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ピチカート・ファイヴ/メッセージ・ソング~隠れ名曲、名演コレクション。

・ピチカート・ファイヴ「メッセージ・ソング」(CODA-1093/コロムビア)
画像をタップすると、「メッセージ・ソング」のP.V.を見ることができます。

 一昨日が野宮真貴さんソロ、昨日がポータブル・ロックなら、今日はピチカート・ファイヴしかないでしょう。
佐々木麻美子さん、田島貴男さんに野宮真貴さんの三代のヴォーカリストのライヴ観てますが、一番熱心に通ったのは田島さん時代でしたね。
渋谷のクアトロやインクスティック芝浦が印象に残っています。
近田春夫さん、鮎川誠さんに戸川京子さんなどゲストも最高でしたし。あがた森魚さんとの対バンも。
あ、フロント・アクトがオリジナル・ラヴだったこともありました。懐かしい。

 でも、今日は昨日一昨日の繋がりで野宮さん時代のピチカート・ファイヴの曲を選んでみました。
野宮さんヴォーカル時代には他にもヒット曲がありますし、個人的に好きな曲も多いのですが、敢えてこの曲を選びましたよ。

・「メッセージ・ソング」のレコーディング・メンバーのクレジット。

 説明しますと、ギターはパール兄弟を一時期勘当されていた窪田晴男さん、ベースはKC'S(高浪敬太郎さん~当時の表記と鈴木智文さん)のアルバムでも弾いていたキタダマキさん、ドラムスは元オリジナル・ラヴのメンバーでトラットリアから作品を発売しているyoshie(平ヶ倉よしえ)さんにキーボードは元スパンク・ハッピーの河野伸さん、トランペットは荒木敏男さんという顔ぶれでした。

 まず、窪田さんのギターが印象的ですし、河野さんのプレイも素晴らしいですね。
野宮さんのヴォーカルもそれに負けていないのが最高です。
こうして聴くと最初のソロやポータブル・ロックとはかなり違ってきたと実感できますね。

 そして、P.V.に出演しているのは野宮さんとルースターズ~Rock'n' Roll Gypsiesの花田裕之さんというのが、またまた素晴らしい。
小西康陽さんと花田さんの繋がりはピチカート・ファイヴのCBSソニー時代のアルバム『女王陛下のピチカート・ファイヴ』収録曲「新ベリッシマ」でギターを弾いています。
花田さんのファースト・ソロ・アルバム『Riff Rough』収録曲「あの娘には判らない」は作詞が小西さん、作曲が花田さんのコンビで作られています。
花田さんのファースト・ソロ・アルバムを小西さんプロデュースで作るという話もあったようです(実際には布袋寅泰さんプロデュースで制作されたのが『Riff Rough』でした)。

 その後は花田さんのソロ・アルバムを小西さんがプロデュースして、それらのアルバムをきっかけにレコーディングに参加したメンバーがバンドRock'n' Roll Gypsiesに発展します。
それは下山淳さん、井上富雄さんに池畑潤二さんと花田さんという顔ぶれでした(後が井上さんは脱退し、市川勝也さんが参加)。

 ここを毎日見ている人ならパール兄弟、KC'S、ルースターズ、Rock'n' Roll Gypsies、オリジナル・ラヴ、ポータブル・ロックという名前が出てくるだけでも意味があることがわかるはずです。
勿論、楽曲とP.V.の仕上がりが最高だということが一番重要なのですが。
それと、ピチカート・ファイヴが解散する時期に発表された曽我部恵一さんのカヴァー・ヴァージョンも素晴らしいことを付け加えて終わります。

・「戦争に反対する唯一の手段は。ピチカート・ファイヴのうたとことば」(RMCA-1002/レディメイド・インターナショナル)
曽我部恵一「メッセージ・ソング」収録。
画像をタップすると、曽我部恵一「メッセージ・ソング」を聴くことができます。

 この曲について色々な話があるようですが、私にとってはいい曲でいい歌だということが全てです。

 さて、明日についてはなんとなくは考えていますが、まだ決定打は出ていない感じです。色々聴いてみたり、見てみたりで決めるつもりです。お楽しみに。

 ではまたー。


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