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今日の一枚~石川セリ『ファム・ファタル』編。

 石川セリさんは大好きなアーティストなので、noteでは何度も取り上げていますね。
ここ最近、CDケースの中身を整理していまして、石川セリさんのCDは常に上に位置していますから、整理する頻度が上がってしまうわけなんですねー。
で、石川セリさんを最初っから私が大好きなだったかというとそんなことはなくて、このアルバムを先行シングル「キサラ恋人」がきっかけで大ファンになったのでした。
「八月の濡れた砂」が苦手だったんですよ。昔から。曲と一緒に紹介される写真も。
CMで「キサラ恋人」を聴いてハートを一気に掴まれた感じがしたんです。
確か最初からムーンライダーズのドラマーかしぶち哲郎さんが作詞、作曲にプロデュースをしていたことは知っていたのかな。。
カップリング曲も大好きで、記事書いてます。

 石川セリさんにかしぶちさんやPANTA(中村治雄)さんがよく曲を書いていることを知ったのも、当然この後でしたね。
この『ファム・ファタル』は冬に出たアルバムでして、予約したのを取りに行った時ジャケットのステキさに息を飲んだことをハッキリ覚えてます。

・石川セリ『ファム・ファタル』(PROT-1030/ユニバーサルミュージック・タワーレコード)

 帰宅して、クレジットを確認したら、撮影は横須賀功光さん、アート・ディレクションは羽良多平吉さんという素晴らしい組み合わせでした。
横須賀さんはグラビアのカメラマンをチェックしていた私にはお馴染みの名前でしたし、羽良多さんは既に名前を知っていた程度に有名でした。

 アルバムに話を戻しますと、シングル・カットされた「恋愛飼育論」もかしぶちさんの作品でして、ソロ・ライヴでの演奏頻度が高い曲でした。
1曲目の「Noel」はかしぶちさんの『彼女の時』コンサートのオープニングで演奏された記憶力あります。フランス語の歌詞含めてメチャクチャカッコいい曲です。
2曲目の「コロニー」は大貫妙子さん作詞&作曲で、この曲のみ演奏はリアル・フィッシュです。
これまた名曲中の名曲でエンディングに大貫さんがコーラスで参加する部分の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
後に再レコーディングされたのですが、残念ながら私は未聴です。すみません。
1984年発売のこのアルバムがムーンライダーズ(但し鈴木慶一さんは不参加)がほとんどの演奏を担当した最後のアルバムだと言えるかもしれませんね。

 そして、かしぶち哲郎さんのライヴの最終日に石川セリさんが「キサラ恋人」で飛び入りしたのを最前列で観た時は感動しましたね。
石川セリさんを次に観たのはイベント喫茶ロックジャンボリーに樋口康雄さん「I LOVE YOU」や石川セリさん「私の宝物」とシングアウトに参加したのも観て、これまた感動した記憶があります。
まー、喫茶ロックジャンボリーはココナツ・バンクやセンチメンタルシティロマンスなど全てが素晴らしかったイベントでした。

 石川セリさんの初期の作品は紙ジャケット化されたのですが、全アルバムが紙ジャケット化されなかったのは残念です。
このアルバムの紙ジャケット盤、欲しかったな。
今日はこんなところで。

 ではまたー。

 

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