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メゾンカカオ「ショコラ・コキーユ ライチ」の感想

「ショコラ・コキーユが美味しいらしい」という話を耳にしたので、買ってみることにした。どうやら、トリュフっぽい感じだが、外側がものすごく薄くて、中がトロトロで、一口で食べた方が美味しい…ということだそうだ。しかし、問題は何味を選ぶかだ。いくつも種類がある。まずはシンプルにビターを選ぶべきではないかとも思ったが、前回も書いたように、私はビターチョコが苦手である。

まあ…安い商品でもないので、ここは確実に幸せになれそうな選択をしておくべきだろう…と考えたところで目に入ったのがライチ。ライチは私の好物だ。しかし、チョコとライチなんて合うのだろうかと疑問にも感じた。悩みに悩んだ後、冒険のつもりでライチに決めた。店員からは「ぜひ一口で食べてみてください」と念押しされた。そんなに大事な事なのか。そうか。わかった。

メゾンカカオ「ショコラ・コキーユ LYCHEE」

そして、帰宅してから食べてみた。1粒取り出して口に入れ、噛み締めたところ………爆発した。

どう表現すれば正確に伝わるのだろうか。「パリッ…ドバッ!」と表現すれば良いのだろうか。しかし、外側が割れた瞬間に一気に弾けた。そこに一切のタイムラグを感じなかったので、「パリドバ!」と表現する方がより正確に伝わるかもしれない。果物を噛み締めた瞬間に果汁が一気に溢れだす、あのフレッシュな感じだ。ライチがそういう食感の果物だったかは何とも言えないが、そんなのは些末なこと。実に美味い。これはライチだ。私は今ライチを食べている。

私が初めてライチを食べたのは子どもの時だった。強い甘み、瑞々しさ、そして後引く不思議な爽やかさ。分厚い皮や大きな種がとにかく邪魔で鬱陶しかったのだが、それでも美味い、と夢中でいくつも食べた。ふと、そんなことを思い出した。強烈な一粒だ。まるで爆弾だ。ライチ爆弾。

最後に「チョコとライチが合うのか」という点だが、特に違和感は感じられなかった。最初と最後はチョコだが、途中はチョコであることを一瞬忘れるぐらいにライチだった。全く別の世界に連れていかれるような感覚で、実に面白く、楽しい体験であった。とても美味しかった。


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※なし

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