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入院日記

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入院最終日

おだやかな生活すぎてかなりサボりましたなんとなく日々はすぎてゆきますなにもしていなくても

退院したいと駄々こねたら2日後に退院できた

なんか落ち着いてきて環境にイライラしてきたから退院になったけどこれ躁かもしれなくてこわい、でも閉塞感から逃げたくて、美味しいもの食べたいし季節を感じたかった、まだ金木犀も彼岸花も見てない

最善だけ選びたいけど天才だってそれはできなくて私は特別じゃなくて人は平等

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入院23日目

入院23日目

更新めちゃめちゃにさぼっただってただ生活しているだけだから 3週間で2キロ太ってもメンタルが保たれるくらいには元気だし 元気だと何も考えないし すぐエチゾラム飲んじゃう

『孤独な散歩者の夢想 (光文社古典新訳文庫)』ルソー著 を読み始めたいま半分くらい、面白い 迫害妄想に取り憑かれたルソーとうつ状態でまともに社会と関われない自分を重ねてみる

絵を描いてTwitterに載せたら150くらいいいね

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入院13日目〜16日目

9/13
戻れない過去を想起するのをやめたい、もう未来に希望を持てない、3年前が最高到達点で、そのあとおかしくなって、あとは下り坂でしかなくて、もう余生になっちゃった。希望を持てないと積極的に生きようと思えない。死ねないから生きるしかない、何もやる気が起きない。病室でぼんやりできるのもあと何週間なんだろう。

9/14
異常な眠気だった。午後には精神疾患についての講義があったけど、ほぼ寝てしまって

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入院生活9日目〜12日目

9/9
Twitterを開くと私より年下の子が死にたいと呟いている 同年代の沢山のひとが絶望している それなのに、この病棟には若い人がいない 20代は私だけに見える みんな何処にいるんだろう 誰とも話すことなくうろうろ歩いている

9/10
五十嵐隆も木下理樹も小山田壮平も生きてる

9/11
郷田先生が格好良くて笑顔で寝た

9/12
過去の私を救えば今の私は救えない、どうしたらいいんだろう 過

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入院8日目

散歩するのには外出許可証が要る。紙切れを持ってその辺を歩く。今日は母と待ち合わせをして公園で会った。小型のBluetoothスピーカーを持ってきてもらった。音楽を聴くことしか本当に楽しみがない。部屋でギター弾けたらいいな。アコギを弾くと落ち着くのにな。

相変わらず午前に弱い。不安にまみれてしまうので朝食後30分待って頓服のエチゾラムを貰いにいく。普通の状態になりにいく。不安を殺しにいく。看護師さ

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入院7日目

21時に睡眠薬を貰い30分経たずに寝ているから、7、8時間経って早朝に目が覚める。また4時半だった。朝食の時間に合わせて、あと3時間は寝なくちゃいけない。寝覚めは空腹でしんどいので、少しチョコレートを食べた。

午前。倦怠感で動けない。無理矢理外に出たら、太陽が暖かかった。空が明るかった。部屋のオレンジの光はおもちゃの光だと思った。公園のベンチに座った。子供の声が聞こえる。

午後。煩い音楽を聴い

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入院6日目

絶望していたので5日目はお休み

呪いのゆめ
私が一番傷つけた人の
優しさに触れるゆめ
思い出して涙が出たから
病院の外にでた
百日紅が綺麗に咲いていた

なんだか全部ゆめみたい
オレンジ色の灯
ずっと同じ温度のなかにいる
かわいい自傷をした
ゆめっぽいから全部ゆるした

入院4日目

今はまだ考えちゃいけない、と思う。家にいる時は将来のことを考えて考えて眠れなかった。ここには休みに来たのだから、これからのことを考えるのは少し後でいい。それでも湧き上がってくるから、いけない、いけない、ってふたをする。好きな曲を流して漫画を読んでごろごろして過ごしております。

ぱぱぱっと作った直球プレイリスト。我ながらめちゃくちゃ良いです。流しっぱなしでちょうどよく落ち着く感じ。
それにしても退

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入院3日目

日記はいつ書いてもいい、今は15時半だけど頭のなかを整理するために書く うだうだしてるとTwitterの下書きばかりが増えて言葉が埋もれていくから、あるいは小出しされてまとまらないから

外が暗い 天気予報によれば、今日は寒いらしい 室温は一定に保たれているから分からない 代わり映えしない室内と窓の外の暗い景色に閉塞感を感じて不安になる
数分前に、入院して初めて頓服の薬を飲んだ エチゾラム 抗不安

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入院2日目

好きになっちゃいそうって言われたら好きになっちゃうよ、という神タイトルのブログを朝から見て機嫌が良かった。3回くらい見た。本当に電波が悪い病室で、Twitterもまともにできない。Abemaで将棋中継を見るのが好きだけど、今日もまともに見られなかった。窓際に椅子を持っていってなんとか電波をキャッチしている。

オタクになりたい。鬱病というアイデンティティを確立させまいと別のものを探した結果、辿り着

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入院初日

私って治りたいのか治りたくないのかよく分からない。持ち込んだ「インターネット2」を読んだらそう感じてしまった。私がなりたいと思える人はどこか現実味がない人ばかりだ。ひとりは、詩を書くときは自意識を殺せと言う。
彼らは現実から乖離し、興味のある知識を広げて蓄積し、得たものを糧に表現をして成功した人たちだ。彼らはひと握りだ。彼らを目指したところで、私は現実から逃げた患者であり、自分の苦しみを崇高なもの

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