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#17 休職がまだまだ続きそうなので、自分の虫干しをしながらクラシック音楽に浸かっている(2023年3月のふりかえり)

今月何をしたか

  • 仕事

    • 認めよう、「まだまだ疲れやすい」と。『セルフケアの道具箱』をやるぞ。

  • 音楽

    • コピバンをやった。「月の光」をゴリゴリ練習中。「ジムノペディ」をやりながら、サティの人生に思いを馳せる。OiSaとわた恋をマッシュアップした。音楽を聞かないようにする。ChatGPTで遊ぶ。

  • その他

    • 無軌道な読書をする。FFX歌舞伎を見る。野球が面白い。いろいろマンガを読む。ポケモンホワイトをはじめる。新しい座右の銘を持つ。スマホから離れるようにする。

仕事

①認めよう、「まだまだ疲れやすい」と

引き続き実家で休職状態です。
自分の課題から目をそらし「ほら!こんなに元気!」とやっていたせいで、体調が爆散したりムダにヒイヒイ言いながら日々を過ごしたりしてしまいました……
まだまだ復職は遠そうです。。

現状を冷静に書くと……

  • 疲れがたまりやすい。21時まで外食したりすると、その疲れが3-4日続く。疲れの出方も今までの自分にない出方をする(自分の場合、なぜか「小胸筋」がめちゃめちゃ疲れる)。

  • だいぶダルい本も読めるようになりつつある(初学者向け法律書、小学校低学年用の英語の小説)が、とはいえまだパフォーマンスは悪い。というかこれもパフォーマンスそのものというより回復力が弱く、その後どっと疲れが来る。

  • けっきょく9-15時、外で自分の好きなことやっているだけでも、フルタイムで働いたぐらいの疲れを感じる。

https://twitter.com/vh7fiap/status/965195585799176192

自分はマジの鬱病かというとよくわからないんですが、でもこれはメンタルや神経の病気だいたいに当てはまるのかなと思います。
もともと、大学卒業できるのかチョー不安になってパニック発作出したり過呼吸になったり電車内で失神した経験がある人間なので、なおさら。

千原ジュニアがバイク事故から復帰した時をふりかえり、「自分としてはめっちゃ治ったつもりやった。歩けへんかったのが歩けてるし。でも周りからしたら、全然治ってなかった」というふうに言っているのをちょうど聞いて、まあ今の自分もそんなもんなんやろなと思っています。

②『セルフケアの道具箱』をやるぞ

結局、「自分の状態をつねに観察し、適切な負荷で留められるようにしつつ、ヤバいと思ったときのさばき方を覚える」のが大事なのかなと思います。
積読していた『セルフケアの道具箱』はとても読みやすく、これからも頼りにしたいです。

どうも自分はパソコンやスマホがあるとブレーキが効かなくなるというか、明後日の方向に全力疾走してしまうので、このところの復職訓練中は基本エンピツを握って過ごすようにしています。
自分が読める字で有限の紙に書くという行動であれば、だいぶブレーキが効かせやすいです。

また、読み返してコメントをつけやすいのも良いなと思っています。この1週間、セルフ赤ペン先生となり昨日の自分を添削し続けています。他人に対する妬み嫉みをはじめとするネガティブ感情に対し冷静なツッコミをいれられているように感じていて、とても良い感じです。

加えて、スキーマ療法的に、自分の嫌な側面を少し強調したりしてキャラクターを4人つくり、それぞれの交換日記みたいなことをしたりもしています。3周目ぐらいなんですが、「なんだこいつ案外かわいいところあるじゃん」みたいに思えてきて、良い感じです。

音楽

①コピバンをやった

レッチリの「Can't Stop」をボーカルで、RATMの「Killing the Name of」とGO!GO!7188の「考え事」をベースでやりました。
Can't Stopは時間をかけたこと、音程が重要でないことからか割りといい感じでした。
Killing the Name ofは、アンプを通したベースの音というのをうまく制御しきれていない感があります。もう少しスタジオに入りたい。
考え事は、コーラスにチャレンジしたぶんミスりました。それ以外はいい感じだったかなと思います。

②「月の光」をゴリゴリ練習中

ドビュッシーの「月の光」を練習中です。
Tempo rubatoに行く前とか、最後のコーダとか、部分的にそれなりに弾けるところが増えてきました。

③「ジムノペディ」をやりながら、サティの人生に思いを馳せる

サティの「ジムノペディ第1番」も、改めてやっています。
これ、楽譜通りに弾いている録音が地味にない気がしています。
楽譜通りに弾けるようになった上で、演奏動画でも上げてみたいです。

また、サティの人生に思いを馳せたりもしました。
サティに限らず、クラシック音楽家とか芸術家って、奉りあげられすぎというか、伝記的に描かれすぎなんじゃないかと思うんですよ。
彼らの生涯を自分自身の人生と照らし合わせて、どんな気持ちで音楽をやっていたのかとか、もっと共感してみると、もっと作品も色鮮やかに立ち上がるんじゃないかと。

