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HIITトレーニングとインターバルの違い ~ 正しいHIIT

ただのインターバルトレーニングと

HIITトレーニングを一緒にするな!


いきなり結論ですが、

ただのインターバルトレーニングと

HIITトレーニングは全くの別物です!



HIITトレーニングとは

HIITトレーニングとは、

ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング

の略で、

全力で高い強度のトレーニングと

軽い強度のトレーニングを

繰り返し行うトレーニング方法です。

※「高い強度」とは「ほぼ全力運動」の強度!

元々はダイエット目的のトレーニング方法ではなく、

スポーツの競技力向上を目的として編み出された

トレーニング方法です。

※元はスピードスケートのトレーニング方法だったとか。

※HIITのポイントは「全力」や「限界」レベルで行う事。


ただのインターバルトレーニングとは

ただのインターバルトレーニングについてです。

HIITとは違い70%程度の強度の運動と

軽~中強度の運動を繰り返し行う事です。

陸上の中長距離の選手がよく取り入れる練習法ですね。

HIITと通常インターバルの違い

私が今回最もお伝えしたい事は

HIITトレーニングと通常のインターバルトレーニングは

似ているが別物であるという事です。

要するに、通常のインターバルトレーニングは

あくまでも全力運動でもなければ、

当然限界まで自分を追い込む様な事もしません。

近年、何かと朝のテレビやYouTube等で

HIITトレーニングが紹介される事がありますが、

正直かなり違和感があります。

そういったテレビやYouTubeで

紹介されているHIITは、誰でも出来る様な

自重の運動を根拠無く組み合わせて、

ダラダラ休憩を入れながら繰り返してるだけの、

「ただの有酸素運動」だからです。

ようするに、

HIITをただのインターバルトレーニング

と勘違いしている人がいるという事です。


HIITの具体的な数値強度

タバタトレーニング(タバタプロトコル)で有名な

田畑泉さんはHIITの強度を数値で例えると、

「最大酸素摂取量80ml/㎏/分以上」

とおっしゃっています。

※専門用語ですいません。

最大酸素摂取量80ml/㎏/分以上を一言で言うと、

「かなりキツイ運動」

という事です。

20代男性の最大酸素摂取量平均は40ml/㎏/分。
※年齢が上がるほど数値は下がる。

ですので基本的には、YouTubeで実際に実技動画と

解説を組み合わせながら紹介している動画は

基本HIITとは呼べません。


HIITトレーニングの効果

HIITトレーニングでは多くの効果が期待できます。

簡単に箇条書きでご紹介します。

・実施時間が同じなら通常の有酸素運動よりも多くのカロリーを消費出来る

・心臓/血管系の強化

・持久力の強化(筋持久力含む)

・体重減少効果が期待できる

・比較的自宅でも実施可能

・短い時間で実施できる為、時間効率が良い

大きなメリットは上記の通りです。


HIITトレーニングのデメリット

HIITのデメリットは、当トレーニング法を研究した

田畑先生もおっしゃっている通り、

「キツい」事です。

ですので、これまでお伝えしてきた様に

運動歴が浅く、自分を肉体的に追い込む事に

慣れていない方が実行するには不向きであります。

逆に言えば、そういった方はHIITを取り入れるのは

現実的に難しいと思っております。


まとめ

最後にまとめです。

【HIITとインターバルは別物】

※今回最もお伝えしたかった事です。

通常のインターバルトレーニングは、

運動と休憩を繰り返すトレーニング方法。

HIITは全力に近い
高強度の運動と低強度の運動を繰り返すトレーニング方法。

【HIITトレーニングの数値的強度定義】

・最大酸素摂取量(VO2Max)が80ml/㎏/分以上である。

【HIITトレーニングの効果】

・最大酸素摂取量の増加

・持久力の強化

・体重減少効果

【HIITトレーニングのデメリット】

・強度が高く精神的な負担も大きい。

・誰でも出来るトレーニング方法ではない。



この記事を書いているのが2024年3月中旬です。

ダイエットやトレーニングをしている方なら

ほとんどの人が知っているであろうHIITトレーニングを

このタイミングで取り上げるか、正直迷いましたが、

最後まで読んでいただいた皆様ありがとうございます!


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