暗幕のゲルニカ 原田マハ 読書感想
ピカソのゲルニカを巡る物語
現代パートでは9.11のテロで夫を亡くした主人公がピカソのゲルニカを展示する為に貸し出してもらえるよう奔走する
過去パートはピカソがゲルニカを描き始めてから、どう評価され、この作品が壊されたりしないようにと巡る人々の話
ゲルニカは誰のものなのか?
それは平和を望むすべての人達のもの。
ピカソが込めたメッセージが時も国も超えて訴え続けている。
ゲルニカの貸し出しで狙っている組織も動き出す。
緊迫する場面が続き、無事ゲルニカを持ってくることが出来るのか。
そして、わたしたちは目撃する
みなのものだと主張する、ピカソのゲルニカ
平和を願う気持ちは何世紀だろうと変わらない
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