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ドゥブルベ ボレロ「ボンボンショコラ C.C.C.2023」の感想

「カカオティエ ゴカン高麗橋本店」でカカオサンドと一緒にボンボンショコラを衝動買いした、あの日…

実は、もう一つ立ち寄った店がある。「ドゥブルベ ボレロ 大阪本町店」だ。こちらもゴカン同様「美味しいケーキ屋さん」のイメージがあったのだが、「ゴカンでボンボンショコラを買ったのなら、こちらでも買っておくべきだろう」と思い、購入することにした。本当に今年はチョコレートを買い過ぎている。もはや、私に冷静な判断力はない。とことん狂うことにする。感想を書く。

ドゥブルベ ボレロ「ボンボンショコラ C.C.C.2023」

洋梨のシナモン風味
まず、シナモンの香り。かなりシナモン効いてる。洋梨は、爽やかというよりは、グッと奥深く大人っぽい雰囲気。爽やかなチョコレートをイメージして食べてみたが、お酒を嗜むような深みある味で驚いた。くどくなりそうで、くどくならない、この絶妙なバランス感は洋梨が入っているおかげだろうか。

石鎖雲茶とプリュノ
付属の説明書にはチョコの見た目と名前しか情報がなく、かつ、石鎖雲茶もプリュノもよく分からなかったので「最高のショコラ2024 & サロン・デュ・ショコラ・ガイド (別冊家庭画報)」の紹介ページを確認した。これによると、プリュノはドライプルーンのことで、石鎖雲茶は中国茶らしい。かじってみると、確かにドライプルーンだ。しっかりと味が効いてる。これまた、グッと奥深い味に仕上げられてる。なるほど。こういうビターの表現は初めてだ。

白トリュフとポルチーニ
すごく、トリュフの香りがする。ポルチーニらしき香りもとても良い。キノコの香りがチョコレートと合うとは。今回もビターだったが、後味がとても良い。キノコの風味が舌の上にのこったカカオのコクと混ざり合って、なんと表現すればよいか分からないが、とても豊かな感覚だ。ここまでひたすらビターだったが、なんだか後味がまろやかになってきたな。面白い。

マンゴーとわさび
わさびだ。マンゴーだ。意外と合う。これはすごい。ほんのりピリッとした風味もある。マンゴーとわさび、合うな。フルーティーで刺激的。美味しい。本当に面白い。これ、もう一度食べたい。


ところで…先ほど「ポルチーニらしき香り」と書いたが…そう、実は、私はポルチーニの香りをあまりよく分かっていない。ポルチーニを使ったピッツァやパスタは食べたことがあるのだが、ポルチーニ単体の香りを意識して嗅いだことは一度もないのだ。今、それを物凄く後悔している。きちんと嗅いで香りを覚えておけば「白トリュフとポルチーニ」の面白さをもっと深く理解し、更に感動できたかもしれない。悔しい。より一層、チョコレートを楽しみたい。お茶の種類はさすがにキリがないが、食材ぐらいは一通りカバーしておきたい。近いうちにポルチーニ茸を入手し、料理の一つでも作ってみよう。そうだ、そうしよう。

話は逸れたが、素材の組み合わせ方がかなり面白かった。他の組み合わせも是非食べてみたい。そう遠くないうちにもう一度買いに行くと思う。


<資料>
・付属の説明書
・最高のショコラ2024 & サロン・デュ・ショコラ・ガイド (別冊家庭画報)

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