見出し画像

戦国BASARA2英雄外伝をレビュー。


こちらのゲームに登場人物、操作性やゲーム性が非常に似てるため、参考程度に。


〇ゲーム情報

  • ゲームハード PS2。ゲームアーカイブスも配信済み

  • 値段 5480円。アーカイブスは823円

  • ジャンル アクション

〇ゲームの登場人物

プレイヤー武将

プレイヤーとして使える武将。

  • 伊達政宗 今作は主役で六刀流を使いこなす隻眼の男。英語混じりの独特の口調で話す。勿論、史実と同じく、トレードマークの三日月の兜はある。奥州筆頭と今作の設定がある。

  • 片倉小十郎 政宗の側近の男で、冷静沈着で突っ走りやすい政宗のブレーキ役。軍師として素養もあり、剣の達人で、政宗からの信頼は厚い。畑仕事が得意。

  • 真田幸村 2本の槍を使う熱血漢。史実では政宗とは大坂の陣で敵対するだけだが、伊達政宗とは良きライバルとして描かれ、武田信玄を慕う。

  • 猿飛佐助 大坂の陣で豊臣に味方し、討死か、幸村と共に薩摩へ落ち延びた説があるという、伝説があるが史実に登場しない創作上の人物。真田幸村に仕える忍者で性格は掴みどころがないが、信玄や幸村からの信頼関係は本物。上杉のかすがとよく絡む。

  • 武田信玄 姿は史実に沿った姿なのだが、大斧を軽々と持ち、馬を2頭で立ち乗りというもはや超人。幸村や佐助からは御館様と慕われている。

  • 上杉謙信 戦国無双だと禁欲的なゴリゴリの男性だが、こちらは女性説を採用しているのか、中性的な姿をしていて、かなり細身。声優もトリコの小松やクレイモアのテレサを演じる朴璐美で、女性が演じている。しかし、胸が出ている訳でも無く、どちらとも言えない不思議な姿をしている。

  • かすが  金髪で日本人離れをした、超巨乳で、手足も細いナイスバディな女性。上杉とは敵対国の忍びであったが、謙信の美しさに惚れて、それから謙信に仕えている。一応、ゲームオリジナルキャラでモデルはいないと言うが、史実で謙信には敵将の女性を側室にしようと考えたが家臣に止められたと逸話があるので、彼女のような女性がいたと考えられる。側室さえも持たなかったという謙信にも女性の影は全くなかった訳では無いことが分かる。

  • 北条氏政 史実だと今川義元の甥に当たる。武田信玄の娘婿。史実だと桶狭間の後に義兄で従兄弟ある、今川氏真が実力がない故に生家を追われた後、居候されて、氏政は手がかかるからやっと追い出したものの、今度は秀吉に攻め込まれて滅ぼされて、死んでしまうなど何かと不憫な人。氏康などの先祖を守るために動く。史実では老人と言うほどではないのに、何故かこのゲームだと老人設定になっている。

  • 風魔小太郎  氏康から仕える忍びで、常に氏政の近くにいる。何も喋らず、意思疎通もほぼ不可能で謎が多い。空中戦が得意でアクションにかなり癖があり、体力、防御共に低いので玄人向け。

  • 今川義元 北条氏政の伯父にあたる人物で、桶狭間で織田信長に滅ぼされることで有名な名族。顔が白く、公家のような男というのは戦国無双と共通しているが、おじゃるを連発し、大きな扇を武器にしている痩せた男になっている。ジュリアナ東京のようなアクションをする。今川にせ元という偽物を連れてくることがあるが、顔が白い事以外は全く似ていない。

  •  前田利家 上半裸の野生児で槍を振るう。従姉妹で妻のまつとは史実では11人も子供がいるので、こっちが見ていられないほどラブラブである。

  • 前田まつ 利家とはいとこ婚した妻。料理上手で夫に尽くす、絵に書いたような良妻賢母。様々な動物を従え、薙刀を持って、夫を支える。

  • 前田慶次 利家の兄の養子で義理の甥に当たるが、利家たちとは血の繋がりはなく、実親のことは全く分かってない。戦国無双同様に天下無敵の風来坊。異なるのは恋愛に敏感なこと。三國無双の龐徳と同じ声優とは思えない。

  • 織田信長 三英傑の1人。重装備にショットガンに剣が武器。第六天魔王を自称する。無慈悲で冷酷で自分たちに害なすものは肉親であれど刃を向けるという男。他の戦国ゲームに比べてもキャラクターのブレが少ないキャラクター。アナゴさんも信長の雰囲気に合っている。

  • 濃姫 織田信長の正室で、齋藤道三の娘で義龍の妹で、龍興の叔母であること以外は謎に包まれている、ミステリアスの雰囲気の美女。信長が天下を取るためならどんな手段も使う冷酷な女性。しかし、全くの冷酷無情ではなく、蘭丸を実の息子のように気にかけていると情の深い部分もある。

