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47 文章も人生も学校も適度に緩急をつけよう

前回の記事で「ていねいな文章大全」の本について紹介しました。

文章力向上のため、日々目を通してインプットしているのですが、

108のヒントのひとつ「文章は、短くなくていい!適度に緩急をつけろ」に衝撃を受けました。

私自身、短ければ短いほどいいと思っていました。

学級通信や通知表所見など、学校で書く文章はできるだけ短く端的に書くようにしています。言葉も精選し、一言で表現できる単語はないかいつも考えています。
例えば、「できるようになりました」は「向上しました」「上達しました」「成長しました」などに置き換えることができるので、伝えたい内容に応じて使い分けています。

確かに短い文章は読みやすいですが、短い文章だけでは、かえって読みにくい文章もあると筆者は述べています。

まとまった内容を一文に1つ入れるようにし、セットにすべき内容は複数の文章に分けずに1つの文の中に入れる。長い文章ばかり、短い文章ばかりでなく、適度に緩急をつける。これが読みやすい文章を構成する文の長さの基本だ。

長い文章でも、

文を先頭から一読して頭に入りやすい。

文全体のバランスが一目で分かりやすい。

文を先頭から読んだ時に、予測しやすくなるように書くと言うこと。

助詞の使い方次第で、読み手の受ける印象はガラッと変わる。

ていねいな文章大全


文章を適度に緩急をつけることの大切さについて学ぶ中で、

「人生と同じだな」


と感じられずにはいられません。

適度に緩急をつけず、朝から晩まで全力投球していると、無理が生じます。

仕事でも同様です。
夜遅くまで仕事をしていると、自己優越感や自分の存在意義を感じてしまい、
それが当たり前、かっこいいと思いがちです。

実際に、昔の逸話で「不夜城」と呼ばれる学校がありました。
その学校は地域でも学力が高いことが有名で、大学附属小学校を超える学力を持ち合わせていました。教職員は夜10時を過ぎてもまだ学校に残り、仕事をしていました。
そして、当時のことが今でも武勇伝として語り継がれているのです。
先輩の先生は、飲み会で酔いが回るといつもその話で、懐かしそうに、そして誇らしそうに語っていました。「働き方改革」が叫ばれる今では考えられないことです。

学級経営でもそうです。緊張感を常にもたせ、真面目に過ごすことを強要する学級づくりをしようと強い圧をかけてしまうと、学校嫌いに陥ったり、不登校になったり、反発をうんで学級崩壊に陥ったりするでしょう。

逆に、終始緩く、ルールも曖昧で、弱い圧しかかけない関わりで学級経営を行うと、規律が乱れ、いじめや落ち着いた学校生活を送ることが難しくなることが予想されます。

文章も、人生も、学校も、適度に緩急をつけることは大切ですね。

さーて、今日は仕事をがんばりすぎたから、緩急つけるために一杯飲もうかな(笑)

今回の記事は以上になります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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