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脱走計画

今日も自殺について考えています。誕生日まであと3ヶ月とすこしあるので、その日に死ぬとしても、それまでにやりたいことも行きたいところも会いたい人もいないことに気付きました。首は吊れないこともないのですが、死体が汚いので飛び降りようと思います。ここは6階なので微妙ですが、大学の非常階段ならいけるかなと思っています。念を入れて、強い睡眠薬が200錠以上用意しています。 ストレスの源を潰せ、と言われましても、この一年間で休学しても、バイト辞めても気分は変わらなかったですし、私も自分

    • メモ

      太ったけど、お腹ぷにぷにして面白いし、ご飯が食べれて幸せだから、いいや。食べられない時期だってあったから。太っててもかわいいから、とかじゃなくて、かわいいから好きとかかわいくないから嫌いとかはおかしくて、自分は自分だから受け入れる。できたら大切にして、愛す。人にもそう。肉体を捨てて意識だけになりたいって思い続けても無理なものは無理。魂の容器ごと愛そう。

      • 何もかも憂鬱な夜に文庫版p.108

        駄目になってしまいたい。一度、すべてを失いたい。その時に本当の自分になれると確かに思った。今の自分はおかしい、うそだ、こんなはずじゃなかった。 一回ぜんぶ駄目にして壊しちゃえば変われると本気で思ってた。それほど今の自分が嫌で、違和感があるから、変わりたいと願っている。 今ここで自分がこうしたら「終わる」、白い目で見られる、穴を開けてしまうこと想像して、それをしてみたくなる。観に行ったライブのMC中に大声を出すとか、仕事で使うキリでこの社員を刺したらどうなるとか。同時に、そう

        • そらのサカナ

          ここはどこだろう。朝なのか、夜なのかすらわからない。空はクレヨンで塗りつぶしたように真っ黒なのに、白く乾いた地面がどこまでも続いているのがはっきりと見えた。それから、自分のからだを確認してみる。ぼく自身だった。ただいつもと違うところは、心臓のあたりがぼんやり光っていること。それともうひとつ、違和感があった。   顔が濡れている。手で何度拭ってもそのうち手がべたべたしてくるだけで、止まる気配がない。ぼくは泣いていた。白い服の裾で涙を拾い上げるのをやめて、仕方なく、ぼくは歩き出し

        脱走計画

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        • 入院日記
          11本
        • 3本

        記事

          入院最終日

          おだやかな生活すぎてかなりサボりましたなんとなく日々はすぎてゆきますなにもしていなくても 退院したいと駄々こねたら2日後に退院できた なんか落ち着いてきて環境にイライラしてきたから退院になったけどこれ躁かもしれなくてこわい、でも閉塞感から逃げたくて、美味しいもの食べたいし季節を感じたかった、まだ金木犀も彼岸花も見てない 最善だけ選びたいけど天才だってそれはできなくて私は特別じゃなくて人は平等に無価値、私の疾患は治らないしそういうものなの、それが世界ってわけです、それを当

          入院最終日

          入院23日目

          更新めちゃめちゃにさぼっただってただ生活しているだけだから 3週間で2キロ太ってもメンタルが保たれるくらいには元気だし 元気だと何も考えないし すぐエチゾラム飲んじゃう 『孤独な散歩者の夢想 (光文社古典新訳文庫)』ルソー著 を読み始めたいま半分くらい、面白い 迫害妄想に取り憑かれたルソーとうつ状態でまともに社会と関われない自分を重ねてみる 絵を描いてTwitterに載せたら150くらいいいねがきてびっくりした承認欲求は承認された後にやってくるもっとほしいってなっちゃうか

          入院23日目

          挫・人間「散漫」個人的感想メモ

          「散漫」、とにかく良い。今までのアルバムと比べてとかそう言うの関係なく、ただただ良いアルバムです。そんな感情がリリースから1ヶ月以上経っても消えないので、メモとして残します。 1.「I LOVE YOU」挫・人間のアルバムがはじまるぞ〜!って感じの入りから疾走感ある打ち込みソング。個人的に早口で叫んでて何言ってるか分からない下川くんが好きなので、好きです。カッコ良いです。嫌嫌〜のところ、声とサウンドのギャップがとても好き。 2.「人間やめますか?」前奏かっこいい〜!!走っ

          挫・人間「散漫」個人的感想メモ

          入院13日目〜16日目

          9/13 戻れない過去を想起するのをやめたい、もう未来に希望を持てない、3年前が最高到達点で、そのあとおかしくなって、あとは下り坂でしかなくて、もう余生になっちゃった。希望を持てないと積極的に生きようと思えない。死ねないから生きるしかない、何もやる気が起きない。病室でぼんやりできるのもあと何週間なんだろう。 9/14 異常な眠気だった。午後には精神疾患についての講義があったけど、ほぼ寝てしまっていた。大学の授業みたいで少し疲れた。なぞり絵のようなものをリハビリとしてせっせと