  • 森蘭丸 信長に付いてきている少年。無邪気で残虐な少年で、得意武器は弓。信長や濃姫夫妻に実の子供のように可愛がられている。しかし、明智光秀とは犬猿の仲。

  •  お市 信長の妹で濃姫の義妹に当たる。天真爛漫な妹キャラ全開の戦国無双と違い、史実の生前は兄や秀吉に翻弄され続け、死後も娘たちが敵対するという悲劇的な人生を暗示しているような悲観的で、陰湿な性格の本作屈指の鬱キャラ。普段は悲観的で大人しく、声も聞き取りにくいが、ストーリーモードの終盤で兄と対峙する時は人格変貌を起こし、魔王の妹の片鱗を見せるのは必見。後作でもふとしたきっかけで人格変貌を起こす。

  • 浅井長政 お市の夫で、信長の義弟。赤と白とヒーローチックな鎧に何かと思い込みと正義感が強く、義兄、信長を悪と見なして対立してしまう。しかし、正義の基準はちょっとおかしい面がある。史実だと朝倉に味方するが、朝倉は一切登場しない。メソメソするなと言って、お市の悲観的で陰気臭い言動に苛立ちつつも彼女を気にかけ、ちゃんと一緒にいるので、夫婦仲は悪くないことや大切にしていることは分かる。得意武器は槍ではなく、剣である。

  • 豊臣秀吉 三英傑の1人で、今作は一貫して豊臣秀吉の表記になっている。戦国無双と違って、羽柴にはならない。しかし、小柄な猿という史実とはかけ離れた姿をしており、浅井長政の孫に当たるのは間違いないが、秀吉からしたら息子?だった秀頼寄りでやたら大柄かつ、重装兵のような姿をしていて、猿というよりゴリラである。格闘術で戦うので、ますますゴリラである。前田慶次の外伝には若かりし頃の秀吉も登場する

  • 竹中半兵衛 銀髪のバツ印の紫の仮面を被った細身の男。頭脳明晰で、親友の秀吉の天下のためなら手段を選ばず、秀吉を妨害する人間を徹底的に嫌う。何かと咳き込む描写も多く、自分に時間が無いことを自覚して、生き急いでいる。史実でも本能寺の変の前に退場してしまい、早世しているので、強ち間違いでは無い。剣のような形状だが、鞭のように使える武器で戦国無双3の甲斐姫やFE風花雪月のベレトスのような特殊な剣を使う。

  • 徳川家康 三英傑の1人。黄金色の鎧を着ている少年で腹筋はバッキバキ。今作は槍を使っている。本多忠勝に依存しているという未熟な面があり、忠勝を連れていることで他の武将によく狙われている。史実のように人質になることも。

  • 本多忠勝 この時代どころか、令和でも作れないであろう姿の家康の側近のメカ。ファンからホンダムと呼ばれている。機械音がするだけで意思疎通は不可能なはずだが、家康だけは彼の心情を理解していて、お互いの信頼関係は抜群で家康が忠勝のことを代弁してくれることもある。三國無双の呂布と同じく、一回り強いので逃げることを推奨されることが多い。彼は確かに強くパワーファイターだが、重すぎて馬に乗ることが出来ないという欠点を持つ。家康曰く、忠勝が乗れる馬は存在しないとのこと。

  • 本願寺顕如 金をばら撒く恰幅のいい僧侶。筋肉もこよなく愛している。部下たちも筋肉ムキムキでガタイのいい男が好きなムサい男。当然ながら、僧侶と言っても従来の魔法使い系ではなく、武田信玄とコンパチなのでガチムチのパワーファイターである。

  • 毛利元就 オクラのような特徴的な兜を被った容姿端麗な青年。と言っても戦国BASARAで唯一、15世紀生まれで他の武将よりひと世代上なのに老人キャラでは無い。頭脳明晰で冷酷かつ、無慈悲。部下でさえ駒だとしか思っていない。天下を取ることは全く興味ない訳では無いが、基本的には安芸国(現在の広島県)と毛利家が安泰であればと保守的。アクションも弓兵を召喚する、自分の幻影を作るなど癖が強く、玄人向け。但し、そんな冷静沈着でクールな彼もザビーに触れてしまうと・・・

  • 長宗我部元親 四国を束ねる風雲児で海賊のような男。左目に眼帯をしている。毛利元就とは宿敵同士で、正反対の思考。部下を大切する男でアニキと慕われている。常にからくりメカを用意しているため、いつも金欠。しかし、ザビーに触れてしまった毛利の変貌ぶりに「おい、おい、嘘だろ?」と狼狽えるシーンは必見。

  • 宮本武蔵 木刀を二刀流で使う、あまり頭も良くない、よく悪態をつく少年。毛利元就とは逆で生年がわかってる中で1番年下で唯一、本能寺の変の後に生まれてるからなのか、かなり幼く描かれている。それ故なのか、超がつくほど大器晩成型でレベルが低いうちは低難易度ステージでも苦戦するが、成長率は爆発的に高いため、レベルを最後まで上げれば本多忠勝と並ぶほど強くなるので、辛抱強く育てること。

