おやつには、甘いものと飲み物を揃えたい。
緑茶には和菓子（個人的にはあんこを使ったものが良い）、珈琲にはチョコレート、というように、適した食べあわせというものがある。互いの良さを引き立てあう、幸せなひとときの演出。  

紅茶になら何がいいだろう。
最初に浮かぶのはスコーン。
ケーキならばシフォンだろうか。
だが、紅茶の国・イギリスではビスケットを紅茶に浸して食べるのが定番のやりかたらしい。
ふむ。
クッキーやビスケットの、さくりほろりと崩れていく食感を紅茶で包みながら楽しむのも、確かに良い。とても良い。  

紅茶と一緒に楽しむクッキーを作りたくなり、ショートブレッドを焼いてみることにした。
ごくごくシンプルな材料でできる。
ざっくり覚え書き。  

ー・ー・ー・ー・ー・ー  

【2×5センチ程度のもの、20本ほど】  
小麦粉　200g
バター　100g
砂糖　　50g
塩　　　小さじ1／4〜1／2（好み）  

室温でやわらかくしたバターに、砂糖を何回かに分けて加え、泡立て器でよく練る。
ふんわりしたら塩も加えて混ぜる。
小麦粉をふるい入れて、へらで切るようにしながらまとめていく。粉っぽさがなくなってきたら手で押しつけるようにして生地をまとめる。ラップでくるみ、めん棒で1cmほどの厚さに伸ばしつつ、長方形にかたちづくる。
冷蔵庫で30分〜1時間ほど休ませたら包丁で切り分ける。つまようじや箸で模様をつける。
180度に予熱しておいたオーブンで、20〜25分焼く。

ー・ー・ー・ー・ー・ー  

とにかく作りやすい配合で、とやってみたが、
味も食感も好みにできた。3歳の姪っ子も、もぐもぐと嬉しそうに頬ばってくれたので及第点。
ただ、黄金比は3:2:1らしい。そうすると、粉が減るぶん、よりバターの風味豊かな仕上がりになるのではないだろうか。
一度試してみるのもいいかな。