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自分の人生に影響を与えた本とか10選

自分の自己紹介的なのを書いていると書きたくなった。自分は基本本によって学んできた。だから本に影響を受けてきたし、動かされてきた。

自分史をなんとなく振り返って、特に自分に影響を与えた本を紹介しようと思う。

1.創造の方法学

著:高根正昭

大学前半で読んだ。新書だけど内容は骨太。何回も読んで多分だいぶ頭はシャープになった。社会科学の方法論について書かれた本であり、因果と相関とかの厳密な理解ができる。また学問は、自分の日常に起こる問題や、仕事、恋愛などにも応用していけるし、応用していくべきなんだということを学んだ。アカデミックしたくなる本。

2.努力する人間になってはいけない

著:芦田宏直

とりあえず勉強したい!しなきゃ!と思わせてくれる本。学生のうちにたくさん純粋な知的好奇心による勉強をしなきゃ、と思わされ、そこからゼミに真剣に取り組んだり、個人的にアカデミックな本を読むようになった。
哲学の人だから、哲学とかそういうのがどういうものなのかも体感できるかもしれない。あと文体というのをこの本ではじめて知った。note書きながら時々思うけど、少しこの本の文体の影響を受けてるように思う。

3.言語にとって美とはなにか

著:吉本隆明

戦後最大の思想家と称される吉本隆明の主要三部作の一つ。未だによくわからないけどずっと読んでいた。くそむずかしいけど、なんか惹かれる。その難しさと魅了する兼ね備えるのは著者が詩人でもあるから。理論的でありながら詩的でもある。吉本隆明が繰り広げる摩訶不思議な人類知の旅に挑戦したい方は是非。もし読むのなら、吉本さんの「日本語のゆくえ」「吉本隆明、自著を語る」、そして三浦つとむの「日本語とはどういう言語か」は必読。でないと解読は不可能。解説書は宇田亮一さんの『「言語にとって美とはなにか」の読み方』がお勧めだと思う。

4.考具

著:加藤昌治

色んな人がお勧めしている書籍。自分はたまたま本屋で気になって読んでみたけど、アイデア系とかで文句なしのナンバーワン。もっと早く読みたかったって本当に思った。色んな人が、アイデアとかクリエイティブの本をたくさん出しているけど、そんな本より絶対この本を押さえた方がいい。読んだとき感動したのを覚えている。

5.「言葉にできる」は武器になる

著:梅田悟司

ビジネス本を解禁したときに読んだ本。自分がそれまでに言語について考えていたこともあって、この本の書評的なの読んで気になって手に取った。すごく感動したのを覚えている。言葉の本質をここまで誰にでも分かりやすく整理しているのは凄いと思ったし、勉強になった。「自分で言葉で話せ」というのはよく言われていることだけど、どうすればいいのかわからない問題もこの本を読めばよくわかる。本の後半はあまりだけど、前半は凄い。

6.「君の名は。」

本じゃないけど取り上げる。かなり落ちていたときに見て、前向きな考えを持つようになった。常にその道が開けるかもしれない、そうして変わるかもしれないと、思わせてくれた前向きな物語。とりあえず前向きになれるし、希望を信じようかなってさせる。これを見て思ったこと、考えたことは、自分に強く影響を与えていて、一応それをこのnoteの中で言語化したけど、あんまり納得はいってない。(「おれはまだ会ったこともない何かを探している。」

7.クルーグマン ミクロ経済学

知の迷路に迷い込んでいたときに、自分の認識を変えてくれたのがミクロ経済学。思想系の方に偏った思考に、ビジネス的、経済的な思考が混じり合うことで大分バランスをとれるようになったし、ビジネスや仕事への興味をもたせてくれた。
経済学の入りは、国際経済学とかだったけど、それを理解するために読んだのがこのクルーグマンのミクロ経済学。これ以外にもたくさん読んだし、どの本もそんな大差はないと思うけど、自分はなんとなくこの本が分かりやすく体系的にまとまっていたんじゃないかと思う。ただそれだけ。

8.「100円のコーラを1000円で売る方法」

著:永井孝尚

ビジネスって面白いかもと思わせてくれた。物語形式で書いてあって、ビジネスをすることも、スポーツみたいで楽しいだなって感じさせてくれた。その中で、ビジネスの理論がかなり興味深いような仕方で、実際の物語の中で出てきて、経営理論とかマーケティング理論とかへの興味がそそられた。自分にとっては、その後の経営学やマーケティング周りの勉強とかを加速させてくれた本。そういう意味で影響は強い。

9.USJを劇的に変えたたったひとつの考え方

著:森岡毅

マーケティングとは何ぞや、と疑問に思っているときに読んだ。マーケティングの考え方もわかるが、戦略的に考えることも学べる。自分はどちらかというと、マーケより戦略をこの本で学んだ。というよりマーケも戦略の一部だから必然か。面白くて何回も読んで、戦略的思考の感覚が掴めたと思う。

10.ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務

著:石野雄一

ビジネスマンの必須言語は英語ではなく、経営学!と言いたいほど、資本主義の世の中は経営的な用語、考え方で溢れているし、その論理で大体のことは出来上がっている。単純に世の中の仕組みも理解できて楽しいということもあるが、そもそも企業がこの資本主義でうまく生き残るために開発されたのが経営学。個人も自分を経営している社長のようなものだから、経営関係なくとも個人の生存戦略として参考になったり学べることは多い。そして経営学の中でも自分はファイナンスの分野は目から鱗だった。

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たくさん本読んできたつもりだけど、紹介してみたものを見てみると、有名で、王道の本ばっかになってしまった。

でも、実際影響を与えたのはこういう本だから仕方ない。

結局王道とかが、影響を与えるし、影響を与えるから、王道なんだろうな、ということで、言い訳をしておわりにする。

次はもっと隠れた名著を紹介できるようになっておきたい。

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