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ケースから一掴みの5曲~80'S アイドル編。

 昨日が小泉今日子さんで予想以上の反応をいただいたので、今日は一人のアーティストに拘らずケースの中に入っているアイドルの中から5曲を選んでみることにしました。
80年代のアイドルに私が興味を持つきっかけはメジャーどころだと「BOMB!」や「momoco」に「バラエティ」。ミニコミだと「REMEMBER」や「よい子の歌謡曲」が創刊されたことがあります。
グラビア以外にもアイドルを語っていた雑誌がまた好きだったんですよ。
好きなミュージシャンがアイドルに曲を書いたり、演奏していた時期と重なっていたのも大きいですね。
 
 今回はそんな中から5曲選んでみることにしたわけです。
それではもう少しお付き合いください。

・斉藤由貴「AXIA ~かなしいことり~」
from CD 『THE SPECIAL SERIES 斉藤由貴』(D32A0154/キャニオン)

 CMソングとして知ったのですが、後々まで作曲も銀色夏生さんだとは知らなかったんですよね。というか、銀色さんが曲も書けることを知ったのは割と近年だったかもしれません。
ちなみに編曲は斉藤さんの作品をずっと手掛けていた武部聡志さん。
斉藤由貴さんのベスト盤を他に持っていて、この曲を聴こうとしたら入ってなかったのでした。
慌てて最寄りの某新古書店に行ったら、激安価格でこのCDがあって即購入した記憶があります。

 これは近年のライヴ映像ですね。

・八木さおり「瞳で片想い」
from CD 『 八木さおり パーフェクト・ベスト』(KICS-1585/キング)

 八木さおりさんのデビュー曲で、作詞が来生えつこさん、作曲が来生たかおさん、編曲は船山基紀さんという組み合わせですね。
中森明菜さんのデビュー曲である「スローモーション」と同じ顔ぶれでしたし、何より歌を聴いてすごくいい曲だと思ったし、八木さんの歌もよかったんですよ。
これは大ヒット間違いなし!と確信していた私でした。
デビュー前から少年マガジン系の雑誌でグラビアなどで活躍していましたから、なおさらに。
今聴いてもいい曲、素晴らしい歌です。

 なかなかテレビ出演は珍しいのでした。

・徳丸純子「恋はシーソーゲーム」
from CD 『 徳丸純子 ゴールデン・ベスト』(COCP-39585/コロムビア)

 徳丸純子さんはTDKレコードの「金の椅子オーディション」をきっかけにデビューすることなったのですが、TDKレコードだったことが後々響いてしまったのでした。
1983年3月21日にシングル「聖・ファーストラブ」でデビューし、同年12月には清水信之さんプロデュースのアルバム『青のないパレット』を発売しました。
この「恋はシーソーゲーム」は3枚目のシングルで、作詞は大貫妙子さん、作曲と編曲は清水さんですね。
「よい子の歌謡曲」によりますと、岡田奈々さん辺りを意識した音作りで、当時のディアハート・レーベル関連のミュージシャンが曲提供したり参加しています。

 近年、発売された『ゴールデン・ベスト』はTDKレコードの諸々が安定しなかったことがあって、マスターテープが見つからず、レコード盤からマスタリングをしてCD化したのでした。。

・渡辺美奈代「ちょっとFallin' Love」
from CD 『 渡辺美奈代~シングルス~』(MHCL-180/ソニーミュージック)

 渡辺美奈代さんはおニャン子クラブからソロ・デビューして、この時期は渚十吾(黒田日出良)さんがディレクターとして担当していました。
渚さんとムーンライダーズ関連が一番濃密に活動していた時期でもありまして、シングル~アルバムと鈴木慶一さんがプロデュースしていたというわけです。

 この曲は作詞が文園千津子さん、作曲が慶一さんと渚さんの共作で、編曲は慶一さんですね。
アイドルにしては観客が乗りにくい曲調にしたり、色々と工夫していた時期だったと個人的に思いますが、セールス的に失敗しなかったのはさすがというしかないでしょう。

・とみたゆう子「セプテンバー・ガール」
from CD 『 とみたゆう子 アーリーデイズ・ベスト』(CRCP-20526/クラウン)

 とみたゆう子さんの実質的デビュー曲です。
とみたさんをアイドルにカテゴライズしていいものか、私も悩んでしまうのですが、雑誌「BOMB!」にインタビューが掲載されたことがありますし、ニューミュージック界のアイドル的存在でしたから、よし!とします。 
ちなみにこの曲のディレクターは細野晴臣さんやムーンライダーズにbenzoを担当した故中根康旨さんです。
若き日の窪田晴男さんたちによるバンド、人種熱はとみたゆう子さんのファースト・アルバム『COLOURS』に参加しているのでした。
中根さんがサエキけんぞうさんのイベントに出演した際「窪田くんの若い頃仕事をした」ということを話していましたが、とみたさんのアルバムはその一つでした。

 ちなみにこの曲、作詞・作曲のタッジオというのは(元Do!でシンガーソングライターの)山梨鐐平さんの変名だそうです。
曲提供したのは山梨さんもクラウン所属だったからかもしれませんね。

 当時としては珍しいP.V.ですね。

 他にも80年代のアイドルに関してはCD(オムニバスを含めて)まだまだCDがありますから、リクエストがあればまたやります。
ちなみに明日は読書日記の予定です。
最近、本買ってませんから、再読したものについて書きます。

 ではまたー。




 


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