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ミスiDを変えたいダンボール頭の女の話

ミスiD2021セミファイナリストとしてうっすら名を残した、ダンボール頭のアーティストこと「DONSYΔRI(ドンシャリ)」。彼女はミスiDの評価に多大な不満があった――。


辛い現世で日々大手を振って生きている皆さまごきげんよう!
約1年ぶりにきちんと筆をとり、皆さまにご挨拶を申し上げに来ました。
ダンボール頭の爆乳アーティストこと「DONSYΔRI」です。

この記事では、2021/9/15に一斉公開で出場者が公になりましたミスiD2022、こちらに対する出場表明をしようと思います。
上司にもメールの冒頭で要件を端的に書けと言われていたので、その点に関してはここでクリアですね!えらいね~!


〇DONSYΔRIのプロフィール

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・年齢:23歳
・出身:クソ田舎生まれインターネット育ち
・来歴:1998年誕生。2017年よりダンボールをかぶって音楽活動を開始。2020年ミスiD2021にエントリーし、SFまで行く。同年IPO(アイドルプロジェクトオンライン)にてアイドルとして1年間活動を行う。短歌や詩を書く側面もあり。


・ミュージシャンとしての活動:めちゃくちゃ細々と楽曲を発表している。もやもやしたどこにも行けない気持ちを『人間の業』と呼び、それらを肯定し、昇華するための曲を作る。バンドサウンドとシンセポップが絡んだ鬱ポップな楽曲を制作。
長らく鬱によりスランプに陥っていたため、リハビリのため楽曲のカバーなども多数公開。

→『佐々木喫茶feat.頓痴気さきな 恋のロケットランチャー』 https://youtu.be/m3g0RCrY2xc

→『Aiobahn feat.KOTOKO INTERNET OVERDOSE』『https://youtu.be/Y2psbgJU5R0

・短歌など:穂村弘から短歌を知る。歌人として短歌を多数制作。(過去のnote見てね)

・好きなアーティスト:八十八ヵ所巡礼、月ノ美兎、SHINeeなど
・好きなミスiD人:毛並みん、戦慄かなの、安永桃瀬など

嫌いなもの:被写体カテゴリ


〇なぜダンボールをかぶっているの?

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なぜダンボール箱を被っているの!?                 理由はいろいろあるし、勝手に詮索して見てほしいんですが、主な理由は以下です。

・キャラクターとしてシルエットが可愛いから
・顔が見えていない状態→どんな顔、どんな人が中にいるんだろう?と想像して欲しいから
・顔出したくないから(これにはいろいろな理由があるが、決して私が自分のことを「ブス」であると思っているからではない。もし私に対して「ブス」に値する言葉を使ったり、または中身の顔写真を晒したりした場合、地獄の果まで追い詰めるから覚悟してインターネットしろよ!)

追記
・ミスiDは生身の顔を出して、「顔を売りにしている」子が多いと感じたため、その逆張りをやろうという理由もある
・ミスiDの候補者の可愛い子たちがズラっと並んだ中に、一人ダンボール頭がいたら絵面が面白いと思ったから

そんな感じです。例えば、「顔に異常にコンプレックスがあるんだ!」とか、「本当はめちゃくちゃ美人」とか、「昔の闘い(ファイト)で負ったでかい傷が左目にあるからだ」とか、適当に他の理由考えてもらっていいです。多分そのどれも正解では無いので。

これ去年の出場宣言の時の流用なんですが、文が気に入っているのでそのまま使いました。えへ。


〇昨年のミスiD2021について

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DONちゃんは昨年、ミスiD2021に出てたんですよね。その中でなんと初出場ながらセミファイナリストになることができまして、正直自分でもそこまで行けるとは思わなかったんで嬉しかったです。
しかし同時にめちゃくちゃ悔しい思いもしました。
本項ではミスiD2021におけるDONSYΔIの成功と失敗を書いていきます

▷成功
・たくさんの人に存在を知ってもらえた
DONちゃんの頑張りを見て評価してくれる人や、興味を持ってくれる人が出始めた
・共同制作者ができた、そういった人々とコンテンツ制作ができた
・アイドルプロジェクトオンラインに参加して、自分の好きだったプロデューサーに曲を作ってもらえた

