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ケースから一掴みの5曲~GRANDFATHERS編。

 前回の「ケースから一掴みの5曲」シリーズは8月30日の鈴木博文さん編だったのでした。
結構、間が空いているように感じたんですけど、それほど間が空いてるわけではなかったみたいですね。

 昨日が敬老の日だったことをすっかり忘れてしまってましたが、それにちなんで、今日は初期は鈴木博文さんがプロデュースしたバンド。GRANDFATHERSの5曲を選んでみます。
それじゃ行ってみよー。

・GRANDFATHERS「ROUGH MIXのテーマ」from album『BBB』(compactron-14/メトロトロン)

 この曲の初演は確かGRANDFATHERSとカーネーションがeggmanで2マンライヴをやった時だったような。1989年12月のはず。
記憶によると同じ日にはピチカート・ファイヴが恵比寿ファクトリーでライヴをやっていたはずです。
なぜ覚えているかというと、田島貴男さん在籍時のピチカートのライヴはほぼ観ているので、見逃したことは忘れられないんですよね。。

 更に記憶を引っ張り出すと、あの日はアンコールでカーネーションとGRANDFATHERSで演奏されたはずです(記憶では私が観た中で鈴木秀明さんが参加した最後のライヴでした)。
その後、この曲は「LOVE MIXのテーマ」というタイトルになったり、ライヴの最後でセッションされることが多い曲になったのでした。
CD化されたヴァージョンには関島岳郎さんと中尾勘二さんの2本のトロンボーンが入っていますね。
ブレイクしてから手拍子でリスタートするのがカッコよかった印象があります。
しかし、何でこの曲ベスト盤に入らなかったんだろう?

・GRANDFATHERS「ないしょの茂みにて」 from best album 『 GOLDEN HARVEST』(TKCA-71559/徳間ジャパン)

 初期の彼らの代表曲といえばこれでしょう。
初めて観たインクスティック芝浦でのイベント「おはつ、に」(対バンはタイツとBL. WALTZ)でも当然演奏されましたね。
ちなみに私が初めて彼らの曲を聴いたのはFM東京の番組に高橋幸宏さんと鈴木慶一さんがゲスト出演した時に流れた「きかん坊」でした。
TENTレーベルのオーディション出演時だったので、ヴォーカル&ギターが青山陽一さん、ベースが大田譲さん、ギターが西村哲也さんにドラムスが鈴木秀明さんと三原重夫さんという5人編成だった時期ですね。
エアチェックしたテープをMDにダビングして、西村さんに渡したので、もしかしたらいつか発表されることがあるかもしれません。
テープ自体切れてしまったので、引っ越しの際捨ててしまいました(MDにダビングしたものは個人的にまだ持っていますが)。。

この映像はイベント“TURN TO THE POP”出演時のものですね。
ちなみに青山さんとオリジナル・ラヴの田島貴男さんのAmazing Soul Brothersや青山さんや直枝政太郎さんのB826もこのイベントきっかけで生まれたのでした。

・GRANDFATHERS「恋の元素記号」from album 『GRANDFATHERS』(PCD-25150/P-VINE)

 GRANDFATHERSの最新アルバム『GRANDFATHERS』から一曲といえばこれでしょう。
作詞はシネマ、ジャック達、タイツ、ISSIKI AT ALLなどにソロでも活動中の一色進さん、作曲は西村さんでヴォーカルは大田さんというこの曲ならではの組み合わせですね。
時々、ジャック達のライヴで演奏されることもあります。

アルバム『GRANDFATHERS』には「大往生」(1991年の解散ライヴのタイトル)前から演奏していた曲も収録されていて、「Trombone Necked Girl」や「オサラのノクターン」に「Help My Soul」辺りは印象に残っています。
ライヴでやっていた「人工太陽のうた」、「メトロ事件」、「墓掘りの美声」(これはタイトルに自信がない)辺りはもうレコーディングされることはないのかなぁ?とかぼんやりと考えてます。

・GRANDFATHERS「TRAVELING MOOD」from album 『BBB』(compactron-14/メトロトロン)

 私にとって彼らの代表曲といえばこれですね。
個人的には1曲目で聴くより、ラスト近くで聴きたいというのがありましたので、『BBB』からとさせていただきました。
やっぱり「化石のバス」というフレーズにはビックリしましたし、ハートを掴まれましたね。

・GRANDFATHERS「にんじん(ライヴ・ヴァージョン)」from best album 『GOLDEN HARVEST』(TKCA-71559/徳間ジャパン)
 

 映像は2010年赤坂グラフィティでのライヴですが、CDに収録されているのは1989年の九段会館での最初のメトロトロン・ワークスでの演奏ですね。
1991年から大サビが入っているヴァージョンの頻度が高くなってますが、個人的にはない方が好きだったりします。

 この曲はKUKIのビデオ作品「危険に情事」で使われていて、時々借りてしまってました。あ、ちなみに主役は東清美さんと姫野真利亜さん(漢字に自信がない)でしたね。
伊勢麟太郎さん監督で、OTOさんや蛭子能収さんも出演していたはずです。懐かしい。
ちなみにGRANDFATHERSは「大人は判ってくれない'88」に出演していたり、井上美樹さん「OH!PINK」など多数のKUKI作品に楽曲が使用されています。
「きかん坊」のアコースティック・ヴァージョンなど、別ヴァージョンも使用されているので、詳しい人教えてください。
KUKI作品に使用された曲のリスト作りしてほしいものです。

 GRANDFATHERSのライヴごとに配布されていた「うさぎ新聞」がとにかく面白くて、友達が作っていた「METRO NEWS」と合わせた形のフリーペーパーを私が始めたのが「GO→ST通信」だったのです。

 GRANDFATHERSは大好きなバンドというだけではなくて、フリーペーパーを作るきっかけのバンドだったんですよ。
なので、他のバンドより思い入れがあるのでした。長くなったのでおしまい。

 明日もメトロトロン関連のアーティストで「ケースから一掴みの5曲」をやります。まだ誰を取り上げるか迷ってます。とりあえずお楽しみに。

 ではまたー。

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