見出し画像

Tetugakuyaが舞台の小説完成まで

カウンターを通して出会った楽しいお客さまのお一人が、三野与喜君ことろくなみのさん。私は、トモッキー君と呼んでいる。

彼は、いつもカウンターに座ると、ノートパソコンを広げて、ひたすらタイピングをしている。

物語を書くのがとても好きで、いつも物語を書き続けている。

印象的だったのは、奥様からお題を出されて、すぐに物語を書き上げるものの、奥様が結末やあらすじの方向性が気に入らないと、すぐに修正してきちんとおかしくない物語に仕上げてしまわれることだ。

私は、時々、感想を求められて、読んだ後にお伝えすることもあった。

そのうち、トモッキー君は、Tetugakuyaを舞台にした物語を書いてプレゼントしてくれた。

ふと、涙が出てくるような温かい物語だった。

絵本にもなりそうだった。

トモッキー君が、また別のTetugakuyaの物語を書いてくれた。

トモッキー君は、物語が書き終わると、文字通り、用紙を片手に、飛び込むように店の中に入ってきた。

そのうち、短編集になりそうね、と私が呟いたのが始まりだったのか。

本当に、その方向で動き出してしまった。

Tetugakuyaのカウンターで、トモッキー君が執筆したTetugakuyaの物語。

せっかくだから、冊子化してみてみることになり、色々なお客様を巻き込んで、短編集づくりは始まった。


2月12日 短編集に差し込む挿絵ならぬ挿し写真の撮影の日

ストーブを囲んで


撮れ高、みんなで確認中
撮れ高を見守る著者とみんな。











4月30日紙の質やインク選びでしょうか。
トモッキー君が執筆に夢中な間、奥様は絵を描かれている。



それぞれのお客さまがもともと知り合いだったわけではないのですが、カウンターでは、よく顔を出すお客さま同士が、お知り合いになることも多い。


それぞれの持つ技術や才能を会わせよって、今回のプロジェクトも終わりを迎えました。



店頭やオンラインで販売中


180ページ


著者 三野与喜

写真家 Takao Akiyama

デザイン Nano Mokoyama

協力 ちかちゃん、はるちゃん、ヒーロー、佐々木典士

書評 小川和久




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?