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進言@ピラミッド組織は隠匿の温床か?

世の中に存在する組織は様々あれど、組織形態
はピラミッド型が大半なのはナゼなのだろうか。

組織変革が幾度となく話題にされてきているが、
ピラミッド型がほぼ維持されているのも疑問だ。

組織をピラミッド型に維持することには、それ
ほどまでメリットがあるとでも言うのだろうか。

現状のスピードが要求されるビジネス環境から
考えてみて、誰が見てもあり得ない状況なのだ。

誰かが意図的にピラミッド型を維持することに、
固執する訳があるのではないかと疑いたくなる。

1.ピラミッド型が維持される理由はこれだ

ピラミッド型が組織形態の定番になった理由に
ついて考えてみたことがある人はいるだろうか。

指示命令で組織を統制するのにはピラミッド型
である方が良さそうだという意見はあると思う。

だけども階層を増やし過ぎると指示命令が滞る。
それでも幾層かの段階で組む場合が多いようだ。

確実な指示命令と多階層は相反すると思うけど、
実は両方がピラミッド型を維持する理由なのだ。

「えっ?どういうこと」と言いたくなると思う。
指示命令を早く確実にしたいなら少階層のはず。

ところが階層を多くしたいという輩がいるのだ。
何のためかが分ったら、きっと驚くに違いない。

その理由とは限定者だけで秘密を隠匿するため。
ピラミッド型はどうして秘密を隠匿できるのか。

上層で秘密を保持し下層に漏れない様にできる。
それがピラミッド型が多用される理由と言える。

2.組織では人の支配より支援を優先すべき

上層部が秘密を保持し隠匿した事件を振返れば、
組織がピラミッド型だからできたのだと気づく。

実のところピラミッド型が良いのだという意見
こそが、隠匿体質を守り抜くための口実なのだ。

ピラミッド型は限定者で秘密を保持できる以外
に何もメリットが無いのだと認識した方が良い。

組織に属する人々を指示命令で支配し統治する
のにピラミッド型は余りに都合が良すぎるかも。

だからピラミッド型では組織に属す人より組織
そのものを守ろうとする状態になりがちなのだ。

これを知ればピラミッド型とは効率の悪い組織
形態であるとの話が、嘘でないと分かるはずだ。

もうピラミッド型の組織の中で支配されるのは
おかしいのだと充分に認識できたのではないか。

ならば支配体制から逃れて、組織を支援体制へ
シフトできるように働きかけてはどうだろうか。


3.フラット型で迅速さ確実さを達成できる

ピラミッド型では経営的にも従業員満足的にも
良くないと分かっていてもすぐに変えられない。

ピラミッド型の組織に慣れ過ぎてしまったため、
他の型の組織に馴染めないのが実状ではないか。

ピラミッド型の脱却には逆ピラミッド型が良い。
経営者側が従業員を支配せずに支援する体制だ。

組織構成はそのままで営みだけを変えれば済む。
経営者の意志を従業員が事業に反映してくれる。

逆ピラミッド型に慣れたらピラミッドを崩そう。
組織の階層を無くしてフラット型へ移行しよう。

フラット型にすれば理想的な状態を演出できる。
既得権を無くして個々の才能を優先する演出だ。

人同士がフラットな形態で連携することにより、
皆が個々の才能を発揮しやすくなるはずなのだ。

ここまで組織形態を変えることができたならば、
もう元のピラミッド型に戻ることはあり得ない。

何故なら女性活躍やDX化を推進するのであれば、
組織のフラット化が最適な推進策になるからだ。

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