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【心に火をつける】剥き出しの本音を炙り出す①

32回目の投稿になります。今回もご覧頂きありがとうございます。

今回は、いかに心に火をつけて、剥き出しの本音を炙り出すか、についてです。

人には、体裁と本音というのがあって。

仕事をする顔は、体裁で、役割や責任から、仮面を纏いながら、演技をしている人が多い。それは本音の自分を隠した状態での、いわば仮の姿。

会社の立場からとか、役職上とか、背負っている看板がある場合は特にそうなりがちで。組織を離れた時の自分の本音ならどうなのか。そこには蓋をして、役割から体裁を押し通す、という場面は良くあること。

特に、エスタブリッシュメントである、大手企業の社員である場合、このモードに入る事が多いような気がします。僕がいた総合商社は、会社員としては最高に恵まれた会社で、それまで沢山の会社を見て経験してきましたが、職場環境や待遇、社会的信用など、圧倒的に恵まれていました。それゆえに、そこを抜きにした人生を考えられない人が多い。職業人生を一社で全うするというのが当たり前の感覚で、だからこそ、組織人としての立場から常に物事を考え、ブランドや信用を守るという責任感も相俟って、本音の自分ではなく、体裁の自分で立ち振る舞うことになる。

例えば、SNSでの発信についての規制も徹底したもので、広報部から常に注意喚起の通達文が届き、業務関連の投稿は出来ないのは勿論、プライベートの活動でさえ、本音や実情を伝えるような投稿さえ、時に制限がかかってしまう。結果、本当の自分、本音剥き出しの自分を晒す機会が少なく、知らず知らずのうちに、体裁の自分、型式ばった自分が膨れ上がっていき、それを重ねていくと、自分でさえも、本音が見えなくなってしまう心の声が違和感を感じている事に対して、疑問を封じ込め、見ないように、聞かないようにしてしまう。遂には、本当の心の声がわからなくなってしまう

恵まれた会社員でいながら、うつ病などになり、人生の希望を失ったような精神状態になる人も沢山見てきました。入社した時は、ギラギラとキラキラと輝いていた瞳も、いつしか、輝きを失ってしまう。社命、すなわち、宿命と捉え、疑問を持たず、全職業人生を捧げる。本当の自分、本音の自分を押し殺し、滅私奉公。時には家族さえ顧みずに、健康を害しながら、盲目的に組織の為に人生を捧げる。あっという間に歳を取り、気がつけば白髪だらけ。通り過ぎた時間はもう取り戻せない。残されたのは、企業年金と退職金。元一流会社員というプライド。はみ出せなかった後悔踏み出せなかった自分冒険できなかったあの頃のチャンス

一方で、実際に組織を離れてみた時に直面する事は、まず、今までもらっていた給料に見合うだけの商品やサービス、スキルやナレッジを提供して稼げる人は殆どいないという事実。

毎月コンスタントに給料が支払われ、ボーナスが振り込まれるという生活をしているので、コスト意識や、そもそも自分の給料が一体何を源泉にして出ているのか、そもそも誰が支払ってくれているのか、という当事者・経営者として基本的な意識が極めて薄いことが多い。組織に属している事による恩恵は多く、組織員である時はその有難さを認識できないだから感謝よりも不満が出る。末端にいるお客様からの一円の積み重ねの支払い・入金が売上になり、そこから諸々の諸経費が引かれて、給与や賞与として支払われている。原資はあくまでも、最終消費者が支払う1円1円の積み重ね。という事は、関わる人全ての繋がりがたった一つ欠けても成り立たない、点と点の紡ぎ合いであり、その仕組みが成り立っている事自体が奇跡的な連鎖であり、決して当たり前ではない。沢山の人達の、ときに、滅私奉公とも言える献身の蓄積によって、会社の信用が築かれ、その上に商売が成り立ち、対価としての支払い・売上があり、自分の給料がある。今財布の中にある1円1円の一つ一つはそんな蓄積の賜物です

オフィスに行けば、自分の机があり、スペースがあり、文具が支給され、PCが支給され、役職があり、役割があり、責任があり、仕事がある。その一つ一つに何一つ当たり前のことなど無い。それは極めて尊くて有難いことそこに組織員である間に気付けるか一つ一つの当たり前でない“あたりまえ“に、心の底から感謝できるかその気持ちの持ち方一つで、仕事への取り組み方やパフォーマンスも全く違うものになってくるのです。

僕自身の個人的な経験では、会社員時代、その感謝の感覚は全く足りていなかったです。当たり前じゃないのにあたりまえになってしまい、感謝の気持ちを忘れている。そんな時は、組織への不満や上司への不満など、他罰的になってしまい、自分がコントロールできる事項よりも、他人に影響されることについてフォーカスが当たった状態になってしまいます。主体的ではなく、依存的な状態になってしまっている。他人や環境に左右され、主体性を見失っているとも言えます。

