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進路の話・美大に行こうと思ったキッカケ


雑談の記事が続き過ぎましたので

10代の頃を思い出しながら、進路の話でも書いてみようかなと思います。
最終的には、これからのことも書こうと思います。


私は今、藝大の日本画専攻で学んでいます。


サムネイルの百合は、大学に入って一番最初に描いた課題です。

周りの人たちがあり得ないほど上手くて打ちのめされたな。思い出深いです。



美大に行こうと思ったきっかけについて。



漠然と、「美大に行こうかなぁ」と思い始めたのは中学2.3年生くらいのときでした。


私はその頃、凄く短い間でしたが、起業に興味がありました。

家にはビジネス書がたくさんありました。もちろん自分のものではなく、家族のものですが。



中学校では読書の時間がありましたが、小説にはその頃は全く興味がなく、家の本棚からビジネス書を借りて学校に持っていって色々読んでいました。



そのうち、自分でもビジネスをやりたい、起業したい、できれば10代のうちに。
と思うようになりました。

幼少期から、親の仕事に着いていくことが多くあり、そこで様々な業種の自営業の人たちや、私の親もそうですが起業して自分の好きなことを仕事にしている人たちを間近で見て育ってきたように思います。


今考えると、そのことは自分の考え方にかなり大きな影響を与えていると思います。



その頃は起業への憧れが強くてセミナーにも行きました。
熱心にメモしていました。

今では全く興味が無くなってしまいましたが笑




でも別に、当時、起業して何かをやりたかったわけではなく。


単純に「起業とか、なんかカッコいい」という中学生の純粋な憧れです。

「10代で起業したら、めちゃくちゃカッコいいじゃん!!!」と思っていただけです。


そんななかで、アートにも元々関心があったので、ビジネスとアートが重なるところであるデザインにはやはり興味を持っていました。
中でも広告デザイン、ブランディングや洗練されたプロダクトデザイン、グラフィックデザインなどに興味を持ち始めました。


それから家にあった本を読んで、佐藤可士和さんなどのアートディレクターという人たちの存在を知りました。


そういう人たちは「美大」を出ていることを知り、何となく漠然と、

「へぇ〜美大っていうのがあるんだ〜美大行くかなぁ〜〜」

と思うようになりました。

絵本とかじゃないんですね。日本画なんて存在すら知りませんでした。


デザイン系から美大を知りました。


でも結局デザイン科を目指す事はありませんでした。




確かに起業やビジネスやアートディレクター、デザイナーとかはカッコいいけど……カッコいいと思うだけで、別にそれで何かをやりたいわけじゃ無いしなぁ。

そうして、ビジネスやデザインはすぐに飽きてしまいました笑


やっぱり自分はファイン系だよなぁと思いました。



小さい頃から、一人で黙々と自分の世界や物語を作って表現するのが何よりの幸せでした。

そもそも芸術の方に進もうというのは13歳の時にははっきりと決めていました。

(それまではパティシエになりたいとか医者になりたいとか紆余曲折あったんですが)

芸術の中でも、「絵」は家族や幼稚園、小学校の先生達から褒められてきた記憶があり、自分でも絵なら得意なのかな?と思っていました。


『「絵」なら、やっていけるかも!』

実は、絵以外にも幼少期からずっとやりたかったことは他にもありました。
でも自信も経験もなく、そっちは一人で密かにやりながら、進路としては自信のある(後に打ち砕かれる)美術の方へ進学することにしました。

この選択が正しかったのかどうか、
色々思うことはあります。
その話は、またどこかで。


ちなみに藝大にいる周りの人は、家族も作家さんだったり美術に関わっていたり、という人がちらほらいます。

ですが私の家族や親戚には、美術に関わっている人は誰一人としていません。



それでも私の家族は、私が美術系に進むことについて一切反対することなく、とてもよく理解してくれました。

私が何かしら表現をする人間になるだろう、というのは家族みんな予想していたことだったようです。

そこは、本当に有り難いことでした。


そして高1のとき、偶然にも高校に来ていた教育実習生が多摩美から来た人で、美大に行くには美大受験専門の予備校に行くのだと教えてもらいました。

美大受験について、その方に色々と話を伺いました。



えっ!美術にも予備校があるんだ。

しかも、絵画教室とは全く別物らしい。

ほぉ〜、知らなかった。


地方に住んでいて困るのはやはり、こういう進路に関する情報が圧倒的に不足していることです。

それで高2の年から地元に一つだけあった、小さな美術予備校に通わせてもらうことになりました。

ちなみに高校は1年生の終わりで中退しました。

その話も、また別の機会に書きたいと思います。


予備校に夜間週3で通い始め、始めは油画科を目指すことにしたのでした。



地元の予備校の話を今度は書いてみようかなと思います。

日本画の専攻を選んだキッカケとか、書いてみようと思います。


つづく

(需要あるのか……?)


今回も記事を読んでくださり、誠にありがとうございました!

ではまた。

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