これはサティの半生を、2010年代に青春を過ごした年代に翻案して描こうとしたものですが、こう書いてみるだけで結構感じ方とか違うと思うんですね。

「信徒が自分自身のみの秘教を立ち上げた」と言われると想像もつかない奇人ですが、「個人サークルで活動した」と言い直すと「ああ……友達おらんかったんかな……」とか。

32歳で郊外に引っ越して細々暮らしつつ、36歳でビッグになった旧友の晴れ舞台を見て慌てるの、なんかわかるなーとか……

こんな辺りも含めた解説動画も作ってみたかったりします。

④OiSaとわた恋をマッシュアップした

まだまだOiSa熱がおさまらなかったので、わた恋とマッシュアップしたりしました。OiSaのオケにわた恋のボーカルを載せたり、その逆をしたり。

両方とも、きわめてシンプルなコード進行にきわめてシンプルなメロディが載っているので、お互いに入れ替えることができそうだと思いました。

そもそも音源分離ツールでうまくカラオケを作れなかったのと、OiSaが少しハネたリズムなのと、「OiSa OiSa~」のところのメロディが少し浮いてしまうのと、いろいろ悔やまれる部分はあるのですが、仲間内でネタにするレベルには仕上がりました。友達が喜んでくれたようで、よかったです。

⑤音楽を聞かないようにする(聞かないとは言ってない)

たぶん人並み以上に音楽に対する熱量があります。なので、人並みに作業用BGMとかを鳴らしていると、熱量が高まりすぎます。なので、意識的に音楽に接する量を減らそうと思いました。

なんとなく暇だから、なんとなく耳が寂しいから、という理由で音楽を聞くのをやめました。「音楽でも聞いてないとマジでやってられねー!」か、「この曲をちゃんと演奏できるようになりたい!/ちゃんと凄さを分析したい!」か、どちらかのときだけにしました。

やっぱり物事に対する適切な距離感というのはあるもので、だいぶ日々がラクになってきた気がします。

それでも気になる音楽というのは日々あるものです。。

  • R. Murray Schafer - Miniwanka

    • 写実主義というんですかね。まあ現代音楽なんですが、湖に鳴る音を描写したような曲で、なんか楽しい気分にさせてくれます。

  • 三浦あずさ - Mythmaker

    • 久々に思い出しました。これ改めて聞くと凄いなと。

  • Frank Ocean - Self Control

    • まだまだBlondeはつかみきれていないのですが、この曲筆頭に曲単位だとだいぶ把握できてきた気がします。いい。マジでいい。

  • Alexandre Scriàbine - 24 Preludes Op.11, No.21 in B flat major

    • 耳で聞くとショパン風の優しい曲、なのですがいざ演奏しようとすると意味不明な拍節の困った野郎です。。

  • Naatu Naatu from "RRR"

    • まだRRR本編は見ておらず、曲だけつまみ食い。やっぱインドポップスはいい。

  • Steve Lacy - Bad Habit

    • 去年流行ってたときはよくわからなかったのが、だいぶこのローファイ感は良いものだと思えるようになってきました。

  • Katy Perry - Never Really Ove

    • デパートで聞いていて、耳を鷲掴みにされてしまいました。ポストコーラスの同音連打、ドラムパターンが心地よすぎる。

⑥ChatGPTに、おすすめの曲を教えてもらえるようにすることができた

スクリプトをちょっとがんばってみて、かなりTPOに合った音楽を教えてくれるようにすることができました。
ユーザ層とかでさらにチューニングできると面白そう。
進捗があればまた投げます。

その他

①無軌道な読書をする

『リーガルベイシス』だの、ハリポタの原語版だの、『21世紀の道徳』だの、『現代思想』だの、まあ面白いんですが、まだ今の心身の調子的に適さない本をいろいろ読んでしまいました。

②FFX歌舞伎を観る

ウワサの通し公演に9時間かかる、FFX歌舞伎を観に行ってきました。
使ったれと思い、SS席で観てきました。
チョーおすすめです。

すばらしい感想記事が既に多数あります。

まとまってて読みやすいです。

「言いたいこと」に関し、そう思うのもわかるなと……ネガティブよりのことを嫌味なくストレートに書けてらっしゃるなと思いました。

ボリューミーながらも、整理されていて読みやすいです。

が、あえて自分なりの感想も。

◆テレビゲームの舞台作品への翻案として見事だった
バージ寺院探索やVSシーモア終異体などのシナリオ上必要性の薄い点がカットされていて、スムーズでした。別にゲームファンからしても「まあそりゃカットだよね」と思えました。
バトルやブリッツボールをどう表現するかも、これは若干好き嫌いあるかもですが、個人的にはアリと感じました。とくにボス戦はチョーよかったんじゃないでしょうか。
アーロンをはじめ、原作だと行間を汲んでもらおうとしていたところを、わかりやすくセリフで伝えるようにしていたのも良い感じだったなと思います。これも好き嫌いはあると思いますし、アーロン、ワッカ、シーモア、エボン=ジュについてはキャラクター性の変更と言われてもしょうがないと思います。しかし、「舞台への翻案」という意味ではかなり良い塩梅だったと思います。
ジェクトと幼少期ティーダのキャッチボールがエモすぎる、アレを舞台に下ろせているというだけで尾上菊之助さんはじめとするホンを書いた方々には頭が上がりません。。

