マガジンのカバー画像

FUJI ROCK FESTIVAL

8
フジロックの思い出あれこれ
運営しているクリエイター

記事一覧

フジロック2023

今年も行くと決めたのは第1弾のラインナップが発表された2月の上旬のこと。まだ真冬で、寒かった。そのわりにチケットを購入したのは6月の上旬だった。どういうスケジュールで参加するかをなかなか決められないまま、あっという間に夏がやってきた。お気に入りのアーティストが出なくても会場のあちこちで未知の音楽に触れられて、行けばとりあえず楽しいのがフジロックの魅力。けれど年々上がっていくチケット代が私を苦しめる

もっとみる
フジロック2022

フジロック2022

今年もフジ・ロック・フェスティバルに行ってきた。数えたら今回で10回目の参加だった。2003年に初めて参加したときは会場から徒歩圏内の民宿に1泊して、次は日帰りで近くの温泉施設で仮眠コース、車で参加もあった。ここ数年は毎年足を運んでいて、みつまたの民宿に土曜泊で日曜のヘッドライナー終了後にツアーバスで朝帰宅や、越後湯沢駅から送迎ありの旅館泊、1日参加で朝までコース、昨年はついにキャンプでテント泊の

もっとみる

フジロック2019



7月27日 土曜日 その①やってくる/台風はいつもやってくる/7月の最後の週末に日本列島に向かって/入念に準備を済ませたはずの荷物を前日にまた見直しても正解がわからない/新幹線に乗る前の買い物時のテンションの高さ/土曜の越後湯沢からのシャトルバスの列の長さは異常、たぶん過去最高/欲しいTシャツはいつも買えやしない/デスキャブのトートバッグをかろうじてゲットした/ホムカミのボーカルの子が普通に歩

もっとみる
フジロック2018 その②

フジロック2018 その②

(その①はこちらから
→フジロック2018 その①)

日本最大のロックフェスティバル、その3日間のうちのいちばん混雑する土曜日に、レッド・マーキーのトリ前のステージに配置されるということ。それだけでD.A.N.が大きな期待を担っていることを証明しているに違いない。タイムテーブル通りの18時前にいつもよりややテンションも高く登場したメンバー達。じわじわとタメにタメてからはじまったのはお馴染みの

もっとみる

フジロック2018 その①

7月26日の夕方、私たちはうなだれていた。私たちというのは私と、そして過去6回のフジロックフェスティバルに同行している友人との2人のことで、理由は翌日から開催されるフジロック2018の3日間のうち、私たちが参加する土曜日に台風が日本列島に上陸する可能性が高いからである。この夏の連日の記録的な猛暑のさなかで雨が降るなんて想像すらできないほど壊れていた頭は週間天気予報のチェックすら怠っていた為に、まさ

もっとみる

フジロック2017 コーネリアスLIVE

ステージの幕が落ちて姿を現したコーネリアスがまず最初に演奏したのは「さよなら さよなら バイバイ アディオス」という歌詞で始まる“いつか/どこか”だった。15年ぶりに観る私に向かってなんという挨拶だ、と心の中でツッコミながらも顔が緩み、軽快な演奏を笑顔でじっと見つめた。白いシャツに黒いパンツでシンプルに揃えた4人の姿はまるで測ったように等間隔に美しく並んで、このフェスティバルの1番大きなグリーン・

もっとみる
フジロック2016 電気グルーヴLIVE

フジロック2016 電気グルーヴLIVE

長年活動している大好きなグループだし、フェスのライブレポなんて書くつもりじゃなかった。検索すればすぐにセットリストや沢山の情報を知る事が出来る時代に、メモすら取らない人間のその一瞬だけの曖昧なレポートなんて必要性がないだろうと思って。でもやっぱり、書く。何故ならそういう気持ちだから。

フジロック20周年のラインナップがほぼ出揃った後に、もったいぶるように最後の方に発表されたスペシャルゲストの電気

もっとみる
2015年 フジロックの思い出

2015年 フジロックの思い出

フジロックはお嫌いですか。フェスとか興味なしですか。わかります、私もそうでした。
地下のライブハウスとかクラブだとかで聴く音楽を好んでいたので、何が「僕らは太陽の下でダンスしたい!」だと(それはフジではありませんけど)。
豊洲でイアン・ブラウンが出た時も行かなかったし、記事や映像で見る表面的な部分に拒絶反応があったりもしました。
行ってみるまではね。

そして行ってみた私は、また行きたいとまんまと

もっとみる