都市手当をつけろ!地方と都市の物価に格差があるんだから!!という社員満足度調査の回答について考えた事①
私が勤めている会社では、年に数回、社員満足度調査ということで、アンケートが総務部から回ってきます。
最後に自由回答欄というのがあって、好き勝手なことを記入できるわけです。ここに、匿名でも記名回答でも構いませんので、社員たちは思いの丈を会社に対してぶちまける訳です。そう、良い試みです。
私が勤める会社は、福井県に本社があります。私自身は大阪に住んでいるので、出先の営業所で私は所長をしています。
私は所長なので、部下がいます。
そして、部下が記入した社員満足度調査の記名回答は、本人の許可を得て、上司以上に共有する。という流れを経て、その中で問題を解決していこう。
という、こういった試み。な訳です。
なるほど、良い仕組みですね。
その部下の記載内容はこういった内容でした。
これに対して、解決できる内容を今後会社は考えていきます。
会社から この社員に対して、納得感のある、それなりの回答が後日送られるわけです。
まぁ私の立場としては、拠点に働く従業員がそういった思いを抱えていますよ。と、まずは知っておく事が大事だし。営業所固有の問題としても、改善の助言が出来れば尚良しです。
とはいえ、所の長として、一応私なりの個人的な回答も用意しておくことが礼儀だろうと感じ、まだまだ若い部下には直接伝えないとしても、心の中で自分の考えを確立しておこう。私自身ブレないためにも。
という気持ちで、返事をメモ帳にメモってみました。
こころのメモ帳にです。
すると、どうでしょうか。メモが進むすすむ。。。怖いくらいに、すらすらタイピングが進み、最終的に
「あれ?これは部下に喧嘩売ってんのかな?」っていう文章に変貌していきました。
きっと私の部下は、福井の物価とか適当なことを言いながら本当に言いたいことは給料をあげろって事だけなのに。
なんて大人気ないんだ。
分かっていてこんなにも、長文のメモを作成してしまうなんて・・・
分かっていてこの長文は乱闘。
乱闘が起きる・・・。
今回は、そんな私の心のメモ帳を公開しようと思います。
ではどうぞ。
【心のメモ帳に書いた回答】----------------------------------------------
貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。
大阪の物価と、福井の物価を見比べるとありましたので、今回、
総務省から発行されている「消費者物価地域差指数」を見てみることにしました。
そこには、都道府県別で総合評価した際、指数が高い順に大阪は13位、福井は16位だそうです。
実は案外大阪と福井で差が開いていない事に、今回調べてみて驚きました。
ちなみに「総合」とは以下の10大費目の平均値をとっているみたいです。
(1住居 2食料 3教育娯楽 4光熱・水道 5教育
6交通・通信 7諸雑費 8保健医療 9家具・家事用品 10被覆及び履物)
福井県は、「食料」が全国でトップクラスに高くて、「住居」及び「教育娯楽」が低い特徴があります。
一方で大阪府は、「教育」が他県に比べて極端に高く、「光熱・水道」は低いそうです。
総合10項目をそれぞれ福井と大阪で比較すると、
面白い事に、5項目づつに分かれるみたいです。
【食料】【光熱水道】【家具家事用品】【被覆履物】【保健医療】
これらは福井が高く、
【住居】【交通通信】【教育】【教育娯楽】【諸雑費】は大阪が高いようです。
Aさん(部下の事を以下Aさんとします)の生活スタイルと比べてみたときに福井と相対的に物価が高いと感じてしまう部分は【住居】のポイントでしょうか?それとも【教育】のポイントでしょうか?【教育娯楽】でしょうか?
このように考えてみると、企業は従業員の個別の生活スタイルに配慮した手当を考える必要があるような気がします。例えば、すでに実施されている大阪営業所への都市手当は【住居】の部分を補完してくれていると考えると納得が出来そうです。
他にも福利厚生費の活用をしたりとか、
わが社に所属しているから得られる恩恵が、Aさんの生活スタイルを豊かにするようなサービスを提供する。などがあれば良いですよね。
私たちが所属する部署150名それぞれの気持ちを汲み取るような改善案を私も期待しています。
貴重なご意見をありがとうございました。
貴重なご意見をありがとうございました・・・。
って、そんなことをつらつらつらつら。。。どういうつもりなんだ全く。
ちなみにAさんと私とは、10歳以上も年が離れており、それでも仲が良くて、今週末も一緒に10kmランニングに行く予定です。
うむうむ。そうかそうか。
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