またもや、付属の説明書がない。今回は特にピンチだ。「最高のショコラ2024 & サロン・デュ・ショコラ・ガイド (別冊家庭画報)」にも商品の写真はあるが、詳しい説明は掲載されていない。エルベー ル ショコラの公式サイトを見ても、ポール・オキパンティ氏のインスタグラムを見ても、いろいろ検索をかけてみても分からない。私が入手できたものの中で最も詳細な説明が、これだ。

ひまわりの種と、ジャスミン＆カシスは分かった。しかし、これだけでは分からない。個人的な意見で大変恐縮なのだが、どうか全部書いてくれ。これでは、どれが何味か推理している間にチョコレートが溶けてなくなってしまう。美味しさに集中できない。集中させてくれ。ポールさんの花に対しての想い、こちらにも是非詳しく伝えてくれ。

…とはいえ、ないものは仕方ない。もしかしたらポールさんの方針かもしれない。所詮、私は山ほどいる客のうちの一人に過ぎない。与えられた、ありのままの状態を尊重しよう。

左上
甘酸っぱい。カシスっぽい味。そして、独特のクセがある、変わった香り。ああ、これだ。これがきっとジャスミンだろう。印象的。

右上
これは分かりやすい。ひまわりの種の味がする。原材料名欄にも「ひまわりの種」の文字がある。特有のクセがあるが、それがかえって楽しい。美味い。

左下
レモンっぽいが、原材料名欄には「レモン」の文字はない。代わりに、「ライチ」や「オレンジ」の文字があった。正体はこれだろうか？甘酸っぱくて美味い。ネッチリとした食感。

右下
これは、バラだろうか。香りが長く続く。そして、美味い。バラのソフトクリームとか、バラのジャムとか、そういった商品が好きな人はきっと大喜びするだろう。私は大喜びした。ただし、原材料名欄に「香料」はあるが「バラ」の文字はない。このため、絶対にバラだとは言い切れないが…恐らくはバラを表現したチョコだろう。

今回は特に感想を書くのが難しかったが…どれも遊び心が感じられて、とても美味かった。そして、完成度が高い。ポール・オキパンティ氏がかなりの手練れであるということはよく分かった。とりあえず、もう一箱ほしい。

＜資料＞
・三越伊勢丹オンラインストア 商品紹介ページ
・箱の原材料名欄
・最高のショコラ2024 & サロン・デュ・ショコラ・ガイド (別冊家庭画報)