          入院13日目〜16日目

          入院生活9日目〜12日目

          9/9 Twitterを開くと私より年下の子が死にたいと呟いている 同年代の沢山のひとが絶望している それなのに、この病棟には若い人がいない 20代は私だけに見える みんな何処にいるんだろう 誰とも話すことなくうろうろ歩いている 9/10 五十嵐隆も木下理樹も小山田壮平も生きてる 9/11 郷田先生が格好良くて笑顔で寝た 9/12 過去の私を救えば今の私は救えない、どうしたらいいんだろう 過去の私を救う必要がある?ないかも でもかわいそう どっちもかわいそうだ 今日もう

          入院生活9日目〜12日目

          入院8日目

          散歩するのには外出許可証が要る。紙切れを持ってその辺を歩く。今日は母と待ち合わせをして公園で会った。小型のBluetoothスピーカーを持ってきてもらった。音楽を聴くことしか本当に楽しみがない。部屋でギター弾けたらいいな。アコギを弾くと落ち着くのにな。 相変わらず午前に弱い。不安にまみれてしまうので朝食後30分待って頓服のエチゾラムを貰いにいく。普通の状態になりにいく。不安を殺しにいく。看護師さんにも笑顔で大丈夫です、と言った、大丈夫じゃないから薬が欲しいのにね。 午後、

          入院8日目

          入院7日目

          21時に睡眠薬を貰い30分経たずに寝ているから、7、8時間経って早朝に目が覚める。また4時半だった。朝食の時間に合わせて、あと3時間は寝なくちゃいけない。寝覚めは空腹でしんどいので、少しチョコレートを食べた。 午前。倦怠感で動けない。無理矢理外に出たら、太陽が暖かかった。空が明るかった。部屋のオレンジの光はおもちゃの光だと思った。公園のベンチに座った。子供の声が聞こえる。 午後。煩い音楽を聴いて脳内をめちゃくちゃにした。また同じような曲ばかりのプレイリストを作って悦に入っ

          入院7日目

          入院6日目

          絶望していたので5日目はお休み 呪いのゆめ 私が一番傷つけた人の 優しさに触れるゆめ 思い出して涙が出たから 病院の外にでた 百日紅が綺麗に咲いていた なんだか全部ゆめみたい オレンジ色の灯 ずっと同じ温度のなかにいる かわいい自傷をした ゆめっぽいから全部ゆるした

          入院6日目

          入院4日目

          今はまだ考えちゃいけない、と思う。家にいる時は将来のことを考えて考えて眠れなかった。ここには休みに来たのだから、これからのことを考えるのは少し後でいい。それでも湧き上がってくるから、いけない、いけない、ってふたをする。好きな曲を流して漫画を読んでごろごろして過ごしております。 ぱぱぱっと作った直球プレイリスト。我ながらめちゃくちゃ良いです。流しっぱなしでちょうどよく落ち着く感じ。 それにしても退屈で、さみしいけど、明日はやっと部屋の外に出れる。うれしい。 今日読んだ漫画は

          入院4日目

          入院3日目

          日記はいつ書いてもいい、今は15時半だけど頭のなかを整理するために書く うだうだしてるとTwitterの下書きばかりが増えて言葉が埋もれていくから、あるいは小出しされてまとまらないから 外が暗い 天気予報によれば、今日は寒いらしい 室温は一定に保たれているから分からない 代わり映えしない室内と窓の外の暗い景色に閉塞感を感じて不安になる 数分前に、入院して初めて頓服の薬を飲んだ エチゾラム 抗不安薬か気分安定薬か分からないけど、不安が消えていく、ありがたい薬 不安になるとどん

          入院3日目

          入院2日目

          好きになっちゃいそうって言われたら好きになっちゃうよ、という神タイトルのブログを朝から見て機嫌が良かった。3回くらい見た。本当に電波が悪い病室で、Twitterもまともにできない。Abemaで将棋中継を見るのが好きだけど、今日もまともに見られなかった。窓際に椅子を持っていってなんとか電波をキャッチしている。 オタクになりたい。鬱病というアイデンティティを確立させまいと別のものを探した結果、辿り着いたのがオタク。にゃるら氏や岩倉文也氏のようにインターネット文化、美少女ゲーム、

          入院2日目

          入院初日

          私って治りたいのか治りたくないのかよく分からない。持ち込んだ「インターネット2」を読んだらそう感じてしまった。私がなりたいと思える人はどこか現実味がない人ばかりだ。ひとりは、詩を書くときは自意識を殺せと言う。 彼らは現実から乖離し、興味のある知識を広げて蓄積し、得たものを糧に表現をして成功した人たちだ。彼らはひと握りだ。彼らを目指したところで、私は現実から逃げた患者であり、自分の苦しみを崇高なものだと勘違いし続け、現実に馴染めず単なる社会不適合者として生き続けなければいけない

          入院初日