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運命の必然性 すべてはもう用意されている

もし今、あなたが自分の人生に幸せを感じていないのだとすれば、その唯一の原因は「この世界の真実を知らないこと」にあります。

仏教ではこの状態のことを無明(むみょう)と言いますが「真理に無知であること」こそが不幸を生み出す根本的な原因になっているんですね。だったら真理を正しく学びさえすれば、あらゆる苦しみを滅することができるはずです。

「なんか難しそうだ!」と思わなくても大丈夫ですよ(笑)。内容的には実にシンプルな話ですし、この真理を知りさえすれば、すべては「自然にうまく行く」のですから、これ以上ラクな生き方はないと思います。

まず、大前提として知っておいて欲しいのは、私たちはみんな「自分がいるべき正しい場所に暮らしている」ということです。間違った場所に「予定外」に生まれた人は一人もいませんし、与えられた性別も容姿も家庭環境も「神の判断ミスで間違ってそうなってしまった」ということはありません。

なぜなら、今いる場所こそが自分が積み上げて来た「過去世のカルマ」の当然の帰結として手に入れた唯一の「正当な居場所」だからですね。そもそも神は「判断ミス」なんてしませんし、カルマの法則は銀行の収支報告書並みに正確ですから、私たちが「過去世において他者に与えた価値」と「今生で他者に与えられるモノ」との間には一円の誤差すらもないんです。

すべては「そうなるべくしてなっている」のですから「不運な人」なんてものがそもそも存在しないのですね。

これを「事実」としてしっかり認識できれば、自分自身を卑下することを避けられますし、他人を不当に差別する思想からも脱却できるはずです。

人によってはそこが「最高に気持ちのいい場所だ」と感じる場合もあるでしょうし、そう思わない人もいるでしょう。でも、どちらにしてもその場所こそがあなたにとっての「唯一のふさわしい場所」であることには変わりがありません。

たとえ今どんな境遇に暮らしていようとも、私たちの魂が充実した新しい成長段階へと移行するために必要な「教訓」を学ぶのに適した唯一の場所がまさに「そこ」なのです。

その「運命学的な事実」を無視して、目先な損得だけを基準にして「私は親ガチャに失敗した」とか「容姿による差別(ルッキズム)は許せない」なんて言ってはいけません。

なるほど、確かにあなたの親は「毒親」だったのかもしれません。過干渉とかネグレクトとか、あるいは子どもに罪悪感を植え付けるような酷い暴言を日常的に吐く人だったのかもしれません。その親のせいでこれまでの人生ズイブン苦労したのでしょうね。

今回の人生の数十年の期間だけを切り取って見れば、確かにあなたは「神に見放されたツイテない境遇の人」のようにも思えます。

でも、神の視点で人生全体を俯瞰して眺めれば、あなたはその親に「どうしても出会う必然性があった」とは考えられないでしょうか?あなたの親御さんは、ひょっとすると前世においてあなたと殺し合いを繰り広げた憎い敵なのかもしれませんし、無慈悲にも捨ててしまった「恋の相手」だったのかもしれません。

どういう事情があったのかは個別の案件になりますので一概には語れませんが、私たちは「過去の因縁」のあった相手と今生で必然的に再会して、その捻じれた関係性を「健全な状態に修復すること」を運命から「義務」として課されているのです。

西洋占星術ではこの「過去世から続く因縁」をドラゴンヘッド(ノースノード)とドラゴンテイル(サウスノード)の二つによって表現しますが、ヘッドは「援助(良縁)」、テイルは「妨害(悪縁)」を担当します。だから親子や恋人同士だと、この二つの感受点のうちのどちらかが相手の持っている個人天体と「0度」を組んで重なっていることがとても多いんですね。

私の場合で言えば、実際に息子のドラゴンヘッドと私の土星は「誤差のない完全な0度」でぴたりと重なっていますし、私のドラゴンヘッドは息子の木星・冥王星と0度で重なっています。

つまり私と息子は「前世で良好な関係性にあった特別な仲間で、お互いにその恩義に報いるために今生で必然的に再会した」ということになるのです。自分で言うのもナンですが、私は「超子煩悩」で、息子のことが大好きです(笑)。

もちろん、この逆のパターンも存在するわけで、私に10年以上もネット上で嫌がらせ行為を続けていた40代の女性は、ドラゴンテイルが私の土星と0度を組んでいる典型的な「悪縁」の関係でした。出会った当初は仲が良く、お互いの住所や電話番号も知っているぐらいの親しい間柄だったのですが、私のブログ記事の中に気に入らない言語表現があったらしく、突然態度が豹変し、そこから長い長い嫌がらせ行為が始まってしまったのです。

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