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【洋書紹介】3月進捗+気になる本

3月進捗

How To Read a Book

by Mortimer J. Adler / Charles Van Doren

本の種類や読書の深さに合った本の読み方を紹介している本。読書レベルを4つ(Elementary Reading 文字・文章を読む、Inspectional Reading 限られた時間内で全体を把握する、Analytical Reading 内容を分析する、Syntopical Reading 複数の文献を参照しながら読む)に分けて、それぞれの方法を説明しています。メモの取り方とか分析の方法とかも書かれていて、もっと深読みしていきたいなと思っています。


Moon Over Manifest

by Clare Vanderpool

3月は児童書ムードが続いていたので手に取りました。またまたニューベリー賞受賞作のヒストリカルフィクションです。

ざっくりあらすじ:
時は大恐慌のさなかの1936年アメリカ。主人公Abileneは、鉄道作りの仕事をしている父と放浪生活を続けていましたが、父親が幼い娘を連れての鉄道仕事を危険だと判断したため、父の故郷でもある町マニフェストに預けられます。Abileneはそこで1918年(こちらは第一次世界大戦のさなか)に書かれた手紙を発見し、その手紙の真相を突き止めれば父親の面影も見つかるのではないかと町の過去を探り始めます。物語は占い師(霊媒師)の話で1918年を回想する形で少しずつ紐解かれて行くので、謎解きの要素からミステリーのようでもあり、町の人の過去とか背景とか不穏な空気でサスペンスのようでもある不思議な感じです。大恐慌と第一次世界大戦、2つの時間軸のどちらも暗い時代にあるアメリカで、少女が試行錯誤しながら父親の過去を知ろうと奮闘する様子がほほえましい印象です。現在、234/342ページ。


あと1冊クラシックを読んでいますが、そちらは長編でかなりの長丁場になりそうなのでもう少ししたらお知らせします。


気になる本


【児童書】

When You Trap a Tiger

by Tae Keller

The Witch's Boy

by Kelly Barnhill

日本語タイトル「魔女の子ども」。先日読んだ「The Girl Who Drank the Moon」の著者の作品です。タイトル通り、魔女の子の話?くらいしか分かりませんが「The Girl Who Drank the Moon」がよかったので読んでみたい。


Fish in a Tree

by Lynda Mullaly Hunt

頭脳明晰だけどディスクレシア(失読症)を持つ少女が1人の教師と出会い、世界が開かれていくお話みたいです。興味津々。

【ヤングアダルト】

Seige and Storm

by Leigh Bardugo

こちらは「Shadow and Bone」3部作の2作目。1が面白かったので、近々読みたいです。Netflixでも「暗黒と神秘の骨」というタイトルで映像化されています。最近シーズン2が配信になりました。

ではまた♪



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