ってくれている人。

不安でたまらなくて気持ちが塞ぎこむ私にそんな風に声をかけてくれました。

そうなんだ。

不安になって当たり前なんだ。強すぎる不安も、あって仕方ないことなんだ。

そんな風に思えたこともまた、思い出せました。

自分にはルーティンとかこだわりとか、あまりない方だと思っていたけど実際はかなりあったみたい。

お風呂への入り方。物の配置。

これまで通りにはいかないことにパニックになっていた。

部屋の片づけが第一優先なのはわかっている。
だけど、少しでもルーティン通りの生活を送らないと気持ちがやられてくる。

朝はいつもの時間に起きて、いつものルーティンで身支度して、日中活動に参加しよう。

出来る部分は、今まで通りのルーティンでやっていこう。

そう考えながら、その日は眠りにつきました。


🐣ひとりごと🐣
引っ越して数日が経ちました。
荷物はだいぶ片付いて、掃除機をかけられる程度には整理できています。
今、一番の問題は部屋の空気がまずいことです。
どういうこと?って感じなのですが、乾燥しているのかカビなのか、またはその両方なのか…。とにかく、鼻とのどがおかしくて痰が絡みます。
暖房をつけるとより酷くなるので暖房をつけられず…。
部屋がめちゃくちゃ寒いです。体が冷えて指がかじかんでこの文章を打つのも大変。
このままだと確実に風邪をひく(もうひいているのか?)ので、早めに策を練りたいです。

心をぽかぽかさせるために使わせていただきます☺️