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どんぶらこっこと日々は流れる。

散歩帰りにスタバに寄ってランチ。最近はクラブハウスサンドをたまに食べる。
しっかり朝ごはんを食べた日や前日食べすぎた日は、このくらいの量がちょうど良い。サンドウィッチ一個あたり、タンパク質17,8gもあるのも嬉しい。全粒粉入りパンだし。
もちろん味も美味しい。さっぱりしていてコーヒーに合う。

隣の席におしゃれな女性が座った。ちらっと見ると、黒のキャップに黒いデニム、アシックスのカラフルなスニーカーがとても魅力的。アイラインをしっかり引いた素敵な二十代らしき女性だった。
オペラと名のついた期間限定の飲み物を置いて写真を撮っている。
テーブルの上に文庫本を置いた。
なんの本だろう、と気になってチラリとまた見ると(盗み見失礼しました)、
タイトルに釘付けに。

「メンヘラの精神構造」と書かれている。

気になる!
思わず目を見開いてしまった。

自分がメンヘラなのか?それとも他人なのか?
そもそもどちらでもなく大学の課題図書か何かか???

想像が巡りぐるぐるするがもちろん答えは出ない。
そこがまた面白い。

生活の中で、他人の読んでいる本に出会うことがある。
電車の中、スタバに来た時、本屋さん、など。
わたしは小説やエッセイを読むことがほとんどだが、参考書やビジネス本、ノンフィクションものや自己啓発本など本にはたくさん種類がある。

他人の本が目に入ること。
それは、話すことのない、二度と会わないかもしれない、他人の頭の中や生活の一部を見た気がするのだ。
とても面白い。

そんなわたしがスタバで読んでいるのは、桐野夏生「東京島」。
主人公清子の身勝手さ、逞しさ、短絡的な思考が恐ろしい。
東京島で住む人間たちとの生活が危なっかしくってハラハラする。
桐野夏生にハズレなし、と思う。
桐野夏生作品は、ドロドロ系と面白系に分かれるが、次は「魂萌え!」のような面白系が読みたいな。

最近のこと。
料理が楽しい。
凝ったものは作らないけれど、タサン志麻さんや栗原はるみさんのレシピを検索して作るのが楽しい。
スパイスをたくさん使ってみたり、丁寧に煮込んでみたり。
先日は栗原はるみさんレシピのドライカレーを作った。ローズマリーやコリアンダー、ローリエにバジルを入れたドライカレー。美味しく新鮮な味を作れたことに一人興奮し、ひとりランチが楽しかった。
ラーパーツァイというごま油と花椒が効いた白菜のサラダも美味しかった。
ラーパーツァイは、パンチの効いた、白菜の甘酢漬けサラダのようなもの。
バナナを魚焼きグリルで焼いて、シナモンを振りかけるだけのおやつも作ってみたいと思っている。
タサン志麻さんの長ネギグラタンも気になっている。

どんぶらこっこ、どんぶらこっこ、と日々が流れている。
運動して、散歩して、掃除して、本を読んで、コーヒーを飲み、映画を観る。
たまに美術館に出かけ、美容室に出かけ、眉毛のサロンに行き、買い物をする。
夫のお弁当を作り、毎日のご飯を作り、モーニングを食べに出かけ、時折喫茶店でランチする。
そして通院する。

来月あたまには、また定期的な大腸のCT検査だ。
再発していないかドキドキだ。
気に病んでも気に病まなくても、再発する時はする。
気に病んでも仕方ない。
気に病むなと言っても、そりゃあ気になるよ。
だけど、気に病んでも気に病まなくても、検査の日が来るならば
ニコニコ楽しく穏やかに過ごしたい。
やりたいこと食べたいもの読みたい本観たい映画欲しいものはたくさんある。
世の中には、面白いものがたくさんある。それを楽しみたいし、触れたい。

心の健康は、今はとても良い感じ。

日々を楽しむためのお金も欲しくなってきた。
それは大切なこと。
焦らずに、でも計画的に、通院しながら見極めていくぞ。
待ってろよ、世の中の面白いことたち。
今日はそんな良い気分です。

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