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読書日記~佐野元春の2冊のムック編。

 今日、3月13日は佐野元春さんの誕生日なんですよ。
ちなみに元オリジナル・ラヴ、ザ・コレクターズの小里誠さんも今日みたいですね。
お二人を含めて、今日誕生日の皆さまおめでとうございます。

 佐野さんの誕生日が今日ということをはっきりと覚えているのは、明日(3/14)が杉真理さんと鈴木さえ子さんの誕生日だから結びつけて覚えているのかもしれませんね。
ちなみにナイアガラ・トライアングルVOL.2のもう一人、大瀧詠一さんの誕生日は7月28日で、こちらはサエキけんぞうさんと一緒です。

 こうして誕生日を話題にすることにし始めた林家ペーさんに敬意を表して、この話題を締めくくります。
じゃ、佐野元春さんの2冊のムックについて、行ってみよー。

・「別冊カドカワ 総力特集 30th Anniversary 佐野元春 音楽というカルチャーを求めて」(KADOKAWA)

 この本が発売されたのは2010年ですから、もう既に13年前になるんですね。そんなに時間が経っている印象がないんですが。。

 この本はセルフカヴァー・アルバム『月と専制君主』が発売されたことがきっかけで制作されたムックなんですが、佐野さんのロング・インタビュー、充実した年表、関連ミュージシャンへのインタビューなど素晴らしい出来なんですね。
特に大瀧詠一さんと小田和正さんがこの手の特集に寄稿することは珍しいのですが、揃って寄稿したのはおそらく最初で最後なのではないでしょうか?
(ご存知の方がいらしたら教えてください)

 ナイアガラ・トライアングルVOL.2に参加した杉真理さん、佐野さんとは縁深くナイアガラ・トライアングルVOL.1に参加した伊藤銀次さん、佐野さんと何度も共演して多大な影響を受けている堂島孝平さんの鼎談も最高ですね。

 スポークンワーズ・セッションに参加した井上鑑さんと山木秀夫さんの対談、佐野さんのバンド、ハートランド、ホーボーキングバンド、コヨーテ・バンドに参加した方々(Dr.kyOnさん、大井“スパム”洋輔さん、古田たかしさん、井上富雄さん、山本拓夫さん~登場順)へのインタビューなど、佐野さんを通して日本のロック&ポップスに貢献したミュージシャンについて知ることができます。
更に佐野さんとコラボしたBONNIE PINKやLOVE PSYCHEDELICOにも取材しているのも重要ですね。

 他にも色々な方々にインタビューしているので、これは是非手に取っていただきたい内容です。

・「ロック画報 20」(ブルース・インターアクシヨンズ)

 こちらの発売は2005年ですから、今から18年前になりますね。
佐野さんへのデビュー25周年記念インタビューのインタビュアーは長谷川博一さん。
佐野さんをデビュー当時から取材していた長谷川さんとの関係が伺えて非常に興味深い内容です。
志田歩さんによる活動をハートランド第1期、ハートランド第2期、ハートランド解散後と区切った上での佐野さん論も素晴らしい。
その間に挟まる形の佐野さんと縁深いミュージシャン(古田たかしさん、西本明さん、Dr. kyOnさん、井上鑑さん~登場順)へのインタビューは先ほどのムックと比較すると更に興味深いことになりますね。

 この本には佐野さんのスポークン・ワーズが収録されたCDが付属されているのが、非常にありがたいところです。

 佐野さん関連の書籍は多数存在するので、私が持っている文庫本「路上のイノセンス」や「ハートランドからの手紙」についてもいつか書いてみたいですね。
佐野さんをいち早く取り上げた雑誌「ミュージック・ステディ」の記事についてリンクを貼っておきますか。

 ちょっと余計な自分語りが多くて申し訳ないです。
ただ、リアルタイムで佐野さんの音楽に触れたことについて、正直に書いているなとは思いますが。

 佐野元春さんという長く第一線で色々なミュージシャンと音楽を作り続けたアーティストについて書くのは難しいですね。
正直、私は佐野さん一筋で応援していたわけではないので、好きな時期中心になってしまいますし。
リクエストがもしあったなら、それに沿う形で書くことができそうとも思います。

 とにかく、佐野元春さんと小里誠さん、そして今日誕生日の皆さま、誕生日おめでとうございます。

 ではまたー。

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