見出し画像

獲物の分け前~杉真理&レッド・ストライプス『スインギー』編。

 これも前回書いた通り、杉さんが『ナイアガラ・トライアングルVOL.2』に参加したり、ソロ・アルバム『OVERLAP』で注目されたから再発された『NICE PAIR』で初めて聴いたアルバムですね。

 昨日書いた記事のリンクをまず貼っておきます。
こちらも1982年の晩夏か初秋に聴いたのですが、ファーストの『マリ&レッド・ストライプス』以上によさがわからなかったアルバムなのでした。
確かレンタルしたアルバムはほとんどをダビングして返却していたのに、このアルバムはダビングしなかったと記憶しています。

・杉真理&レッド・ストライプス『スインギー』(VICL-62344/ビクター)

 このアルバムをCDで聴いたのは2000円で再発された時、1990年前後だったはずです。
さすがに高校生の時よりは印象がよくなってましたが、アルバムの好きな曲をちょこちょこ聴いた程度でヘビロテすることはなかったですね。
2007年の紙ジャケット再発でもこのアルバムを買うことはまずないと思っていたんですよ。。
たまたま中古でかなりお手頃な値段で出品されていたので、思い切って買ってしまった私です。
まずは前回の再発で大好きになった「青梅街道」を紹介してみますね。
雨の日にポータブルCDプレイヤーでこの曲を聴きながら歩いていたら、ものすごく心の中に入ってきた思い出があります(ちなみにその時、歩いていたのは青梅街道ではなく五日市街道でしたが)。

 レッド・ストライプスのアルバムが単独でCD化された(先に『NICE PAIR』がCD化されていたのでした)のが1990年前後ですから、杉さんの「ミュージック・ステディ」の徹底研究は熟読していたのですが、やっぱり入り込めずにいたんですよ。。
好きな曲はあったんですけどね。

 このアルバムを出した頃の杉さんのインタビューや写真が掲載された「新譜ジャーナル」の70年代のアンソロジーを入手して思ったのは、髪型はともかく堂島孝平さんにあまりに似ていて笑ってしまった私です。
杉さんと堂島さんは見た目もですが、キャラクターも近いなとか勝手に思ったりもして。
このアルバムからもう一曲、「あこがれの中南米」を紹介してみますね。

 杉さんのソロ・アルバムをひたすら聴いてから、このアルバムを聴くとわからなかったものがわかるんだ!ということに気づいたのはこの紙ジャケ再発盤を手に入れてからですから、メチャクチャ遅いですね。。すみません。

 これは土橋一夫さんのライナーとリマスタリングがあればこそでしたね。
土橋さん、ありがとうございます。
そして、ボーナス・トラックとして収録された未発表ライヴ音源の素晴らしさも強調しておきますね。

 明日は何を取り上げるか全く決まっておりませんが、なかなかのものをと考えております。お楽しみに。

 ではまたー。

この記事が参加している募集

思い出の曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?