◆歌舞伎に慣れていない身にとって、「歌舞伎らしさ」がちょうどよかった冒頭のオオアカ屋による説明で、「まあけっこうみんな歌舞伎知らんねんな」「"見得"は強調で、拍手すればいいのね」というところを教えてもらえたおかげで、だいぶ観やすかったです。
けっこう、「舞台っぽい」パート、長唄・舞・口上など「歌舞伎っぽい」パートがはっきりしていたかと思いますが、それこそゲーム内でいうところの”ムービー”に切り替わる感じというか、個人的には違和感なく観れました。
後編のほうが歌舞伎らしさが増したのも、たぶん前編であそこまでやられると「な、なになに!?」とビビったりツッコんだりしてしまいそうだったのを、前編で信頼関係を作ったがゆえに観やすくなっていたのかなと思います。

◆原作のサウンドトラックと邦楽器の融合のさせ方が見事
ここに関しては、巨大感情があるので手短に……
日頃、和風BGMだとか和楽器アレンジとかを聞くと「雑に和楽器いれてるだけやん……」「それ和楽器でやる必要ある……?劣化版ハープ、劣化版フルート、劣化版バンジョーになってない……?」とかを思ってしまいがちなのですが……
今回のは、複雑なハーモニーはあえて省く等の絶妙なアレンジ、長唄パートは長唄パートできっぱり分けるなど、流石に聞き応えがありましたね!
ハーモニーに関しては、箏でアルペジオするのはどうか、というかもしかしたらハープだったかも?とか思うこともなくはないです。しかし、全体的に見てとても趣味のいいアレンジだったと思います。
個人的に気になっているのが、「祈りの歌」の「れんみり」のところが、長唄でやるときに「G-A-F-G」ではなく「G-Bb-F-G」になっていたように聞こえた点ですね。「いえゆい」は「C-Eb-D-F」と、これはこれで普通日本伝統音楽ではしない音運びのような気もしつつ……

今後も、歌舞伎をどんどん観たくなりました。

③野球が面白い

WBC、面白かったですね。「野球」という言葉のひとつのゴールな気がしました。
MLBも選手名鑑を読み漁り、日々楽しみです。
オリックスも、打線がきわめて不安ですががんばってほしい。

④いろいろマンガを読む

K2全巻、『僕の妻は感情がない』最新刊、のだめ全巻などを読んでいます。
K2はプロの誇り高さをいろんなレイヤーで感じさせられる、良質なマンガですね。ただ、全巻いまから揃えるほどかというのもなくはない……
『僕の妻は感情がない』は、どんどん思考実験チックというか、キャラの会話がどんどん論理的になってきた気がしなくもないのですが、それはそれで面白いですし、小杉家の今後からは目が離せません。
のだめ、たぶん最初に読んでたときは小学生で、次にしっかり読んだのは大学生なのですが、いま読み返すとまた違った味がありますね。指揮者はプロマネだ。

⑤ポケモンホワイトをはじめる

ポケバンク関連のタスクを終わらせ、にわかにポケモン熱が高まっていたので、完全にやったことのないポケモンホワイトを新品購入ではじめました。

御三家に爬虫類がいたら選ぶ呪いにかかっているので、ツタージャを選び、ジャノビーになった今でもバトルでの信頼があまり置けておらず、気まずい旅を送っています。
というか全般的に出てくるポケモンのバトル性能が……まあSVとかと比べてしまっているがゆえなんでしょうね……

ストーリーの導線もSVと比較するとかなり怪しいというか、「いま俺は何を目的に旅しているんだっけ……」「あ、この洞窟進みたい……あ、でも違うのか……」「なぜ俺はジムに挑んでるんだろう……」とか、いろいろ雑念が入ってきてしまいます。学校の宝探しって便利な設定だったんだな……

ポジティブな面でいうと、チェレンとベルは、XYでのダンシングデブとかに比べるとちゃんとキャラが立ってるし、物語の駆動力になっている感じもあり、良いですね。とくにチェレンのビジュがすき。

あと、ドット絵の質感も凄い。PSでやってたDQ7と、体感的には遜色ないクオリティです。バトル画面での背面からのジャノビーを眺めているだけで楽しい。

⑥新しい座右の銘を持つ

ずっと父親譲りの「継続は力なり」だったんですが、ベクトル概念をもたせたく、「点滴穿石」にしました。「雨垂れ石を穿つ」でもいいです。

⑦スマホから離れるようにする

産業医にしぼられたのが直接的な原因ではあるのですが……20時にスマホを切るようにしています。

こういう記事もありますし、スマホ、とくにSNSは考えものですね。


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