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吐かないと吸えない。

私のとても尊敬する人が、吐かないと吸えないと仰ることがあります。

どういう意味かというと、

情報をインプットをしたら、あるところでアウトプットしないとそれ以上インプットできなくなる

ということを、呼吸になぞらえて表現しているのです。


私はネットに文章を書いてアウトプットすることが多いですが、これは本当に実感があります。

インプットとアウトプットには何だか時期的な周期があって、例えばアウトプットしようとしても雑巾絞り切ったみたいに何も出てこないよ〜〜〜〜って、出涸らしみたいになる時期があります。笑

そういうときはインプットが足りてないサインなので、本を読んだり、人と話すときも聞くほうに意識を向けたりします。

逆に文章を読んでもなんか心に響かないな〜ってときは、お腹いっぱい状態なので意識的にアウトプットを増やすようにします。


つまり、何かしらのアウトプットが習慣になっていると、インプットの時期とアウトプットの周期がわかるようになってくる感覚があります。


アウトプットは書くことでもいいし、しゃべるのもいいです。
また、人によって心地よいアウトプットの頻度も異なります。

人の目に触れるようにアウトプットしてみたら、相手が考えていることと相乗効果が起きて、またいいインプットになることがあります。私のとても好きな瞬間のひとつです。

一方で、誰も見ていないところでアウトプットしても全然いいと思います。そうやって自分なりに自然に積み重ねることも、とても好きです。


あまり掃き溜めのようになってしまってもよくないのですが、目の前の人が安心してアウトプットできるような話し相手でありたいし、いろんな人が安心して生産的にアウトプットできる場がステキだと思っています。

安心感とか、出入り自由とか、そういう言葉が前より好きになっています。


ところで若干余談ですが、なんとヨガでも、呼吸の指導をするときに吐かないと吸えないって言うんですよね。

現代人は基本緊張しているので呼吸が浅く、日常的に吸い過ぎている人が多いと言います。

そういう呼吸が自然になっちゃってる人に深呼吸しましょうと言ってもなかなかできなかったりするので、まず吐くようにガイドします。
吐くことを意識するだけでも少しずつ呼吸が深くなって、体の緊張状態がほどけてくるんですね。


ある分野で見聞きしたことが、全然違う場所でアナロジーとして新しい気づきを与えてくれることがあります。
複数の分野に首を突っ込んでいる状態は、楽しいです。

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