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岩本千春/キス~隠れ名曲、名演コレクション。

 昨日、戸川純さんを取り上げたので、今日は戸川京子さんにしたいなーと思っていたら既に取り上げているじゃあーりませんか。
近田春夫さんが京子さんに書いた「悲しみはリアルすぎて」は別の機会に是非と考えています。

 この記事、書いたのが半年前でしたけど、これは書いたことはなんとか頭にありましたね。。
なので、実はそんなに焦ってはいません。

 戸川京子さんのレーベル・メイトで「動物園の鰐」を書いた小西康陽さんの曲を取り上げてみます。

 元々女優でデビューした岩本千春さんのシングル「かがみ」のカップリング曲「キス」ですが、この曲はアルバム『かがみ』の収録曲でもありまして、プロモーション用に「かがみ」がA面、この「キス」がB面の7inchシングルが存在します。
そして、珍しいことに「かがみ」と「キス」のビデオ・シングルが発売されているんですねー。

・岩本千春「かがみ」「キス」
04:35~「キス」を見ることができます。

 岩本さんのデビューは確か映画「ひとひらの雪」でして、えーと、秋吉久美子さんの娘役だったかな?
写真集もデビュー時期に発売されましたが、それほどブレイクした印象はありませんで、グラビアも多少やった程度でしたね。
ただ、女優としてのレギュラー番組はほぼありませんが、「相棒」などドラマのゲスト出演は多数存在しています。

 その他には「ホームラン軒」が出始めの頃のCMに出演しています。
このホームラン軒は私の好きなカップ麺のひとつで、次の記事を書きました。

 いや、全く考えていなかった展開ですね。ビックリです。

 岩本さんの「キス」に話を戻しますと、1996年にはドイツのbungalowレーベルから発売された日本のクラブポップのオムニバス『sushi 3003』に収録され、シックスティ・レコードの販売権の移動など諸々の理由で入手困難だったこの曲がかなり入手しやすくなりましたね。

・岩本千春「キス」from CD 『sushi 3003』(bung 006/bungalow)

 そして、1998年には高浪敬太郎さんがサウンド・プロデュースを担当した宮村優子さんのアルバム『産休』に、小西康陽さんが編曲(バック・トラック作りも)担当した「キス」のカヴァー・ヴァージョンが収録されました。

・宮村優子「キス」from album 『産休』(VICL-60261/ビクター)

 宮村さんのヴァージョンは基本的には岩本さんのヴァージョンのアレンジを踏襲してますが、よく聴くと細かい部分はさすがに違いますね。
是非聴き比べてみることをおすすめします。

 最後にアルバム『かがみ』用に小西さんが書いた「ヴレヴ」や「できごと」もなかなかのできの曲なので、いつかアルバムという形で再発してほしいものです。

 岩本さんにしたことで、これまた次に何をもってくるか難しくなりました。そこを考えるのも私次第ということで。皆さま、お楽しみに。

 ではまたー。


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