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【塩だけが原因ではない】浮腫みのメカニズム

こんにちは☺︎
maimoです🍠

今回はサロンメンバーのミホさんから
お悩みとして挙げられた“浮腫み“について
浮腫む原因・メカニズムをご紹介致します!


これを読んだら
浮腫ませないために何をするべきなのか

しっかり理解できます!



浮腫みとは


まずは浮腫みの定義から。

皮下組織(皮膚の下部)に水がたまった状態

医学的には「浮腫(ふしゅ)」と言われます。



結論、体に過剰に水分が溜まっている状態のことなのですが

そもそも
みなさんご存知の通り、人の体の60%は水分でできています。


浮腫で水分が貯留するのは、
「間質(かんしつ)」です。

間質というのは細胞と細胞の間のすき間のことです。
間質の水分のことを間質液または組織液といい、
浮腫=間質液が増加した状態です。




浮腫みのメカニズム


その前に予備知識✍️


血漿膠質浸透圧(けっしょうこうしつしんとうあつ)


溶質(溶けているもの)は通さないけれど、
溶媒(溶かしているもの、水分子)は通す—そんな膜を半透膜といいます。

溶質の濃度が異なる溶液を、半透膜を隔てて隣り合わせに置くと、
水分子が濃度の低いほうから高いほうに移動し、同じ濃度になろうとします。

この「水を移動させる力」が、浸透圧です。




❶血管内圧の上昇


心臓が悪い人は、顔や手足に浮腫が出ることがあります。

心臓の収縮力が弱いと、
【心臓→動脈→毛細血管→静脈→心臓】という血液の流れがスムーズにいきません。



しかし、ここでは
心臓の疾患🫀がある方はいないので
ここに該当はしないと考えます。




❷低蛋白血症による血漿膠質浸透圧低下


実はタンパク質不足でも浮腫みは引き起こされます。
(もしくはタンパク質を摂っていても消化できない場合)

とある日の夜ご飯



先の予備知識でお伝えした【血漿膠質浸透圧
血漿中のタンパク質(主としてアルブミンというアミノ酸)の濃度に左右されます。

つまり

❶蛋白質の摂取量が減少 or タンパク質を消化できない  or 消費が多すぎる
❷血漿中のアルブミンが減少
❸間質から血液に水を移動させる力が弱まる

❹間質に水分が溜まってしまう

こちらが理由で浮腫みが起きている方、
近年増えています


タンパク質の分解に関わる腎臓の疾患も
こちらに該当しやすいです。
(腎不全・ネフローゼ症候群)


❸ナトリウムの貯留


浮腫みの原因として
みなさんが一番に思いつくのがこちらになります。

ナトリウム、つまり塩のことです。

人間の体には体内の塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。


塩分をたくさん摂取すると
体の塩分濃度を薄めようと体内に水分を溜め込みます。


ただし、
こちらの記事をご覧くださっている方は

運動量があり、
定期的に体を動かしている方がほとんどです。


特にウエイトトレーニングにおいては
ナトリウムないし、電解質の浪費が激しく

減塩しすぎることは筋分解につながる恐れがあります。


以前UPしている塩分についての記事を
参照してくださると、より理解が深まりますが

塩分は控えすぎることによりデメリットも存在します。

上記の記事に紹介している具体的な塩分量を
まずは過不足なく摂っていくこと
が大切だと考えます。




❹リンパ管障害


リンパは、必要に応じて細胞組織から産生されます。

不要になった老廃物や蛋白成分・ウイルスなど病原体を回収しながら、
集合リンパ管(リンパ管)を通して
心臓へ送る下水道の様な役目をする液体のことです。



このように全身に分布していますが
リンパ管には、血管の静脈のような““(逆流を防ぐもの)がないため

特に心臓よりも下にある“足“が浮腫みやすくなります。


【一周する時間】
・血液は40秒
・リンパは8~12時間

血液よりも循環に時間がかかる上に
弁がないリンパは滞らせないようにすることが大切です。




具体的な解消方法


今回、❶血管内圧、つまり心臓の疾患については
専門分野ではないので❷〜❹のアプローチをご紹介します。



タンパク質の消化ができているか?


ここではタンパク質の摂取量が少ない方は
ほとんどいらっしゃらないかと思います。


具体的な量はこちらをご覧になり、
適正量を確認してください。



適正量取れているのに
タンパク質不足
である方が、意外にも多いのです。


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