▷失敗
人の目を気にしすぎた
・ミスiDでウケるには?を考えすぎて自分をがんじがらめにして、変な縛りを設けて行動してしまった
・CHEERSなど、顔がかわいい子のバトルフィールドで無理をして戦ってしまった
・ダンボールをかぶりながらアイドルとして活動するというコンセプトが見る人に浸透していかなくて、アイドルとしての活動がうまくいかなかった
・いろいろあって、アイドルプロジェクトオンラインが解体になった

そんな感じです。
ミスiDに出てみて自分のことを見てくれる人や、評価してくれる人が増えた半面、やはり自分はミスiDで評価されるような人間ではないのではないだろうかという思いも強まりました


▷ミスiD2021について思ったこと
これはある種ディスになるし、書こうか迷ったんですが、今年自分がエントリーすることにした理由に大きく関わってくるので、書くことにしました。

ミスiD2021の最終結果見て唖然としてしまいました
受賞された方を確認したのですが、そこにはものの見事に「人間的に可愛い」人しかいなかったのです。
「人間的に可愛い」=人間の顔の要素があり、それらが整っておりかわいらしい状態を指します。
たしかに、ミスiDは講談社主催のミスコンなので、顔がかわいい子が評価されるのは当然のことのように思えます。「女の子の多様性を認める」ことを謳った同大会では、性自認や体系、過去や目指すものに多様性を認めるように、さまざまな女の子が評価されてきました。
でもその中に、私のような「人間の形をしていない」人は居ませんでした

めちゃくちゃわかりにくい書き方しちゃったんで詳しく説明すると、
もっと「顔出しをしていて可愛い人」だけではなく、「顔出しをしていない人」も「評価されていいのではないか」と思ったのです。
私がエントリーしていたミスiD2021には、私と同じように「人間の顔」を出さずに活動していた人がたくさんいました。
単に顔出しをせず、黙々と作品を作り続ける人。着ぐるみの人。Vtuberなどバーチャルのガワを持つ人。ぬいぐるみさん。私と同じ「異形頭」かどうかは別として、「人間的可愛さ」に頼らず、ミスiDで戦う人たちは、私にとってライバルであり、同じ状況で戦う仲間でもありました。
ファイナリストの中にはvtuberや、顔を出さないアーティストコンビ、紙袋をかぶった人などがいましたが、最終的に受賞者として選出された人を見てみると……

https://miss-id.jp/2021

「人間的に可愛い」人しかいないんです!!
アレ~びっくりだね。

私この結果を見てかなり愕然としてしまいました。
「ミスiDは女の子の多様性を認めるだなんだ言っておきながら、結局顔が可愛い人が評価される大会なのか……」
そう思ってしまった気持ちが少なからずありました。

もちろん、今回受賞された方々はお顔が可愛い(かっこいい/美しいetc)以外にも、いろんなすばらしい部分があることは百も承知です。そして人が人を評価するときに、まず視覚情報に頼ることも、理解しています。でも、顔を出さない人が一人も評価されていないように見えた大会を見て、こう思ってしまう人が増えるんじゃないか――

「顔が可愛くないと評価してもらえない」



〇DONSYΔRIの今回の目標

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そういったことを含めて、DONSYΔRIはミスiD2022において以下の目標を達成したいと思います。

・ミスiD2022において、ファイナリストとなり、何らかの賞を受賞する
→私のような「顔を人間の顔を出さずに活動している人」がミスiDにおいて「認められた」という実績を作る

・めっちゃ良いオリジナル曲のMVを1本作る
→昨年は「ミスiDでの戦い方」を気にしすぎて、自分の作りたいものを作るという目標を達成できなかった。ので、今年はこれぞDONSYΔRIの代表曲!といえるような楽曲のMVを作りたい。

・もっといろんな人に見てもらう、フォロワーを増やそう
→自己顕示欲のためにインターネットをする者なら誰しもが思う目標。フォロワーとは「味方」ではなく、「檻の外から珍獣を見物する動物園の来場者」に他ならないが、誰にも見られていないよりははるかにいいね♪


そんな感じでミスiD2022にエントリーしました。
少しでも共感する言葉があったり、私がこの先どうなるのか?を見ていきたい人がいたら、今のうちに各種SNSはフォローをして、Youtubeはチャンネル登録をお願いします。

Twitter:@Donsy_ri__

Youtube:https://youtube.com/channel/UCBavDpYhQkeQ25kOQOZqSZA

頑張るぞ~。


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