  • ザビー とある宣教師をモデルにした遙か異国から西日本にやってきた大柄な外国人。「愛ミナギル」が合言葉の謎の宗教、ザビー教の開祖で、怪しい独特な口調が特徴的で、部下もかなり怪しい人しかいない。武将たちに布教しようと目論む。特に西日本の武将は彼の手にかかってしまう。秀吉や信長軍の武将は嫌悪感を示し、いつきとは考えや価値観が全く異なることで敵対関係である。

  • 島津義弘 無双と同じく、猛々しい老人である。しかし、異なる点は九州弁を話すこと、ほぼ、上半身裸で大剣を振り回す。色々ぶっ飛んだ設定がある、個性派集団のBASARAキャラの中では武人肌のまともなキャラクター。

  • いつき 小柄な三つ編みのツインテールの少女で言葉の東北訛りが強い。アイスクライマーのような自分の身の丈くらいの大きな木槌を持つ。民兵のアイドル的な存在で民兵と共に戦う。モデルとなった歴史の人物も存在せず、戦国時代から江戸時代に頻発していた一揆から来ていると思われる。

敵キャラ

特有の顔はあるものの、プレイヤーとして操作はできない。

  • 松永久秀 剣と爆薬を持つ男。城のような色合いをしたコスチュームが特徴的でダンディな話し方をする。欲望に忠実な極悪人で、三好三人衆を率いて、日本を暗躍する。

  • 直江兼続 上杉軍にいて、無敵!といつも叫んでいるが、大抵は何発か叩けばあっさりやられる、無敵とは程遠い存在なので、雑兵扱いで上杉軍武将としかメッセージ画面では表記されない。まだ愛の兜はしていないので雑兵とそんなに変わらない。謙信やかすがにも存在は認知されてるかも分からない。

〇ゲームの流れ

無双と同じく、弱攻撃と強攻撃(固有技)を状況に応じて組み合わせて戦い、乱戦になったら必殺技のバサラ技で回避していくのが基本的な流れ。もちろん、名前持ちの敵や〜兵長など役職持ちの敵を優先的に倒すのも同じ。
 バサラ技発動中は無敵なので、初代戦国無双よりは使いやすくなっている。異なる点は強攻撃(固有技)を2つ装備し、△ボタンを追加入力するとアクションが変わったりする。レベルが上がると攻撃回数が増えたりする。
基本的には戦国無双より難易度は低めで、一般兵も突忍や飛忍など戦国無双で不評な兵士はおらず、普通の足軽が多い。
味方も操作武将とその武将と親しい武将しかおらず、親しい武将は操作武将の近くにいて、適当に攻撃してるだけで、余程のことがない限り死なないので、気にしなくて良く、無双のようにマップ全ての戦局を見渡して、ピンチの味方を救うことはないので、自分のことさえ考えてれば良い。
勝利条件も大抵総大将撃破で、いない場合はステージでの条件を満たすと出現する。
今作はグラフィックのクオリティが初期の64レベルでびっくりするくらい低く、アクションももっさりしているので、実感しにくいが、戦局を見ないでいいという面は戦国無双より簡単なので、無双初心者はこちらからやっても構わない。
スキルなども面倒なものもなく、固有技と防具、アイテムを装備するくらいなので、面倒な下準備もほとんどない。
一応屋内戦もあるが、屋外戦と同じ流れでダンジョンを駆け上がっていく形では無いので、遊びやすい。
さすがに高難易度は敵が好戦的になるので、一筋縄では行かないが、初代の戦国無双よりゲームバランスはまとも。

ストーリーモード

片倉小十郎、お市、浅井長政のみに存在し、各キャラごとに5章構成のストーリーとなっている。

外伝ストーリーモード

伊達政宗、真田幸村、前田慶次、長宗我部元親、風魔小太郎の5人のみあるモードで3章までという2では語られなかった、サイドストーリーという位置づけ。前田慶次は若かりし頃の秀吉が見られるので、必見。

天下統一モード

全ての武将で遊ぶことが出来る。クリアすると隠し衣装が入手出来る。2人プレイも可能でクリアすれば2人分のキャラの隠し衣装が入手できるので、協力者がいれば、二人でやった方が効率が良い。
但し、1Pキャラはクリアまで途中変更できず、変更したい場合は最初からになる。
後述の自由合戦より品質の良いアイテムや未入手のアイテムが入手しやすい。

自由合戦

三國無双のフリーモードで好きな武将でストーリーモードのステージを自由に気軽に遊べる。そのステージに関係なくてもプレイヤー1やもののふ1という名前表記ではなく、きちんと織田信長など武将名が表記される。

対戦モード

 2人専用でAIとは対戦できない。専用のミニゲームをクリアしていくしかし、グラフィッククオリティが低いので、対戦環境があるかは謎である。

作品の立ち位置

一応、パワーアップキッドだが、無双の猛将伝とは違い、本編を一々読み込んで遊ぶ必要は無く、本編が無くても一通り遊べるので、いちいち友達と遊ぶのに2も持っていく煩わしさはない。私これ単体しか持ってない。
2とゲームハードが同じであれば、コンバートができ、武将レベル、武器や防具、追加衣装、成長アイテム効果、キャラクター固有アイテムを引き継げる。

ここから先は

2,343字

¥ 200

この記事が参加している募集

スキしてみて

心に残ったゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?