会社員を辞めて独立して自分の会社を立ち上げた後、紆余曲折を経験し、ご縁から、とある会社の事業再生に携わる事になりました。ある日から、雇われてはいないものの、傭兵として、会社員的な立場で、会社の一員となり、事業再生をプロジェクトマネジャー及び経営コンサルタント、はたまた、チームメンバーとして、補佐役として、アドバイザーとして関わる事になったのです。この話は機会があれば、詳しく書きたいと思いますが、それはさておき。

何年振りだっただろうか。出勤初日、オフィスに迎え入られ、自分の机に案内され、名刺が用意され、文具が支給され、PCがあり、携帯電話まで渡された。その時の感動は今でも忘れられないのですが、ちょっと感動で泣きそうになってしまいました。なぜ、独立する前の会社員時代に、その感覚が持てなかったのだろう。

一度会社を離れると、当然の事ながら、納税から健康保険、会社の決算や日々の売上づくり、経費管理など、その全てを自分がやらなければならない。会社員でいる間、いかに会社がその全てをやってくれていたか。それを独立したら痛感することになります。会社員だった時に当たり前であった事が、いかにあたりまえで無かったか、を身に沁みて実感するのです。

今独立して自由になって思う事ですが、やはり、会社員という立場は非常に恵まれている会社員時代に、その感覚を持って日々を過ごせていたら、どれだけ違った毎日になっていただろう、と思う事があります。健康と同じで、人は持っているものを失ってみないと、その存在や有難さに気づけないある時に、持っている時に、いかに、その有り難さを感じて感謝できるか

趣味で極真空手をやっているのですが、あの激しい稽古に出て、組手をやって、体を痛める経験をすると、それまで当たり前に歩けていたり、普段息を普通に吸えている事がいかに有難い事か、いかに幸せなことか、いかに奇跡的に恵まれたことか、を実感する機会が多いです。一瞬の油断でもらった胸への突きで肋骨に衝撃が走り、その夜は寝返り打てずに、息を吸うと胸が痛んだり、ただ呼吸をすることそのものが、どんなに大変で尊い営みであるか、について気づけたりするのです。特に足を痛めてまともに歩けない時など、普段何気なく駅で階段を登り降りしたり、自転車に乗って移動したり出来る事がいかに凄いことかを痛感することになります。そして、健康的弱者の立場に立たされ、電車移動など、いかに東京は、バリアフリーが進んでいないか、など痛感することになる。

そこまで極端でないにせよ、健康も仕事も生きている事そのものが何一つ当たり前なことなど無いのですが、失ってから気づくでは遅いという話です。

で、随分話が纏まらなくなって来ましたが、本題。

いかに心に火をつけて、剥き出しの本音を炙り出すか、について。

人には本来持っている直感や本能や衝動がある

それは自分だけにしかわからない感覚。原始時代から受け継がれる動物的本能とも言える部分でしょう。そして、湧き出る心の声。英語で言うCalling

 子供の頃は誰もが直感的に本能的に、出し惜しみする事なく、ありったけのエネルギーをぶつけて日々を生きていた。大声で泣き、笑い、走り回り、騒ぎ、エネルギーを使い果たして疲れ果てて眠りにつく。

それがいつの間にか、親に躾けられ、社会に制約され、教育によって制限されることで、本能的な衝動を閉じ込め抑える術を身につけてしまう。あれだけエネルギーに満ち溢れ、存在そのものが輝き、見るもの全てを虜にした、スターのような存在だった、神様に最も近い存在であったはずの自分を、見失ってしまうのです。

歴史に残る偉業を成し遂げた偉人たちの多くは、正規の学校教育に馴染めなかった。馴染まなかった。エジソン、チャーチル、松下幸之助、本田宗一郎、坂本龍馬・・・・。だからこそ、偉業を成し遂げられた。シンプルに言ってしまえば、そう。あの時の子供の頃に持っていた純真無垢な感覚素直に物事の本質を掴み、余計な思い込みや先入観、価値観や社会規範などに囚われない洞察力や直感。そして、衝動と本能に突き動かされていた、その有り余るエネルギーと生命力を、何の制限も無しに燃やしていたあの感覚。少年少女のような、ピュアな好奇心やインパルス、やむに止まれず、自分を突き動かすもの。偉人たちは、時にバケモノのような本能剥き出しの凄まじいエネルギーをぶつけて生き切ったからこそ、前代未聞と言われる偉業を成し遂げたのでしょう。

で。すっかり会社員生活や何かに依存する生活が長くなって、自分の本音すらもわからなくなり、かつてのEye of the tigerだった頃の剥き出しの自分を失ってしまった大人たち。

どうすれば、あの頃の燃え盛るようなエネルギーを取り戻せるのか。とんでもなく魅力的で、その存在だけで周りを魅了するような輝きを放てるようになれるのか

その謎を次回以降、解き明かして行く事にします。

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